審査の緩いファクタリング会社の特徴6選!ファクタリングで審査落ちする理由を解説
ファクタリングで資金調達をするためには、審査に通過する必要があります。
ファクタリングは審査に通過しやすいといわれていますが、審査落ちしてしまう事業者もいます。
もし審査落ちしてしまった場合は、審査の緩いファクタリング会社に申込をするとよいでしょう。
しかし、審査の緩いファクタリング会社の特徴が分からなければ、申込ができないかもしれません。
そこでこの記事では、審査の緩いファクタリング会社の特徴を6つ解説していきます。
また、ファクタリングで審査落ちする理由も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
審査の緩いファクタリング会社の特徴6選
ファクタリング会社は審査基準を設けています。
審査基準は非公開となっており、審査の緩いファクタリング会社を確実に見分けるのはむずかしいです。
しかし、審査の緩いファクタリング会社にはある特徴があります。
下記の6つの特徴に該当する場合、審査の緩いファクタリング会社である可能性が高いです。
1. 手数料の上限が高い
2. 少額からでも買取ができる
3. 提出する必要書類の数が少ない
4. 個人事業主やフリーランスも利用可能
5. 資金調達の時間が短い
6. 審査通過率を公開している
それぞれどのような特徴があるのか、順番に見ていきましょう。
1.手数料の上限が高い
ファクタリングの手数料は、ファクタリング会社が審査基準をもとに決定します。
契約内容や利用回数などによって手数料は変動するものの、20%以内におさまるケースが多いです。
この手数料の上限が高く設定されていると、審査が緩い可能性があります。
ファクタリング会社は原則として、償還請求権がない契約を結びます。
売掛先が倒産して売掛金が回収できなくなった際、弁済するのはファクタリング会社です。
そのためリスクが高い取引をする際は、手数料を高く設定するのです。
手数料の上限を高く設定しているファクタリング会社は、審査を緩くすることで、売掛金の未回収リスクの対策をしています。
ただ手数料が高ければ高くなるほど、手元に残るお金が少なくなってしまいます。
手数料の高さをどれくらい許容できるのかを、あらかじめ計算しておくとよいでしょう。
2.少額からでも買取ができる
売掛債権の買取上限額を高く設定しているファクタリング会社は、厳しめの審査をおこなっているケースが多いです。
たとえば、最低買取額が100万円をこえるファクタリング会社は、審査基準が厳しいと判断できます。
一方で審査の緩いファクタリング会社では、最低買取額を30万円程度に設定しているケースがあります。
審査に通過するためにも、少額から買取できるファクタリング会社に申込をしてみましょう。
3.提出する必要書類の数が少ない
ファクタリングの審査では必要書類のチェックがあります。
必要書類をチェックすることで、売掛先やファクタリングの利用者の信用度を精査しています。
提出する必要書類が少なければ、少ない情報だけで信用度をチェックすることとなるため、緩い審査となる可能性が高まるのです。
ファクタリングの最低書類は、通帳のコピーと請求書です。
審査の緩いファクタリング会社を利用するためにも、必要書類の数を確認しておきましょう。
4.個人事業主やフリーランスも利用可能
ファクタリング会社は利用対象者を決めています。
審査の厳しいファクタリング会社は、個人事業主やフリーランスの利用を不可としているケースが多いです。
個人事業主やフリーランスは、法人と比べると信用度が低いとみなされます。
ファクタリング会社としては、売掛金の未回収リスクをできるだけ負いたくありません。
そのため、信用度の低い個人事業主やフリーランスとの取引を避ける傾向があります。
リスクを許容したうえで、個人事業主やフリーランスを利用対象としているファクタリング会社は、緩い審査をおこなっている傾向があります。
5.資金調達の時間が短い
ファクタリングの審査では、時間をかけて売掛先の信用度を調べます。
しかし、資金調達の時間が短いファクタリング会社は、審査にそこまでの時間をかけません。
審査を緩くすることで、迅速な資金調達を可能としているのです。
6.審査通過率を公開している
ファクタリング会社によっては審査通過率を公開しています。
審査通過率が高ければ、それだけ多くの事業者が審査に通っているのです。
また、審査を緩くしてファクタリングの利用者を募っていることも考えられます。
審査通過率が高いからといって、必ずしも審査に通過するとは限りません。
