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ファクタリングの活用で助成金が受給しやすくなる?ファクタリングと助成金の違いやメリット・デメリットを解説

資金調達方法として、ファクタリングが注目されています。金融庁からも推奨されている資金調達方法であるものの、融資ほど広く使用されていないため、メリットやデメリットを知りたい方もいらっしゃるでしょう。また、返済の必要ない資金調達方法として助成金もあげられますが、どのように違うのか気になるところです。ファクタリングを活用することで、助成金を受給しやすくなるという話も耳にします。本記事では、ファクタリングと助成金の違いや、メリット・デメリットについて詳しく解説します。

ファクタリングと助成金の概要

ファクタリングと助成金の概要や違いについて解説しましょう。

ファクタリングとは?

ファクタリングとは、売掛債権をファクタリング業者に譲渡して、現金化する資金調達方法です。3社間・2社間という2つの契約方法があり、状況に合わせて適切な契約方法が選べます。利用者が保有する複数の売掛債権の中から、譲渡する債権を選択できるのが特徴です。

売掛金を全額現金化できるわけではなく、売掛債権の信用度や業者との関係性によって、掛け目や手数料が変わります。また、スピーディーな資金調達が特徴で、最短即日に入金されます。

助成金とは?

助成金とは、国や地方自治体などの公的機関が、特定の事業や活動を支援するために支給します。返済する義務はなく、受給条件を満たせば、ほとんどの場合受給可能です。助成金は、法令に違反していると受けられないため、受給することでクリーンなイメージを獲得できます。

また、助成金は補助金と混同されてしまいがちですが、取扱機関が異なります。助成金は主に厚生労働省の管轄であり、補助金の管轄は経済産業省や自治体です。補助金の審査は助成金よりも厳しい傾向があり、受給要件を満たしていても受けられないケースもあります。

ファクタリングと助成金の違いとは?

ファクタリングと助成金は、どちらも企業の資金調達方法ですが、目的や仕組みに違いがあります。ファクタリングと助成金の違いは、次の通りです。

●資金の性質
●返済義務
●利用目的
●申請方法
●資金調達のスピード

では、それぞれについて詳しく見てみましょう。

資金の性質

ファクタリングと助成金は、資金の性質が異なります。ファクタリングは、企業が保有する売掛債権を業者へ譲渡し、早期現金化する資金調達方法です。企業が保有する資産(売掛債権)を売却し、資金を得るという方法になります。助成金は、特定の目的のために、国や地方自治体から支給される資金です。

返済義務

ファクタリングと助成金は、どちらも返済義務はありません。しかし、ファクタリングに返済義務はないものの、売掛金から手数料の差し引かれた金額が支払われます。手数料は契約形態や売掛金の信用度によって変動しますが、売掛金の2%~20%が相場です。助成金は、手数料も差し引かれず、完全に返済不要の資金です。

利用目的

ファクタリングと助成金は、利用目的が異なります。ファクタリングの主な目的は、資金繰りを改善することです。売掛金の支払い期日までに資金が必要な場合、回収費を待たずに売掛債権を早期現金化して、支払いに充てたり、資材を購入したりするために用いられます。助成金の目的は、社会的・経済的な目標を達成するための支援です。特定の事業やプロジェクトを行うために用いられます。

申請方法

ファクタリングと助成金は、申請方法が異なります。ファクタリングは、利用者がファクタリング業者に申し込み、契約します。ファクタリングの申請は比較的簡単で、オンラインで完結することも可能です。助成金は、公的機関に申請します。ただし、申請する前に助成金の趣旨に合う実施計画を策定したり、計画書を提出して実施したりなど、プロセスを踏まなければなりません。

資金調達のスピード

ファクタリングと助成金は、資金調達のスピードが異なります。ファクタリングは、最短即日の資金調達が可能です。助成金は審査に時間のかかることが多く、申請から支給までに1年以上かかるケースもあります。

ファクタリングのメリット

ファクタリングのメリットは、次の通りです。

●自社の業績が悪くても利用可能
●資金調達までに時間がかからない
●売掛先企業の倒産リスクの回避

では、それぞれのメリットについて詳しく見てみましょう。

自社の業績が悪くても利用可能

ファクタリングのメリットは、自社の業績が悪くても利用可能なことです。売掛債権を売却して早期現金化する方法であるため、利用者の信用力よりも売掛先の信用力が重視されます。そのため、売掛先の信用力さえ高ければ、利用者の経営状態が悪かったり、ブラックリスト入りしていたりしても利用できる可能性があります。

資金調達までに時間がかからない

ファクタリングのメリットは、資金調達までに時間がかからないことです。通常、融資を利用する場合は申込から資金調達まで、1か月以上かかります。助成金においても、申請から支払いまで1年ほどかかる場合もあります。ファクタリングは最短即日、通常3日~1週間ほどでの資金調達が可能です。そう急に資金調達が必要な際に、向いている方法です。

売掛先企業の倒産リスクの回避

ファクタリングのメリットは、売掛先企業の倒産リスクが回避できることです。ファクタリングでは、原則として償還請求権なしでの契約となるため、売掛金回収不能の場合に弁済義務はありません。売掛債権を譲渡する際に、売掛金未回収のリスクも業者へ譲渡されるため、契約後に売掛先が倒産しても影響を受けないのです。

ただし、償還請求権付の契約をしている場合、弁済責任が生じます。契約する際は、償還請求権なしであるか、内容をしっかり確認しましょう。

助成金のメリット

助成金のメリットは、次の通りです。

●雑収入としての収益が得られる
●社会的な信用が得られる

では、それぞれのメリットについて詳しく解説しましょう。

雑収入としての収益が得られる

助成金のメリットは、雑収入としての収益が得られることです。助成金は受給要件を満たし、計画案を立てて実施・達成すれば、必ず支給されます。支給された助成金は、使い道を定められていないため、人材雇用や運転資金など、自由に活用できます。

