イージーファクターファクタリングサービス

ファクタリングの契約にあたっては、審査を受けなければなりません。
どのファクタリング会社も審査を設け、審査に落ちると契約できないのです。
今回は、ファクタリングの審査対象や審査基準について解説します。

ファクタリングの審査対象

ファクタリングの審査対象は大きく3つに分類できるため、それぞれについて、順番に理解していきましょう。

利用者

ファクタリングの利用者について審査されます。
例えば、反社会勢力とファクタリング会社は契約できません。
そのため、利用者がどのような人や法人であるのか事前に審査するのです。
また、純粋に売上や取引内容についても注目されています。
契約書の内容を審査するために、利用者についても細かく把握して、審査する必要があるのです。

売掛先

ファクタリングの審査は、売掛先を中心に実施されます。
そのため、主な審査対象は売掛先であると考えて良いでしょう。
例えば、売掛先の売上高や取引状況、事業内容などです。
ファクタリングでは、売掛先が支払った現金を利用して弁済します。
つまり、売掛先に支払い能力がなければ、ファクタリング会社へ弁済できません。
そのような背景があり、売掛先への審査が中心となっているのです。

売掛債権の内容

売掛債権の内容についても、事前に審査されています。
ファクタリング会社は、存在しない売掛債権の買取ができません。
そのため、売掛債権の内容を審査し、実在する取引であるか評価します。
もし、架空の取引だと判断されると、審査に落とされてしまうのです。
また、実在する取引の場合、取引内容や金額など詳細な部分で評価され落とされてしまうこともあります。
最終的には、金額なども踏まえて、ファクタリングの契約ができるか判断される仕組みです。

ファクタリングにおける6つの審査基準

ファクタリングにおける審査基準は、各社から公開されているわけではありません。
ただ、大まかな審査基準については予想できるため、6つについて解説します。

売掛先の経営状況

売掛先の経営状況は、ファクタリングにおける重要な審査基準です。
主に、安定して支払いができているか状況が評価されます。
例えば、売上と支出のバランスが問題ないかを審査するのです。
ファクタリング会社のリスクを減らすために、経営状況は多角的に審査されます。
ただ、ここで重要となるのは、ファクタリング会社が独自に情報を収集して審査することです。
そのため、利用者としては問題ないと考えていても、ファクタリング会社の審査基準には合格できない可能性はあります。

売掛先からの支払い実績

売掛先からの支払い実績は、ファクタリングにおける重要な審査基準です。
今までに、売掛先から安定して入金があれば、審査に通過しやすくなります。
例えば、半年以上に渡って遅延なく入金があれば、ファクタリング会社から評価が高まるのです。
結果、ファクタリング会社の審査基準を満たしやすくなります。
逆に、今までに入金されたことのない売掛先については、審査基準を満たせないかもしれません。

売掛債権の支払期日

売掛債権の支払い期日は、ファクタリングでは審査基準になります。
一般的に、支払い期日が2ヶ月以内でないと、ファクタリングの審査には通過できません。
期間が長くなればなるほど、ファクタリング会社のリスクが高まるため、審査に落ちやすくなるのです。
ただ、これは審査基準の一種ではあるものの、ファクタリング会社から基本的に公開されています。
例えば「入金予定日が2ヶ月以内の売掛債権」などとWebサイトに記載されているのです。
そのため、情報収集さえしておけば、支払い期日に関する審査基準は簡単に満たせるでしょう。

利用者のファクタリング実績

利用者が、今までにそのファクタリング会社を利用した実績があるかが重要です。
一般的に、同じファクタリング会社を継続的に利用すると、審査に通過しやすくなります。
具体的な審査基準は不明確ですが、継続的な利用者ほど有利であると考えて良いでしょう。
今までの利用実績は、契約できるかどうかよりも、手数料に影響しがちです。
特に、手数料が変動するファクタリング会社の場合、重要な審査基準になると考えられます。
もちろん、手数料が変動しないファクタリング会社でも、継続的に利用するほど審査には通過しやすいはずです。

