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医療機関もファクタリングを利用できる!特徴や流れとメリット・デメリットを解説

医療ファクタリングとは、診療報酬債権を活用したファクタリングです。
入金までに時間がかかるため、ファクタリングすることによって、早期に現金化します。
ただ、少し特殊な要素を含むため、医療ファクタリングについて理解できていない人もいるでしょう。
今回は、診療報酬債権を使った、医療ファクタリングについて解説します。

そもそもファクタリングとは

皆さんの中には、ファクタリングを理解できていない人もいるでしょう。
まずは、基本的な部分から解説し、さらに医療ファクタリングについても解説します。

ファクタリングの概要

そもそもファクタリングとは、ファクタリング会社に債権を譲渡して、早期に現金化してもらうサービスを指します。
例えば、医療機関が扱う診療報酬債権は、発生してから約2ヶ月後に入金されるものです。
そのため、売上があっても入金されるまで現金がない状態が続いてしまいます。
しかし、ファクタリングを利用すれば、1週間程度で現金化できるのです。
このように、ファクタリングを活用すれば早期に現金が手に入り、キャッシュフローの改善に役立てられます。
ただ、ファクタリングにあたっては、ファクタリング会社が手数料を請求する点に注意が必要です。
これが影響して、手元に残るお金は、本来の診療報酬債権よりも少なくなってしまいます。

医療機関が利用できる売上債権の種類

医療ファクタリングといえば、基本的に診療報酬債権を利用したものです。
この記事では、説明をわかりやすくするために、診療報酬債権を前提に解説します。
ただ、実際には介護報酬債権や調剤報酬債権などもファクタリングが可能です。
そのため、いわゆる病院などの医療機関に限らず、調剤薬局なども医療ファクタリングを利用できます。

医療機関がファクタリングを利用する際のイメージ

医療機関が診療報酬債権をファクタリングしたいならば、概ね以下の流れです。

1. 適切なファクタリング会社を見つけ出し申し込む
2. ファクタリング会社が審査し、契約の可否を判断する
3. 診療報酬債権をファクタリング会社に譲渡する
4. ファクタリング会社は、国保や社保へ診療報酬債権が譲渡されたことを通知する
5. 利用者とファクタリング会社で最終的な契約を締結する
6. ファクタリング会社から、80%程度の金額が入金される
7. 医療機関は該当する診療報酬を国保や社保へ請求する
8. 診療報酬が国保や社保からファクタリング会社に支払われる
9. 手数料などを差し引いた残高が、ファクタリング会社から医療機関へ支払われる

複雑な流れですが、医療機関はファクタリング会社へ診療報酬債権を譲渡します。
その後、ファクタリング会社から80%程度が入金されるため、このタイミングで現金化が可能です。
さらに、本来入金される予定のタイミングでは、国保や社保からファクタリング会社へと診療報酬が支払われます。
ファクタリング会社は、事前に80%程度しか現金化していないため、手数料などを差し引いて残高を追加で入金してくれるのです。

医療ファクタリングを活用する4つのメリット

医療関係の事業者が、ファクタリングを利用するメリットは以下のとおりです。

短期間で資金調達できる

医療ファクタリングを利用することで、短期間で資金調達できます。
本来、診療報酬債権は現金化されるまでに2ヶ月が必要です。
しかし、医療ファクタリングを利用すれば、これよりも大幅に早く資金を調達できます。
利用するファクタリング会社によるものの、1週間程度あれば現金化できると考えて良いでしょう。
これだけ早く現金化できれば、キャッシュフローを大きく改善できます。
例えば、何かしらの設備投資が必要な際、借入することなく自己資金で購入できるようになるのです。
また、一般的に融資を受ける場合は1週間では契約できず、これらと比較しても短期間だと考えられます。
短期的にまとまった現金が必要となる場合に、大きなメリットを感じられるのです。

3社間ファクタリングでも問題にならない

一般的に、3社間ファクタリングは売掛先に連絡が入るため、望まれるものではありません。
ファクタリングする事実が伝わってしまうと、両者の関係が悪化する可能性があるからです。
しかし、医療ファクタリングでは、基本的にこの点を考慮する必要がありません。
医療機関と国保や社保との間で取引されるため、企業間の関係性悪化などを意識する必要がないからです。
3社間ファクタリングのデメリットを意識することなく、手数料が下がるなどのメリットだけを享受できます。

ファクタリングの審査に通過しやすい

一般的なファクタリングと比較すると、審査に通過しやすいことがメリットです。
これは、医療ファクタリングの場合、請求先が国保や社保で支払い能力が高いことが影響しています。
ファクタリングでは「売掛先が入金してくれるか」が非常に重要です。
入金がないとファクタリング会社の損失になるため、不安要素があると審査に通過できません。
しかし、国保や社保は非常に信用度が高く、入金しないということはほぼありえないでしょう。
そのため、ファクタリング会社はリスクを回避しやすく、審査にも通過しやすいのです。