助成金を獲得するには、自社の経営方針や活動に合う助成金を選ぶことが大切です。また、助成金は本業とはかかわりのない収入となるため、経理上は雑収入という扱いになります。

社会的な信用が得られる

助成金のメリットは、社会的な信用が得られることです。助成金の受給要件は、次の通りです。

●雇用保険適用事業所の事業主である
●支給のための審査に協力すること
●申請期間内に申請を行うこと

助成金は雇用保険を財源としているため、雇用保険適用事業所の事業主であることが必須です。また、場合によっては、管轄労働局などの実地調査に応じる必要があります。このような要件を満たし、需給を受けられた企業は、国の審査に通った信頼できる企業とみなされます。

ただし、故意でなくても偽りの内容で申請し、助成金を受けた場合は不正受給となるので注意が必要です。会社名も公表され、社会的な信用を失ってしまいます。

ファクタリングのデメリット

ファクタリングのデメリットは、次の通りです。

●手数料
●資金繰りの悪化を懸念される可能性
●売掛先の業績次第で資金調達できないことも

では、それぞれのデメリットについて見てみましょう。

手数料

ファクタリングのデメリットは、手数料がかかることです。ファクタリングの手数料は、銀行融資よりも高い傾向があります。銀行融資の利息は、利息制限法によって限度が定められているため、20%までで抑えられています。

ファクタリングは利息制限法の適用外であるため、手数料は業者が自由に設定できるのです。手数料の相場は2%~20%ほどですが、30%ほどに設定している業者もあります。

資金繰りの悪化を懸念される可能性

ファクタリングのデメリットは、資金繰りの悪化を懸念される可能性があることです。3社間でファクタリング契約する場合、利用者と業者だけでなく、売掛先の同意も必要になります。売掛先に、ファクタリングが必要なほど資金繰りに困っていると、勘繰られるかもしれません。経営が危ういとみなされ、今後の取引に影響するリスクがあります。売掛先に知られたくない場合は、2社間での契約を選択しましょう。

売掛先の業績次第で資金調達できないことも

ファクタリングのデメリットは、売掛先の業績によっては資金調達ができないことです。ファクタリングでは利用者の業績が悪くても利用できるというメリットはあるものの、売掛先の業績が悪いと審査に通りません。どれだけ利用者の業績が良くても、売掛先の信用度が低いと、利用できないのです。ファクタリングでは、業績が良い売掛先の債権を使用するのが良いでしょう。

助成金のデメリット

助成金のデメリットは、次の通りです。

●申請に手間がかかる
●受給のための取り組みで負担が増える
●受給まで時間がかかる

では、それぞれのデメリットについて詳しく解説しましょう。

申請に手間がかかる

助成金のデメリットは、申請に手間がかかることです。助成金を申請するには、労働局から審査を受けたり、書類を作成したりなど、申請までにやらなければならないことがたくさんあります。初めて申請する場合は、書類に不備があったり、条件を満たしていなかったりする可能性もあります。このような準備を行っても、審査に通らなければすべての時間が無駄になってしまうのです。

受給のための取り組みで負担が増える

助成金のデメリットは、受給のための取り組みで負担が増えることです。助成金を受けるには、事業計画を立て、それを実施する必要があります。事業計画を実施するには、業務負担が増えるほか、費用も必要になります。また、企業の経営方針に合わない計画を実施した場合、社内にひずみが生じてしまうでしょう。

受給まで時間がかかる

助成金のデメリットは、受給まで時間がかかることです。助成金は、ファクタリングのように申請してすぐに資金調達できるものではありません。申請してから半年~1年ほどして、支給されるのが一般的です。不正受給を防ぐために、審査が行われるため、どうしても受給までに時間を要してしまいます。助成金は後払いとなるため、事業計画・実施に抱える費用は自社で賄う必要があります。

ファクタリングの活用で助成金が受給しやすくなる?

ファクタリングの活用で、助成金が受給しやすくという話を耳にすることがあります。ファクタリングの活用が助成金の受給に与える影響は、次の通りです。

●自己資金の確保に役立つ
●税金の滞納などを解消できる

では、それぞれについて詳しく見てみましょう。

自己資金の確保に役立つ

ファクタリンを利用することで、助成金を受給するまでの自己資金を確保できます。助成金は、申請してから受給するまでに半年以上かかるのが一般的です。助成金を受けるために行わねばならない事業計画の実施は、自己資金で行わねばなりません。ファクタリングを活用して資金を調達すると、事業計画実施のための自己資金を確保できるでしょう。

税金の滞納などを解消できる

ファクタリングを活用することで、税金の滞納などを解消できます。税金を滞納していると、助成金受給の審査に落ちる可能性が高くなるため、申請までに解消する必要があります。ファクタリングは利用者が税金を滞納するなど、信用力が低くても利用することが可能です。そのため、ファクタリングで資金調達をして税金の滞納を解消した後で、助成金の受給申請をして受給の可能性を上げられます。

ファクタリングと助成金についてのまとめ

ファクタリングと助成金は、どちらも返済不要な資金調達方法です。しかし、資金の質はまったく異なります。ファクタリングは、企業の資産である売掛債権を譲渡して現金化し、助成金は国や自治体から支給される資金です。また、ファクタリングは最短即日で資金調達できるものの、助成金は支給までに半年から1年ほどかかります。性質の異なる資金調達方法であるため、うまく組み合わせて活用すると良いでしょう。