イージーファクターファクタリングサービス

スーパー・コンビニといった小売業を営む会社のオーナーはその業態ゆえに資金不足のピンチに直面することがあります。

資金が必要なときに助けになるのがファクタリングです。しかし、スーパー・コンビニのオーナーの中にはファクタリングを使ったことがないという方がいらっしゃいます。

そこでこの記事ではスーパー・コンビニのオーナー向けにファクタリングの仕組みを解説し、ファクタリングが資金繰りの悩みを解決できる理由、スーパー・コンビニのオーナーが利用できるファクタリングサービスを紹介します。

ファクタリングは売掛債権売却による資金調達

ファクタリングは会社が保有する入金期日前の売掛債権をファクタリング事業者に売却し、利用者はファクタリング事業者から買取代金を受け取ることで、売掛債権を入金期日より前に現金化できるというサービスです。

スーパー・コンビニのオーナーでも商品の販売先に法人企業があれば、掛取引で商品を販売することがあるでしょう。

そうしたケースでは必ず売掛債権が存在するので、それをファクタリング事業者に売却すれば、売掛金の入金期日より前に資金調達ができます。売掛金の入金が早まれば手元にある資金に余裕が生まれるので、資金繰りの悩みが改善されるわけです。

コンビニエンスストアの定義

本記事におけるコンビニ（コンビニエンスストア）とは、経済産業省の商業統計におけるコンビニエンスストアの定義と同じです。

その定義によると、コンビニエンスストアとは飲食料品を扱い、売り場面積３０平方メートル以上２５０平方メートル未満、営業時間が1日で14 時間以上のセルフサービス販売店のことです。

したがって、この記事におけるコンビニは、コンビニエンスストアチェーンに加盟せずオーナーが個人で定義に該当する小売業を営んでいるところを含みます。

スーパー・コンビニオーナーが持つ資金繰りの悩み

スーパー・コンビニのオーナーが資金繰りに悩む原因としては次のものが挙げられます。

 繁忙期に向けた仕入れや販売員の増員
 過剰在庫
 クレジットカード債権の増加

繁忙期に向けた仕入れや販売員の増員

季節商品を扱うスーパーやコンビニなどの小売店では、繁忙期に備えるための資金が必要です。

たとえば、冬が到来する前に冬向けの商品を大量に商品を仕入れて在庫を確保しなければなりません。そのためには仕入れ費用の確保が必要です。

店舗によっては繁忙期にお客様が増えることを見越して従業員やアルバイトを増員する必要があります。これには、求人広告を出すための費用や人件費が必要です。

スーパーやコンビニのオーナーは繁忙期への対応のために資金を確保する必要があり、それが資金繰りの悩みの原因となります。

過剰在庫

過剰在庫は資金繰りの悩みの原因の１つです。

過剰在庫を抱えると、在庫の維持管理費が増加します。

過剰在庫は商品を仕入れたものの販売先がないという状態ですから、仕入れ代金の回収が遅くなることを意味します。

仕入れ代金が回収できなければ、次の仕入れに回すお金や他の支払いに充てるお金が足らなくなります。

クレジットカード債権の増加

クレジットカード決済の増加もスーパー・コンビニのオーナーが資金不足の悩みを持つ原因の１つになります。

カード決済の入金は、一般的に次の回収サイトでおこなわれます。

 利用者のカード決済日と同月に売上確定し翌月末入金
 利用者のカード決済日の翌月に売上確定し翌々月末入金

2つ目の回収サイトでは、月初めにカード決済されたものは、翌月末に売上確定され、入金は翌々月末です。商品を販売から代金の入金まで約3ヶ月待たなければなりません。

現金決済であればその場で売上代金が回収できます。しかし、カード決済は入金を2～3ヶ月待つので、入金を待っている間に、支払いがたくさんあれば、支払いに充てる資金が不足するという事態が起こります。

スーパー・コンビニのオーナーが利用できるファクタリングサービス

スーパー・コンビニを経営するオーナーが利用できるファクタリングサービスには次のものがあります。

 買取型ファクタリング
 在庫ファクタリング
 クレジットカード債権ファクタリング

それぞれのファクタリングサービスについてサービススキームを紹介します。

買取型ファクタリング

スーパー・コンビニの得意先に法人企業があり大口取引を定期的におこなっているなら、売掛債権があることでしょう。

買取型ファクタリングは、売掛債権をファクタリング事業者に買取してもらい、その買取代金を受け取って売掛債権を現金化するサービスです。

買取型ファクタリングで買取対象となる売掛債権は、小切手や約束手形のように紙の証書がありません。請求書が売掛債権の存在・金額・入金日を証明する証拠になります。しかし、請求書は偽造できるものなので、基本的にファクタリング事業者は請求書だけで売掛債権の買取をすることはありません。

利用者は請求書に加えて、売掛先との取引基本契約書、注文書、売掛金の入金履歴が記載されている通帳のコピーなどを提出して、売掛債権が確かに存在し、金額や入金日に間違いがないことを証明して審査してもらいます。

