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ファクタリングとサービサーの違いとは?それぞれの事業内容や目的について解説

債権を伴う取引にはファクタリングとサービサーがあります。
しかし、ファクタリングとサービサーの違いについて理解している事業者はあまりいないでしょう。

そこで、この記事ではファクタリングとサービサーの違いについて解説してきます。
ファクタリングとサービサーの事業内容や目的についても説明していくので、ぜひ参考にしてください。

ファクタリングとは

まずはファクタリングについて解説していきます。
ファクタリングの利用者や目的などについての理解を深めていきましょう。

1. ファクタリング会社の事業内容
2. ファクタリングの利用者
3. ファクタリングを利用する目的
4. ファクタリングの手数料

1.ファクタリング会社の事業内容

ファクタリング会社は売掛債権を買い取り現金化するサービスです。

ファクタリングを利用する際は手数料がかかりますが、最短即日での現金化が可能です。
支払期日を待たずに現金を用意できるため、早急な資金繰りの改善が期待できます。

2.ファクタリングの利用者

ファクタリングの利用者は、売掛債権を保有している中小企業や個人事業主です。
利用するファクタリングサービスによっては法人のみとしている場合もありますが、近年では個人事業主に特化したファクタリングサービスも増えてきました。

利用者を確認してからファクタリングサービスを選択するとよいでしょう。

3.ファクタリングを利用する目的

ファクタリングを利用する目的は資金調達があげられます。
ファクタリングは支払期日前の売掛債権を素早く現金化できる点がメリットです。
そのため、金融機関の融資を待つ時間がない多くの事業者に利用されています。

また、売掛債権の未回収リスクを軽減する目的で利用するケースも多いです。
支払期日が長く設定されている場合、売掛金が入金する前に売掛先が倒産してしまうと、多大な損失を被る可能性があります。
ファクタリングでは原則として償還請求権がありません。
売掛金の未回収リスクはファクタリング会社が負うため、いざというときの備えとなるのです。

4.ファクタリングの手数料

ファクタリングの手数料の目安はこちらです。

・2社間ファクタリング:10%から20%
・3社間ファクタリング:2%から10%

2社間ファクタリングはファクタリングの利用者とファクタリング会社で契約を結ぶ仕組みです。
2社間ファクタリングでは売掛先から売掛金が振り込まれたのち、ファクタリングの利用者がファクタリング会社に支払いをおこないます。
ただファクタリングの利用者が売掛金を支払わなければ、ファクタリング会社は損失を被るのでリスクの高い取引となります。
リスクの高さから、2社間ファクタリングの手数料は高めに設定されるケースが多いです。

一方の3社間ファクタリングはファクタリングの利用者とファクタリング会社、売掛先で契約を結びます。
売掛金は売掛先がファクタリング会社に直接支払う流れとなるため、リスクが低い特徴があります。
そのため、3社間ファクタリングは2社間ファクタリングよりも手数料を抑えられるのです。

サービサーとは

サービサーとは債権回収会社のことです。

従来は弁護士のみが債権の回収ができました。
しかし、1998年に「債権管理回収業に関する特別措置法」(サービサー法)が公布されたことで、弁護士以外も債権を回収できることとなりました。

ここからは、サービサーの事業内容や利用者などについて解説していきます。

1. サービサーの事業内容
2. サービサーの利用者
3. サービサーを利用する目的
4. サービサーの手数料

1.サービサーの事業内容

サービサーの事業内容は不良債権の請求や回収です。
金融関係企業の代わりにサービサーが不良債権の請求や回収をおこないます。

2.サービサーの利用者

サービサーを利用するのは金融機関や消費者金融などの金融関係企業です。
一般企業も利用対象とされていますが、利用者を金融関係企業に限定するケースが多いです。

原則的に個人でサービサーの利用はできません。

3.サービサーを利用する目的

サービサーは回収不能となっている不良債権を処理したいときに利用します。
支払期日を過ぎている不良債権を回収する業務を依頼することで、本業に注力できます。

4.サービサーの手数料

サービサーの手数料は97%から98%とされています。
債権の額面のほとんどを手数料として支払うこととなります。

サービサーが回収するのは回収困難な不良債権です。
不良債権を適切に処理してもらうために高額な手数料がかかると考えれば、イメージが湧きやすいでしょう。

ファクタリングとサービサーの4つの違い

ファクタリングとサービサーの特徴を解説しました。
それでは、ファクタリングとサービサーにはどのような違いがあるのでしょうか。
それぞれの違いについて、下記の4つの項目に分けて解説していきます。

1. 運営者
2. 対象となる債権
3. 手数料
4. 利用者

1.運営者

ファクタリングをおこなっているのはファクタリング会社です。
ファクタリング会社は売掛債権を現金化するサービスなので、貸金業に該当しません。
また、現時点ではファクタリングを規制する法律がないのが現状です。
近年では便利な資金調達方法としてファクタリングの注目度は高まっており、ファクタリング会社も増加傾向にあります。

ただし、ファクタリングの利用者を騙して高額な手数料を請求する悪徳業者が存在します。
条件のよさだけに注目するのではなく、ファクタリング会社の実績や口コミなども確認するようにしましょう。

一方でサービサーを運営しているのは法務大臣の許可を得た民間企業です。
サービサーとして事業をおこなうには資本金が5億円以上の株式会社であること、取締役に弁護士が1名以上必要といった条件があります。
サービサーとして開業するハードルは高いといえるでしょう。

2.対象となる債権

ファクタリングで買取対象となる債権は、支払期日が到来していない売掛債権です。

サービサーが取り扱うのは法律で定められた特定金融債権で、支払期日が過ぎている不良債権に限られます。
サービサーが取り扱う債権の種類はこちらです。

・金融機関や貸金業者が有する貸付債権
・リース・クレジット債権
・資産の流動化に関する金銭債権
・ファクタリング業者が有する金銭債権
・法的倒産手続中の者が有する金銭債権
・保証会社や金融機関が有する債権
・その他政令で定める特定金銭債権

3.手数料

ファクタリングの手数料は2%から20%程度です。
サービサーの手数料は97%から98%程度とされています。

手数料を比較すると、大きな開きがあることが分かります。
ただし、それぞれのサービスは利用する目的が異なる点に注意してください。

4.利用者

ファクタリングの利用者は中小企業や個人事業主です。
金融機関から融資が受けられなくても、ファクタリングなら利用できる可能性が高いです。

サービサーの利用者は銀行や消費者金融、カード会社などの金融関係企業です。

ファクタリングとサービサーの違いに関するまとめ

ファクタリングとサービサーは債権を伴う取引であることは一致しています。
しかし、事業内容や利用者などには大きな違いがあります。

ファクタリングはファクタリング会社が売掛債権を買い取り、支払期日前に現金化するサービスのことです。
中小企業や個人事業主が利用対象者で、手数料は2%から20%程度かかります。

サービサーを運営しているのは法務大臣の許可を得た民間企業で、不良債権を処理するサービスを提供しています。
金融関係企業が利用し、手数料の相場は97%から98%程度です。

ファクタリングとサービサーの違いを理解して、自社に適した場面で利用してみてはいかがでしょうか。