イージーファクターファクタリングサービス

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ファクタリングは注文書だけでも利用できる!サービスの概要と注意点を解説

一般的なファクタリングは、売掛先へ請求書を発行した段階で利用できます。
相手先の担当者に受け取りしてもらい、その事実を返答してもらうことで、ファクタリングできるのです。
ただ、現在は新しいサービスとして、注文書だけでもファクタリングが利用できるようになっています。
これからの時代に知っておきたい、注文書ファクタリングについて解説します。

注文書ファクタリングの概要

注文書ファクタリングは、今までのファクタリングと根本的に異なっています。
どのような取引であるのか、概要や今までとの違いを理解しておきましょう。

注文書ファクタリングとは

注文書ファクタリングとは、取引先から注文書を受け取り、それを元にファクタリングの契約ができるものです。
また、書面として注文書を受け取っていない場合でも、メールなどから発注が確認できれば利用できます。
一般的に、注文書は案件を開始する際に発行される書類であるため、これでファクタリングできれば資金調達に素早く着手できるのです。
契約に必要となる書類が注文書になるだけであり、契約までの流れや契約後の流れは一般的なファクタリングと大差ありません。

注文書ファクタリングの流れ

まず、利用時にはファクタリング会社へ、契約書や今までの取引内容が分かる書類を添付して申し込みします。
ファクタリング会社で所定の審査があり、問題ないと判断されれば注文書ファクタリングへと向けて条件が提示されるのです。
利用者側は条件を確認し、契約しても良いと判断できたならば、ファクタリング会社へと手続きを進めてもらいます。
その後、ファクタリング会社から手数料を差し引いた金額が入金されるため、それで注文書の現金化は完了です。
案件が完了した後、取引先から利用者へ入金があるため、このお金はファクタリング会社へ弁済します。

一般的なファクタリングとの違い

一般的なファクタリングとの大きな違いは、必要となる書類が注文書であるか請求書であるかです。
大半のファクタリングは、請求書が発行できる段階で契約できるため、注文書ファクタリングとは大きく異なります。
「案件の最初で利用できるか最後で利用できるか」の違いがあると言い換えても良いでしょう。
形式上は必要書類の違いだけですが、現金化できるタイミングに大きな違いがあります。
なお、契約できるタイミングの違いがメリットやデメリットにもつながるため、その点も理解しておくと良いでしょう。

注文書ファクタリングを利用する4つのメリット

注文書ファクタリングのメリットは以下のとおりです。

受注してすぐに現金化できる

注文書だけでファクタリングできるようになったことで、仕事が始まる前に資金調達できます。
今までは、融資を受けるしかなかった状況でも、資金調達できるかもしれません。
例えば、案件を受注するにあたって、下請けへと発注しなければならない場面があるでしょう。
この時、下請けに支払う現金の目処がついていなければ、発注はできません。
大きな案件でも、受注を諦めることになってしまうのです。
しかし、注文書ファクタリングで事前に現金化できれば、下請けへの発注も含めて受注する方針で進められます。
今までのファクタリングは「仕事が終わってから現金化するもの」でしたが、注文書ファクタリングは「仕事が始まる前から現金化できるもの」なのです。

支払いサイトを短縮できる

利用するファクタリング会社に左右されますが、入金サイクルを大きく短縮できます。
例えば、3ヶ月間の仕事で支払いタイミングが翌月末ならば、4ヶ月程度の短縮になるでしょう。
買い取りの対象となる注文書はファクタリング会社によって異なっているため、上限の期間によって短縮できる期間も異なります。
最大で、6ヶ月程度の短縮が可能となるため、資金繰りの改善に大きな効果を発揮してくれるはずです。
特に、受注してから完了までの期間が長い場合は、注文書ファクタリングを活用することで運転資金を確保しやすくなります。
ただ、受注してから完了までの期間が長いほど、ファクタリング会社はリスクを背負いやすくなるものです。
そのため、大幅な支払いサイトの短縮は審査が厳しくなるなど、デメリットが生じる可能性があります。

2社間ファクタリングである

注文書ファクタリングは、一般的なファクタリングとは異なり、2社間ファクタリングに限られています。
これは、注文書の段階では売掛債権が発生していないため、売掛先を含めた取引ができないからです。
結果、利用者がファクタリング会社へと申し込みするだけで利用できるようになり、スムーズに契約などを進められます。
また、注文者へ連絡が入ることはないため、ファクタリングの利用がバレてしまわないこともメリットです。
相手側に知られてしまうと「金銭的に問題を抱えているのか」などと心配させることになりかねません。
そのような状況に陥らないという観点でも、2社間ファクタリングのように利用できる、注文書ファクタリングにはメリットがあります。

