ヒアリングなしのファクタリング利用は可能！メリットとデメリットについて解説
一般的にはファクタリングの申込をすると、ファクタリング会社から売掛金の発生事由や取引についてのヒアリングがおこなわれます。
しかしヒアリングは時間がかかるので、ヒアリングなしで審査をお願いしたいと考えている事業者もいるでしょう。
ファクタリングはヒアリングなしでも利用できます。
ただ、ヒアリングなしのファクタリングのメリットやデメリットを把握してから、利用を検討するとよいでしょう。
この記事では、ヒアリングなしのファクタリングについて解説していきます。
目次
ヒアリングなしでもファクタリング利用はできる
ファクタリング会社はヒアリングをおこない、売掛先やファクタリングの利用者の情報を把握します。
ファクタリング会社としては、売掛金の未回収リスクをできるだけ軽減したいと考えています。
そこでヒアリングをおこない、安全な取引ができるかどうかを判断するのです。
冒頭でもお伝えしたように、ヒアリングなしでもファクタリングは利用できます。
ただし、ヒアリングなしで利用できるファクタリング会社は、あまり多くありません。
そのため、ヒアリングの内容について理解しておくことをおすすめします。
ここからは、ファクタリングのヒアリングの内容について解説してきます。
1. ヒアリングで聞かれる内容
2. ヒアリングに答えられないと審査に落ちてしまうかも
1．ヒアリングで聞かれる内容
ファクタリングのヒアリングで聞かれる内容はこちらです。
・ファクタリングに申込をした理由
・売掛先の事業内容や取引期間
・自社の事業内容や資金繰りの状況
・ファクタリング利用の承諾の有無（3社間ファクタリングの場合）
ファクタリング会社は、売掛先の情報を特に詳しく知りたいと考えています。
ファクタリングの申込をする前に、売掛先に関する情報を整理しておくとよいでしょう。
2．ヒアリングに答えられないと審査に落ちてしまうかも
ヒアリングでむずかしい内容は聞かれません。
売掛先や自社について理解していれば、問題なく答えられるでしょう。
ただ、ヒアリングに答えられなければ、審査に不利にはたらく可能性があります。
ヒアリングもファクタリングの審査の過程です。
気を抜くことなく、誠実に答えるようにしましょう。
ヒアリングなしのファクタリングを利用するメリット4選
ヒアリングなしのファクタリングには、下記の4つのメリットがあります。
1. ヒアリングの準備に必要な時間を短縮できる
2. 説明が苦手な事業者も利用しやすい
3. ヒアリングが原因で審査に落ちる心配がない
4. 資金調達のスピードが早い
どのようなメリットがあるのか、ひとつずつ見ていきましょう。
1．ヒアリングの準備に必要な時間を短縮できる
ヒアリングでは、売掛先や自社の事業内容や売掛債権について聞かれます。
すぐに答えられればよいのですが、念のためにヒアリングの準備をする事業者もいるでしょう。
ヒアリングなしのファクタリングは、ヒアリングの準備に必要な時間を短縮できます。
事業に追われていて忙しい事業者としては、メリットに感じるでしょう。
ただし、ヒアリングなしのファクタリングを利用する場合、ヒアリングの内容を申込フォームに入力する必要があります。
それでもヒアリングの準備にかかる時間と比べれば、短時間で済むでしょう。
2．説明が苦手な事業者も利用しやすい
ヒアリングの内容にはいくつかの項目があります。
説明を苦手としている事業者にとって、すべての質問に答えるのは大変でしょう。
本来なら説明できる内容も、緊張によって答えられないかもしれません。
ヒアリングなしのファクタリングであれば、売掛先や自社に関する説明は不要です。
説明が苦手な事業者も利用しやすいでしょう。
3．ヒアリングが原因で審査に落ちる心配がない
ヒアリングも審査のひとつです。
ヒアリングが原因で審査に落ちる可能性は低いですが、ゼロではありません。
審査落ちの不安要素を払拭したい事業者は、ヒアリングなしのファクタリングが適しています。
4．資金調達のスピードが早い
ヒアリングなしのファクタリングは、ヒアリングにかかる時間が不要です。
ヒアリングの時間がないことで、結果的に資金調達のスピードが早くなります。
今すぐに手元資金を用意したいと考えている事業者は、ヒアリングなしのファクタリングがおすすめです。
ヒアリングなしのファクタリングを利用するデメリット3選
ヒアリングなしのファクタリングには、魅力的なメリットがあります。
ただし、デメリットも知っておかなければ、後悔してしまうかもしれません。
ここからは、ヒアリングなしのファクタリングを利用するデメリットを3つ解説していきます。
1. 事情を考慮した審査が受けられない
2. 買取上限額が低く設定されているケースがある
3. ヒアリングなしで利用できるファクタリング会社は少ない
1．事情を考慮した審査が受けられない
ヒアリングなしのファクタリングは、AIによって審査がおこなわれるケースが多いです。
AIは機械的に審査をおこなうため、事業者の事情を考慮できません。
もし何かしらの事情を抱えており、ファクタリング会社に伝えたいことがあれば、ヒアリングありのファクタリングがよいでしょう。
2．買取上限額が低く設定されているケースがある
ファクタリング会社はヒアリングをおこなうことにより、売掛金を回収できるかどうかの判断材料としています。
そのため、ヒアリングなしのファクタリングは、ヒアリングありよりも売掛金の未回収リスクが高い取引だといえるでしょう。
売掛債権の額面が高い取引の場合、売掛金を回収できなければファクタリング会社は多大な損害を被ってしまいます。
そこで、ファクタリング会社は買取上限額を低く設定して、万が一の事態に備えているのです。
3．ヒアリングなしで利用できるファクタリング会社は少ない
ヒアリングなしに対応しているファクタリング会社は増えていますが、まだ数は少ないです。
ヒアリングなしを希望していたとしても、条件に合ったファクタリング会社が見つからない可能性があります。
オンラインファクタリングならオンラインでのヒアリングが可能
ヒアリングなしのファクタリングを利用できるとは限りません。
ヒアリングなしに対応しているファクタリング会社を探すのに時間がかかってしまえば、迅速な資金調達ができなくなる可能性があります。
もし資金調達の時間を短縮したいのであれば、オンラインファクタリングの利用を検討するとよいでしょう。
オンラインファクタリングでは、AI審査を導入しています。
AIは審査スピードが早い特徴があり、早ければ数十分で結果が分かります。
オンラインファクタリングでヒアリングが必要な場合は、オンラインヒアリングでの対応が可能です。
スマートフォンやパソコンなどのデバイスに、ネット環境があれば利用できます。
ヒアリングなしのファクタリングに関するまとめ
ファクタリングを利用する際は、基本的にヒアリングがおこなわれます。
ファクタリング会社はヒアリングにより、安全な取引ができるかどうかを判断します。
ただ、ヒアリングなしでもファクタリングの利用は可能です。
ヒアリングなしのファクタリングには、ヒアリングに要する時間を短縮できることや、説明が苦手な事業者も利用しやすいことなどのメリットがあります。
しかし、事情を考慮した審査が受けられないことや、買取上限額が低く設定されているケースがあることなどがデメリットです。
ヒアリングなしのファクタリングが自社に適しているかどうかを判断して、利用を検討してみてはいかがでしょうか。