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日本政策金融公庫の審査基準と通るコツ|創業融資の金利・必要書類ガイド

日本政策金融公庫の融資は、創業や事業の拡大を目指す方にとって、頼りになる資金調達手段です。しかし、審査に通るための準備方法や基準がわからず、不安に感じている方も多いでしょう。

公庫の融資は民間と比べて金利が低く、無担保・無保証でも利用できる可能性があります。しかし、申請内容に不備があると審査への通過は難しくなります。

この記事では、審査の流れや必要書類、気をつけるべきポイントなどをわかりやすく解説します。公庫の審査に自信を持って臨むために、最後までご覧ください。

日本政策金融公庫の審査の流れ・期間・必要書類など

 

日本政策金融公庫の融資を検討する際は、以下についてあらかじめ把握しておくことが大切です。

  • 審査の流れ
  • 審査期間
  • 必要書類

これらを理解しておくことで、準備不足によるトラブルを防げます。順番に見ていきましょう。

審査の流れ

日本政策金融公庫の融資審査は、以下の流れで進めます。

  1. 相談
  2. 申込み
  3. 審査(面談)
  4. 審査結果の通知
  5. 契約・融資実行

公庫の審査を受けるには、まず事前相談から始めるのが一般的です。電話や支店窓口、Web申込のほか、商工会議所や商工会でも相談を受け付けています。

その際には事業内容や資金の使い道、自己資金の状況などをあらかじめ伝えておくと、適切なアドバイスを得られるでしょう。

相談後は必要書類をそろえて申込みを行い、審査に通過すれば契約を経て融資が実行されます。

審査期間

申込みから融資が実行されるまでには、通常2週間から1カ月ほどかかります。書類に不備がなく、面談の日程がスムーズに決まれば比較的短期間で完了します。

ただし、繁忙期や融資内容によっては1カ月以上かかることもあるため、余裕を持ったスケジュールで進めましょう。

必要書類

日本政策金融公庫で融資を受ける際に必要な書類は、以下のとおりです。なお、初めて創業融資を、インターネットから申し込む場合とします。

  • 創業計画書
  • 見積書(設備資金を申し込む場合)
  • 本人確認書類
  • 日本公庫電子契約サービス利用申込書
  • 送金先口座の預金通帳の写し
  • 許認可証(飲食店など許可届出が必要な場合)
  • 履歴事項全部証明書または登記簿謄本(法人の場合)
  • 不動産の登記簿謄本または登記事項証明書(担保を希望する場合)

上記の書類をもとに、事業の見通しや信用性が総合的に判断されます。利用する融資制度によっては追加書類が必要な場合もあるため、詳細は日本政策金融公庫の公式サイトをご確認ください。

日本政策金融公庫の主な融資制度と金利

日本政策金融公庫では、これから開業する方や、開業から間もない個人事業主・中小企業向けに「新規開業・スタートアップ支援資金」を用意しています。自己資金が少なく、実績のない段階でも申し込みやすい点が特徴です。

以下に、主な融資条件をまとめました。

項目 内容
対象者 創業予定者や開業後おおむね7年以内の方
限度額 最大7,200万円
(うち運転資金は4,800万円まで)
金利 無担保の場合:年2.6~4.0%
(特別利率適用の可能性あり)
使い道 設備資金や運転資金など、創業時に必要な費用全般

※金利は2025年5月1日時点の情報です。

日本政策金融公庫では、創業者向けの相談窓口やサポート体制が充実しており、初めて融資を申請する方でもスムーズに手続きできます。創業期の資金調達にお悩みの方は、前向きに検討してみると良いでしょう。

創業融資の審査基準4つのポイント

 

日本政策金融公庫の創業融資を受けるには、一定の審査基準をクリアする必要があります。審査で重要視されるポイントは、以下の4つです。

  • 自己資金
  • 経験・能力
  • 返済可能性
  • 事業計画の実現性

それぞれの注意点や対策を解説します。

自己資金

融資審査では、自己資金の割合が重要な判断材料になります。自己資金が少ないと「返済能力に不安がある」と見なされ、希望額よりも減額されたり、審査に通らなかったりする可能性があります。

できるだけ多くの自己資金を用意しておくことで、審査を有利に進めやすくなります。

経験・能力

創業分野での実務経験が少なかったり能力に懸念があったりすると、事業計画の実現性に疑問を持たれやすくなります。例えば、飲食業の経験がない人が飲食店を開業する場合、実現性が低いと判断されがちです。

そのような場合は「経験者のサポート体制を整える」「開業前に研修を受ける」などして、信頼性を補う工夫が求められます。

返済可能性

クレジットカードの支払い遅延や、過去のローン滞納など、信用情報に問題があると審査で不利になります。たとえ事業計画の内容が良くても、個人の信用に不安があると「返済能力に疑問がある」と判断されるからです。

過去の履歴は消せませんが、申込時点の支払い状況が良好であれば、一定期間の経過後に評価が改善されることもあります。不安がある方は、申請前に自分の信用情報を確認しておくと良いでしょう。

事業計画の実現性

収支計画や売上予測に無理があったり、前後の説明が食い違っていたりすると、事業計画そのものの信頼性が下がります。

例えば「初月から黒字化」としながら、広告費や販促費をゼロにしていると「内容に矛盾がある」と、判断される恐れがあります。数値には根拠を持たせ、計画全体に一貫性がある旨を伝えることが大切です。

日本政策金融公庫の審査に通るための5つのコツ

日本政策金融公庫の審査では、事前準備が結果を大きく左右します。審査に通過するために押さえておきたいポイントは、以下の5つです

  • 自己資金は融資希望額の3割を目安に準備しておく
  • 事業計画書は数字と実現性を重視して作成する
  • 融資の使い道を明確にして説得力ある資金計画を立てる
  • 面談では熱意と計画性を自分の言葉で伝える
  • 専門家に事前相談しておく