ただ、審査の緩いファクタリング会社に申込をすれば、資金調達ができる可能性が高まるでしょう。
ファクタリングの審査に落ちる3つの理由
ファクタリングの審査に落ちる理由は、下記の3つが考えられます。
1. 売掛先が法人ではない
2. 支払期日が長い売掛債権である
3. 利用者の印象がよくない
ファクタリングの審査に落ちしてしまう事業者は、自社に該当しているかどうかを確認してみましょう。
1.売掛先が法人ではない
ファクタリングは売掛先の信用度が重要です。
先述したように、個人事業主やフリーランスは法人よりも信用度が低いとみなされてしまうので、審査に通りにくいケースが考えられます。
たとえ売掛先の経営状態がよかったとしても、法人ではないというだけで、審査に落ちてしまう可能性が高まるのです。
ファクタリング会社は売掛金が回収できなければ、多大な損失を被ってしまいます。
ファクタリングは自社の信用度が重視されない点はメリットといえますが、売掛先の事業形態によっては審査落ちしてしまうことを覚えておきましょう。
2.支払期日が長い売掛債権である
たとえば、支払期日が1か月先と2か月先の売掛債権があるとします。
もしどちらかの売掛債権しか買い取れないとするのであれば、ファクタリング会社は支払期日が短い1か月先の売掛債権を選択するでしょう。
支払期日が長い売掛債権は、回収するまでに思わぬトラブルが発生する可能性が高くなります。
支払期日が2か月をこえる場合、厳しめの審査がおこなわれることが予想されます。
3.利用者の印象がよくない
ファクタリングは売掛先の信用度が重要だと述べました。
ただ、ファクタリングの利用者の対応も見られています。
こちらがファクタリングを利用する立場だからといって、横柄な態度を取ってしまうと、ファクタリング会社からの印象が悪くなるでしょう。
「この人と契約をしたら、無理難題を押し付けられるのではないか」と、警戒されてしまうかもしれません。
そのため、ファクタリングの利用者の印象がよくなければ、審査に悪影響を及ぼしてしまうのです。
ファクタリングの審査を通過するために知っておきたいポイント3選
ファクタリングの審査に通過するためには、下記の3つのポイントを知っておきましょう。
1. 売掛債権の信用度の高さが重要
2. 支払期日の短い売掛債権を依頼する
3. 3社間ファクタリングは審査に通過しやすい傾向がある
どれも重要なポイントなので、この機会にぜひ覚えておいてくださいね。
1.売掛債権の信用度の高さが重要
重要なので何度も説明していますが、ファクタリングでは売掛債権の信用度が重視されます。
売掛先の経営状態が健全であり、十分な支払能力があるとみなされれば、審査に通過する可能性が高くなります。
2.支払期日の短い売掛債権を依頼する
ファクタリング会社としては売掛金を確実に回収したいため、支払期日の短い売掛債権を買い取りたいと考えています。
支払期日が短い売掛債権であれば、ファクタリング会社は売掛金の未回収リスクを軽減できます。
ファクタリングを利用する際は、支払期日の短い売掛債権で申込をしてみましょう。
3.3社間ファクタリングは審査に通過しやすい傾向がある
ファクタリングの契約形態には、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングがあります。
審査に通過しやすいのは3社間ファクタリングです。
3社間ファクタリングは、ファクタリングの利用者とファクタリング会社、売掛先の3社間で契約を結びます。
3社間ファクタリングでは売掛先がファクタリング会社に売掛金を直接支払うため、売掛金の未回収リスクが低いです。
2社間ファクタリングよりも手続きが遅い点や、売掛先にファクタリング利用を知られる点がデメリットといえますが、手数料をおさえられるメリットがあります。
契約形態を選べるのであれば、3社間ファクタリングで契約をしましょう。
審査の緩いファクタリングに関するまとめ
審査の緩いファクタリング会社には手数料の上限が高い、少額からでも買取ができるなどの特徴があります。
ファクタリングの審査に落ちる理由は売掛先が法人ではない、支払期日が長い売掛債権であるなどがあるので、自社が該当していないかを確かめてみましょう。
審査に通過するためには、信用度が高く支払期日の短い売掛債権を買取依頼することをおすすめします。
ファクタリングは審査に通過しやすいとはいえ、落ちてしまうことは十分考えられます。
審査の緩いファクタリング会社の特徴を覚えておけば、審査落ちする心配が少なくなるでしょう。