ノンリコース契約である

注文書ファクタリングは、償還請求権の設定されていない「ノンリコース契約」に該当します。
そのため、仮に注文者が倒産するなどして支払いが滞ったとしても、ファクタリングの利用者は責任を負いません。
この場合は、ファクタリング会社の責任で、注文者へ支払いを求めるなどの対応を進めてくれます。
数は減りましたが、一般的な請求書を利用したファクタリングには、償還請求権が設定された「リコース契約」が残っている状況です。
この場合、売掛先が倒産するとファクタリングの利用者が、売掛債権の金額を弁済しなければなりません。
ファクタリング利用のリスクが大きく異なりますが、注文書ファクタリングはノンリコース契約であるため安心です。

注文書ファクタリングを利用する3つのデメリット

注文書ファクタリングには、メリットだけではなく、以下のとおりデメリットもあります。

手数料が高くなる可能性がある

一般的なファクタリングと比較すると、注文書ファクタリングは手数料が高くなりがちです。
手数料が高くなると、手元に残る現金が少なくなってしまうため、大きなデメリットになりかねません。
注文書ファクタリングを利用したいと考えているならば、手数料を必ず考慮するようにしましょう。
手数料が高くなってしまう背景には、現金化してから支払いまでの期間が長くなることが挙げられます。
短くとも3ヶ月、長いと6ヶ月はファクタリング会社に支払いしない状態になるため、ファクタリング会社は長期間のリスクを背負うことになるのです。
リスクが高ければ高いほど手数料が高くなってしまうため、注文書ファクタリングは手数料が高くなってしまいます。
ただ、必ずしも高い手数料が提示されるかと問われるとそうではなく、条件によって変化したり決定したりするものです。
例えば、注文書ファクタリングでも支払日が2ヶ月後であれば、手数料が低く設定される可能性があります。
また、高額な注文書のファクタリングであれば、ボリュームディスカウントで手数料が下がるかもしれません。
詳細は見積もりしてもらうことが重要ですが、手数料の高さは意識しておくことが大切です。

審査が厳しくなりやすい

ファクタリング会社がリスクを背負うため、審査が厳しくなりがちであることもデメリットです。
十分に審査してから注文書を買い取りしないと、ファクタリング会社として未回収になってしまうかもしれません。
例えば、経営が危ぶまれる会社の注文書を買い取りすると、案件を進めている途中で倒産してしまう可能性があるのです。
「注文できる=経営状態が良い」とは限らないため、一般的なファクタリングよりも長い視点で良好な会社であるか審査されます。
審査の観点が増えてしまうことで、どうしても審査が厳しくなりやすいことは理解しましょう。

対応しているファクタリング会社が少ない

注文書ファクタリングは、対応しているファクタリング会社が少ないことがデメリットです。
資金調達に役立つ手法ではありますが、まだまだ新しいサービスだと考えましょう。
ファクタリング自体は浸透してきましたが、注文書だけで契約できるケースは限られています。
自分が求める条件のファクタリング会社が見つからない状況に陥るかもしれません。
ただ、数は少ないものの、注文書ファクタリングに対応する会社は増えてきています。
そのため「選択肢がごくわずか」という状況ではなく、いくつかの会社を比較しながら検討することが可能です。
とはいえ、ファクタリング会社の総数から考えると、注文書ファクタリングへの対応が限られていることは注意しましょう。

注文書ファクタリングが適した状況とは

注文書ファクタリングは、いつでも利用すべきものではなく、適した状況があると考えられます。
例えば、仕事を受注するタイミングで現金が必要な場合や着手金だけでは不足する場合に利用すると良いでしょう。
新規の案件を受注するために機械を購入したり人材を確保したりする場合に、注文書ファクタリングが適しています。
また、創業して期間が短く現金が少ない際は、注文書ファクタリングで現金を調達することがおすすめです。
どのような業界や業種でも注文書ファクタリングは利用できますが、製造業や建設業など、大きな金額で資金繰りが必要な場面に適しています。

注文書ファクタリングについてのまとめ

新しいファクタリングである、注文書ファクタリングについて解説しました。
今までのファクタリングは、請求書が必要でしたが、現在は注文書だけでもファクタリングできる場合があります。
注文書ファクタリングを利用することで、今までよりもさらに早く現金が手に入るのです。
ただ、注文書ファクタリングはすべてのファクタリング会社が対応しているわけではありません。
少しずつ広まっていますが、対応している会社が少ない点には注意しておきましょう。