イージーファクターファクタリングサービス

ファクタリングでの資金調達が不足している場合、追加契約するか、新しい会社と契約するか検討が必要です。
一般的に、追加契約は悪いイメージがあることから、躊躇してしまう利用者が多く見られます。
ただ、ファクタリングにおいて追加契約が悪いとは限らないため、ファクタリングの利用者が理解すべき、追加契約について解説します。

ファクタリングにおける追加契約とは

追加契約は様々な状況で利用されるキーワードで、意味合いも異なってきます。
今回は、ファクタリングにおける追加契約とは何か理解していきましょう。

追加で資金調達する方法

ファクタリングは、同じ売掛債権を何度も譲渡することができません。
契約した段階で、売掛債権の所有者はファクタリング会社に変わるため、それ以降は自由に使えないのです。
ファクタリングした売掛債権を譲渡する行為は、詐欺罪などに問われてしまいます。
そのため、追加での資金調達が必要な場合は、別の売掛債権をファクタリングしなければなりません。
この時、譲渡先の選択肢としては「今までと同じファクタリング会社」と「今までとは違うファクタリング会社」の両方が考えられます。
これらのうち、今までと同じファクタリング会社に、別の売掛債権を買い取ってもらう行為を、追加契約と呼ぶのです。

融資の追加契約との違い

追加契約は、ファクタリングだけではなく融資の世界でも利用されることがあります。
ただ、これらは意味合いが大きく異なるため注意しましょう。
そもそも、融資の世界は目的を定め、それを達成するための金額を提供してもらうものです。
そのため、追加契約が必要となっている状況は、目的が変化していると考えられます。
必ずしも悪いとは言い切れませんが、内容によっては金融機関に悪い印象を与えるでしょう。
これが、追加契約は悪いものであるとの印象を与える原因になっています。
それに対して、ファクタリングはあくまでも、売掛債権を早期に現金化するだけです。
利用者は、何かしらの目的があるはずですが、基本的にその内容は問われません。
極端に表現すると、ファクタリング会社は追加で資金を必要とする理由を考慮しないのです。
そのように考えると、ファクタリングの追加契約は、融資の追加契約と大きく異なります。
意味合いが異なることで、持つべきイメージも変化するため、正しい認識を持ちましょう。

ファクタリングで追加契約を続けるメリット

解説したように、ファクタリングにおける追加契約は悪いものではありません。
必要に応じて、別の売掛債権を利用して、資金調達すると良いでしょう。
この方法のメリットについて解説します。

ファクタリング会社との関係性が築かれる

同じファクタリング会社を何度も利用することで、信頼関係が築かれます。
ファクタリングでは「利用者が支払いしてくれるか」という部分が非常に重要です。
支払いしてくれない場合、ファクタリング会社は損失や手間を被ってしまいます。
しかし、追加契約してくれるほど何度も利用しているならば、ファクタリング会社は利用者を信頼してくれるのです。
結果、審査に通過しやすくなるなど、いくつものメリットを生み出します。

手数料が下がる場合がある

ファクタリング会社によっては、追加契約する利用者の手数料を優遇している場合があります。
初回の利用者は手数料が高いものの、追加契約ならば段階的に下がっていくなどです。
追加契約してくれる利用者は「優良顧客」に該当するため、さらに継続的な契約を促すために優遇します。
ただ、具体的な優遇内容は、契約するファクタリング会社によって異なるため注意が必要です。

ファクタリングの追加契約を続けるデメリット

追加契約はメリットが見られますが、実際にはデメリットがあります。
この点も踏まえて、追加契約の要否を判断するようにしましょう。

他社と比較しなくなる

ファクタリングは債権を譲渡する行為であるため、手数料などに法的な制限がありません。
それぞれの会社が自由に設定できるため、顧客を獲得するために切磋琢磨している状況です。
より良い条件のサービスを提供し、新規顧客を開拓しているとも言い換えられます。
そのような環境でありながら、追加契約を続けると、他社の情報を集めることがなくなるでしょう。
実際には、追加契約よりも良い条件のファクタリング会社があっても、それに気づくことなく契約を続けてしまいます。
結果、有利な条件でファクタリングしていたはずが、実際は相対的に条件が悪かったということになりかねません。

高い手数料を突きつけられる可能性がある

一般的に、ファクタリングは追加契約することで、手数料が下がるなどの優遇があります。
これを目的に、追加契約する人が多いということも理解してもらえるでしょう。
ただ、追加契約してくれることを逆手に取り、悪い条件を突きつけるファクタリング会社もあります。
例えば、手数料を一切下げることなく、高い手数料のままサービスを提供するのです。
高い手数料でも追加契約を続けていると「この利用者は手数料の相場を理解していない」などと判断されるかもしれません。
結果、不利な条件の契約を続けられる可能性がある点は、リスクと考えるべきです。

ファクタリングで追加契約を続ける場合のポイント
追加契約にはメリットもデメリットもあり、一概に良いとも悪いとも言い切れません。
続いては、ファクタリングの追加契約を考えている人に向けて、利用時のポイントを解説します。

契約条件を毎回確認する

追加契約で重要なことは、契約条件を毎回確認することです。
詳細を確認せずに契約すると、手数料などで損するかもしれません。
例えば、追加契約を続けると、ファクタリング手数料は下がる傾向にあります。
そのため、追加契約の内容は、今までよりも手数料が下がっているか確認すべきです。
また、その他に発生している費用についても、前回と同じか下がっているか確認してみると良いでしょう。
契約条件が全く同じならば、追加契約を利用しているメリットが薄いと考えられます。
ただし、どのタイミングから条件を改めてくれるかは、ファクタリング会社によって異なると考えましょう。
例えば、3回目から優遇してくれる会社も10回目から優遇する会社もあるのです。
数回の追加契約では、優遇してもらえないこともあるため、そこも認識しなければなりません。

別のファクタリング会社も調べる

追加契約に慣れてくると、ファクタリングの情報収集を怠りがちです。
新しいファクタリング会社の情報など、手間がかかるため収集しない人が多くなります。
しかし、ファクタリング会社は日々新しいサービスを提供しているため、最新の情報も収集すべきです。
現在のファクタリング会社以上に、条件の良いファクタリング会社が見つかる可能性は十分にあります。
とはいえ、別のファクタリング会社を調べ続けると際限がないため、その点には注意してください。

条件によっては乗り換える

現在のファクタリング会社よりも良い条件のファクタリング会社があるならば、乗り換えることも視野に入れましょう。
追加契約を続けていると、新しいファクタリング会社との契約が億劫になるかもしれませんが、時には乗り換えも重要です。
乗り換えることで、手数料が下がるなど、総合的にファクタリングを使いやすくなる可能性があります。
新しいファクタリング会社との契約は、いくつもの書類を提出するなど手間が生じますが、長い目で見ると大きな効果を発揮するでしょう。

ファクタリングの追加契約についてのまとめ

ファクタリングにおける追加契約について解説しました。
同じファクタリング会社と繰り返し契約することを指し、資金を早期に調達したいときに役立ちます。
追加契約は融資などでも利用される言葉ですが、ファクタリングとは意味が異なる点に注意しましょう。
一般的に、ファクタリングの追加契約はファクタリング会社の「お得意様」となり、手数料が下がるなどの優遇があります。
ただ、追加契約を続けることで新しい情報を得る機会がなくなることもあるため、その点には必ず注意しましょう。