負債として扱われない

ファクタリングの大きな特徴として、負債に該当しないことが挙げられます。
金融機関から借入すると、負債項目が計上されてしまいますが、ファクタリングでは影響がありません。
あくまでも、債権を譲渡する取引であり、借り入れる行為ではないのです。
負債項目が計上されると、金融機関からの評価が悪くなるなどの影響が考えられますが、ファクタリングでは特に心配がありません。

医療ファクタリングを活用する3つのメリット

医療ファクタリングには、メリットだけではなくデメリットがあります。

コストが生じる

ファクタリング契約であるため、利用時にはコストが生じます。
例えば、ファクタリング会社へ、手数料を支払わなければなりません。
また、契約に際して何かしら実費が発生するならば、その費用も利用者に請求されます。
具体的に発生するコストは、契約するファクタリング会社によって大きく異なる部分です。
そのため、事前にどの程度のコストが生じるのか、確認しておくことが求められます。
また、ファクタリングのコストは、継続的に利用しているかどうかで変化しやすい点に注意しましょう。
例えば、初めて医療ファクタリングを利用する会社ではコストが高くなり、継続的に利用しているとコストが下がる傾向があります。

契約できるファクタリング会社がやや少ない

ファクタリング会社は数が増えていて、要望に応じて選択しやすい状況です。
しかし、全ての会社が医療ファクタリングに対応しているわけではなく、選択肢が限られてしまいます。
ファクタリング会社としては条件が良くても、医療ファクタリングは契約できないことがある点はデメリットです。
この背景には、医療ファクタリングで取り扱う債権が特殊なものであることが挙げられます。
一般的な企業間の取引ではなく、公的な団体から支払われるため、専門的な契約が必要なのです。
結果、診療報酬債権は取り扱わないファクタリング会社が生まれ、選択肢は狭まってしまいます。

申し込み時は全額が支払われない

医療ファクタリングのデメリットとして、申し込み時は全額支払われないことがあります。
イメージで解説したように、一般的には80%程度しか入金されません。
これは、医療機関が請求するレセプトが必ずしも認められるとは限らないからです。
一般的なファクタリングとは異なり、医療ファクタリングは、売掛債権について不確定な要素を含んでいます。
これには一定のリスクが伴うため、ファクタリング会社は余裕を持った金額しか現金化してくれないのです。

医療機関がファクタリングを利用する際に意識したい3つのポイント

これから、医療ファクタリングを利用したいと考えているならば、以下のポイントを踏まえて契約しましょう。

ファクタリングの手数料

手元に残る金額を大きく左右する要素として、ファクタリングの手数料が挙げられます。
手数料が高ければ、それだけ多くの金額をファクタリング会社に支払うこととなり、残る金額が少なくなるのです。
キャッシュフローへの影響を考えるならば、可能な限り手数料の低いファクタリング会社を選ぶようにしましょう。
ただ、ファクタリングの手数料は契約の詳細によって変動することが大半で、どこを選べば良いか悩みやすい部分です。
もし、手数料が分からずに悩んだならば、まずはファクタリング会社に見積もりしてもらうことをおすすめします。

支払いタイミング

ファクタリングの契約が完了しても、入金が遅くては意味がないため、支払いタイミングが重要です。
多くのファクタリング会社は、手続きが完了してすぐに入金してくれますが、念のために確認しておきましょう。
また、医療ファクタリングは3社間ファクタリングであることから、国保や社保の手続きを待たなければなりません。
どんなに利用者がスムーズな手続きを心がけても、売掛先の都合によって時間を要することは考えられます。
これが支払いタイミングに影響することがあるため、あくまでも目安として捉えておいたほうが安心です。

ファクタリングの実績

解説してきたとおり、医療ファクタリングは特殊な債権を利用したファクタリングだと考えられます。
そのため、過去に実績があり、手続きに慣れているファクタリング会社を選択したほうが良いでしょう。
現在は、自社のWebサイトで実績を紹介していることが多いため、実績の多いファクタリング会社を選択すべきです。
もちろん、実績が少ないファクタリング会社でも、信頼できるケースは多々あります。
とはいえ、万が一に備えるのであれば、実績の多いファクタリング会社を選ぶに越したことはないはずです。

医療機関が利用できるファクタリングについてのまとめ

医療機関が利用できるファクタリングについて解説しました。
報酬である診療報酬債権などは、支払いサイトの長い債権であるため、ファクタリングすることで早期の現金化が可能です。
キャッシュフローに課題を抱えているならば、ファクタリングを活用することで、状況を大きく改善できるでしょう。
ただ、ファクタリングは契約に際してコストが発生するため注意しなければなりません。
多用すると、コストの影響で手元に残る現金が少なくなってしまいます。