ファクタリングの契約状況

現在、利用者がファクタリングを契約しているかどうかが重要です。
例えば、ファクタリング会社によっては「合計で100万円まで」などの審査基準を設けています。
このような基準がある場合、現時点で50万円の契約をしていると、残りは50万円までしか契約できません。
100万円の売掛債権で申し込みすると、上限金額を超えてしまい審査に落ちてしまうのです。
契約できる上限金額は、公開されていることもあれば審査基準として内部で保有されていることもあります。
公開されていれば、申し込み前に利用者側で気づけますが、非公開な場合は気づくことが不可能です。
もし、すでに契約しているファクタリング会社で審査に落ちたならば、現在の利用状況が影響していると考えても良いでしょう。

売掛債権の正当性

売掛債権の正当性は、ファクタリング会社が重視する部分です。
架空の取引で契約することは認められないため、ファクタリング会社は見極めなければなりません。
ただ、審査基準にはなるものの、具体的な審査内容は不明です。
そのため、ここでは「架空取引を防ぐための審査基準がある」と理解できていれば良いでしょう。

ファクタリングでは重視されない2つの観点

ファクタリングでは、上記のとおり審査基準が設けられています。
ただ、逆に意外と重視されない観点もあるため、それらについても理解しましょう。

利用者の資産状況

利用者の資産状況は、ファクタリングの審査基準にほとんど含まれていません。
例えば、預金が潤沢にあるかどうかは、ファクタリングの審査に影響しないのです。
また、業績が赤字であるか黒字であるかも、審査には関係ないと考えて良いでしょう。
金融関連の取引であるため、利用者の資産状況は重要であると思われがちです。
しかし、実態としては売掛先の資産状況が重要であり、利用者の資産状況はほぼ影響しません。

利用者の信用情報

利用者の情報は、審査基準に含まれていないと考えて良いでしょう。
例えば、クレジットカードやローンを契約する際の信用情報は、ファクタリングの審査で利用されません。
そもそも、信用情報の参照は全ての会社が参照できる内容ではなく、利用できる会社が限られています。
ファクタリング会社は、信用情報を参照する権限がないため、ファクタリングの審査に利用できないのです。
金融関連の取引では、信用情報が影響すると思われがちですが、ファクタリングでは全く影響しません。
ただ、利用者が今までにファクタリングの弁済を遅延するなど、ファクタリング会社が保有する情報は影響します。

審査基準を踏まえて審査に通過するための2つのコツ

ファクタリングの審査基準を踏まえて、審査に通過するためのコツを解説します。

ファクタリング会社へ多くの情報を提供する

ファクタリング会社から正確に評価してもらうため、多くの情報を提供することが重要です。
例えば、請求書の内容が曖昧であるならば、提供者サービスが分かる資料も提供すると良いでしょう。
ファクタリング会社が定めている提供資料でなくとも、提出することでプラスに働く可能性があります。
また、売掛先が新しい会社である場合、ファクタリング会社は多くの情報を有していないかもしれません。
そのため、売掛先について伝えられることがあるならば、それらも含めると審査基準を満たせる可能性があります。

信頼度の高い売掛債権で申し込みする

可能な限り、信頼度の高い売掛債権で申し込みするようにしましょう。
ファクタリングの審査基準は、売掛先についての内容が中心であるため、信頼度が高いほど審査に通過しやすくなります。
例えば、上場企業など社会的に信用力の高い売掛先は、ファクタリングの審査に通過しやすいのです。
また、上場していなくても、資本金が大きいなど体力のある会社は審査基準を満たしやすいでしょう。
もし、複数の売掛先を有しているならば、このような信用力の高い売掛先を選択することがコツです。

ファクタリングの審査基準についてのまとめ

ファクタリングの審査対象と審査基準について解説しました。
正確な審査基準について公開されているわけではありませんが、実績から基準が予想される部分はあります。
そのため、今回解説した審査基準を踏まえて、申し込みするようにしてみましょう。
また、審査基準を満たすためのコツもあるため、その点も意識することが重要です。