買取型ファクタリングの審査では売掛先の支払能力が重要なポイントです。したがって、売掛先がこれまで売掛金をきちんと支払っているなら審査に落ちることはほぼないといえます。

スーパー・コンビニのオーナーで資金繰りの悩みがあり、かつ売掛債権を保有しているのであれば買取型フファクタリングで資金調達してください。

在庫ファクタリング

スーパー・コンビニを経営するオーナーが利用できる別のファクタリングサービスは在庫ファクタリングです。

スーパーやコンビニのオーナーの中には過剰在庫の処分に悩んでいる方がいらっしゃいますが、在庫ファクタリングを利用すれば過剰在庫を売却して現金化することができます。さらに、過剰在庫の保管にまつわる業務やコストをカットすることが可能です。

申込から入金までのおおまかな流れは次の通りです。

 在庫ファクタリング取扱事業者に申込
 事業者による在庫商品の数・価格を確認し査定
 査定結果に基づく買取額の決定
 買取額に合意すれば在庫商品を事業者へ売却
 事業者から買取代金を受け取る

在庫ファクタリング取扱事業者は買取した商品を販売する独自ルートを持っているので、在庫商品の買取ができます。

在庫ファクタリングの利用効果は次の通りです。

 現金化
 節税
 在庫管理にまつわる業務やコストのカット

過剰在庫があれば、在庫ファクタリングにより現金化できます。

売れ残り商品の在庫は会社の資産として扱われるので法人税などの課税対象です。在庫ファクタリングで過剰在庫を現金化すれば節税になります。

さらに、過剰在庫は保管場所、管理業務、コストが発生するのが問題です。在庫ファクタリングで過剰在庫を一掃すれば維持管理にまつわる業務とコストがカットできます。

クレジットカード債権ファクタリング

スーパー・コンビニのオーナーが利用できる別のファクタリングサービスはクレジットカード債権ファクタリングです。カード決済導入済みのスーパーやコンビニであればクレジットカード債権ファクタリングが利用できます。

クレジットカード債権は、カード会社から売上を現金で受け取る権利です。したがって、売掛債権の1種類とみなせます。

買取型ファクタリングと同様に、クレジットカード債権ファクタリングを使えば、カード会社からの売上金入金より前に、売上金を受け取ることが可能です。

お客様のほとんどがカード決済、スーパー・コンビニでの店頭販売以外にECサイトでの売上がかなりあるという場合、クレジットカード債権ファクタリングを使えば資金繰りの悩みが解消できるでしょう。

クレジットカード債権ファクタリングを利用する際の注意事項

スーパーやコンビニのオーナーでも大半のお客様がカード決済を利用しているなら、クレジットカード債権ファクタリングで資金調達できます。

しかし、クジレットカード債権ファクタリングの利用を検討する際は、2回手数料を支払う点に注意してください。手数料は以下の通りです。

 スーパー・コンビニがカード決済の売上受取のためカード会社に支払う決済手数料
 クレジットカード債権ファクタリングを利用するためスーパー・コンビニがファクタリング事業者に支払う手数料

カード会社に支払う決済手数料の相場は、決済代金のおよそ3%～10％です。ファクタリングの手数料の相場は2社間方式の契約で買取金額の8%～18％、3社間方式なら2％～9％が相場になります。

したがって、クレジットカード債権ファクタリングは、カード会社による通常の売上入金よりも早く売上金が手に入りますが、その金額は実際の売上よりも少ないという点に注意してください。

フランチャイズに加盟しているコンビニオーナーはつなぎ資金調達の心配は不要！？

ファミリーマート・セブンイレブン・ローソンなどのコンビニフランチャイズに加盟しているコンビニのオーナーは基本的につなぎ資金調達の心配はいりません。

ファクタリングはつなぎ資金を調達するための方法ですが、フランチャイズに加盟しているコンビニのオーナーはファクタリング以外の方法でつなぎ資金を調達できるからです。

その方法がオープンアカウント制度です。オープンアカウント制度 により、フランチャイズ本部と加盟店との間に生じる各種債権債務を継続的に相殺処理することができます。

加盟店は日々の売上を本部に送金し，本部はそこから支払を代行した商品の仕入代金，水道光熱費，ロイヤルティ等を差し引き、つなぎ資金が不足する場合は、資金を自動的に融資してくれます。

オープンアカウント制度が利用できるフランチャイズ加盟のコンビニオーナーは、基本的に本部が資金を融資してくれるので、つなぎ資金調達の心配がいりません。

スーパー・コンビニのオーナーが利用できるファクタリングサービスについてのまとめ

スーパー・コンビニを経営するオーナーは繁忙期に備えて商品を大量に仕入れて従業員を確保する、過剰在庫を抱える、クレジットカード債権が増えるといったことが原因となり資金不足に悩むことがあります。

売掛債権があれば買取型ファクタリングで資金調達ができます。スーパーで売れ残った過剰在庫があれば在庫ファクタリングで在庫を現金化できるでしょう。

さらに、クレジットカード債権ファクタリングで資金調達することも検討できます。

スーパー・コンビニなどの小売業を営むオーナーで資金不足の悩みがあれば、ファクタリングでの資金調達をぜひ検討してください。