順番に解説します。

自己資金は融資希望額の3割を目安に準備しておく

融資審査では、自己資金がどれだけ用意できているかが重視されます。一般的に、希望する融資額の3割程度の自己資金があると前向きに評価されます。

例えば300万円の融資を希望するなら、100万円ほどの自己資金を用意しておくのが理想です。あらかじめ準備しておくことで資金繰りに余裕があると判断され、審査を有利に進められます。

事業計画書は数字と実現性を重視して作成する

事業計画書に記載する内容は、現実的で信頼性のあるものでなければなりません。なかでも、売上や利益の見込みについては、根拠となる数字の裏づけが求められます。

例えば「1年目の売上は300万円」と書く場合、それに至るまでの根拠(商品単価や販売数、集客方法など)を具体的に説明しましょう。市場調査や競合分析の結果も盛り込むと、説得力が増します。

実現可能な計画に仕上げることが、審査では重要になります。

融資の使い道を明確にして説得力ある資金計画を立てる

融資を何に使うのかを具体的に説明できるかどうかは、審査の評価に直結します。「店舗改装に200万円」「設備導入に100万円」など、金額ごとに使い道を分けて記載すると説得力が増します。

あいまいな表現を避け、費用の内訳と必要な理由を丁寧に説明しましょう。

面談では熱意と計画性を自分の言葉で伝える

日本政策金融公庫の創業融資では、書類審査に加えて面談が行われます。ここでは、事業への思いや将来の見通しを自分の言葉でわかりやすく伝えることが求められます。

「どのような事業を、どんな方法で展開していくのか」といった、具体的な計画を交えて話せるよう、事前に準備しておきましょう。提出した書類はもちろん、面談での受け答えも審査の評価につながります。

専門家に事前相談しておく

審査の準備に不安がある場合は、税理士や商工会議所、中小企業診断士など、創業支援に詳しい専門家に相談すると良いでしょう。

事業計画書の内容をプロの視点でチェックしてもらうことで、数値の整合性や計画の実現可能性に対する説得力が高まり、審査に通る可能性が上がります。

早めに相談することで準備の抜け漏れを防げるため、より万全な状態で申請に臨めます。

日本政策金融公庫で融資を受ける3つのメリット

日本政策金融公庫の融資は、銀行などの民間金融機関と比較して多くのメリットがあります。なかでも注目すべきは、以下3つのポイントです。

  • 他の金融機関よりも低金利で借りられる
  • 創業者や小規模事業者にも融資のチャンスがある
  • 返済期間や据置期間が柔軟に設定できる

ひとつずつ見ていきましょう。

他の金融機関よりも低金利で借りられる

日本政策金融公庫の融資は、全体的に金利が低めに設定されており、民間の銀行やノンバンクと比較しても借入コストを抑えやすいことが特徴です。

例えば、銀行のビジネスローンの金利は年2.0~15.0%程度ですが、日本政策金融公庫では、無担保でも年1.2~4.0%の範囲内に収まります(2025年5月1日現在)。

同じ金額を借りる場合でも、金利が年1〜2%低いだけで、返済総額には大きな差が生まれます。とくに創業直後など資金繰りに余裕がない時期には、こうした低金利が経営の安定化につなげられるでしょう。

創業者や小規模事業者にも融資のチャンスがある

日本政策金融公庫は、創業直後や売上がまだ安定していない事業者でも利用しやすい点が大きなメリットです。銀行では審査に通りにくいケースでも、公庫であれば融資が受けられる可能性があります。

例えば「新規開業・スタートアップ支援資金」は、創業前でも申込みが可能です。創業直後は利益が出にくく、資金繰りに不安を感じやすい時期ですが、こうした制度を活用すれば事業を軌道に乗せるための資金を確保しやすくなります。

返済期間や据置期間が柔軟に設定できる

日本政策金融公庫の融資は、返済条件を柔軟に調整しやすい点も大きなメリットです。返済期間を比較的長く設定できるため、月々の返済額を低く抑えられます。

さらに、元金の返済を一定期間先延ばしにできる「据置期間」を活用すれば、売上が安定するまでの間に資金繰りに余裕を持たせられます。

こうした制度は、無理のない返済計画を立てたい方にとって、心強い支えになるでしょう。

日本政策金融公庫の融資が難しいときはファクタリングがおすすめ

日本政策金融公庫の審査に通らなかった場合や、急いで資金が必要なときには、ファクタリングの利用を検討してみてください。

ファクタリングとは、取引先からの未回収の請求書(売掛金)を現金化する仕組みで、借入とは異なります。信用情報に影響せず、担保や保証人も不要なため「売上はあるものの入金まで資金が回らない」といった場面で役立ちます。

Easy Factor」のファクタリングサービスなら、手数料は2~8%と業界低水準で利用でき、最短60分での入金も可能です。日本政策金融公庫の融資が難しいと感じたときの選択肢として、ご活用ください。

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まとめ

日本政策金融公庫の審査を通過するには、自己資金の準備と、具体的で説得力のある事業計画が欠かせません。とくに、数字に裏づけされた計画や事業への熱意は、審査官に好印象を与えるでしょう。

とはいえ、万全を期しても審査に通らないことも考えられます。そのような場合に売掛金があるなら「ファクタリング」で資金を調達する方法があります。「Easy Factor」は最短60分で資金調達が可能なファクタリングサービスです。資金調達にお悩みの方は、ご活用ください。

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たなべようこ