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日本政策金融公庫からの融資に影響がある要素とは?日本政策金融公庫とファクタリングの使い分け方を解説

日本政策金融公庫やファクタリングは審査に通過やすい資金調達手段です。運転資金の調達を検討している方の中には、日本政策金融公庫とファクタリングのどちらが自社の資金調達手段としてふさわしいのか知りたいという方がいらっしゃいます。

そこでこの記事では以下の点について紹介します。

 日本政策金融公庫から融資を受けるメリット
 日本政策金融公庫からの融資に影響するもの
 日本政策金融公庫から融資を受けるためにファクタリングを活用する
 日本政策金融公庫とファクタリングの使い分け方法

審査に通りやすい、申込から資金調達達成までのスピードが速い資金調達手段を探しているという方はこの記事を参考にしてください。

日本政策金融公庫とは

日本政策金融公庫は、国民生活金融公庫、農林漁業金融公庫、中小企業金融公庫を前身とする政策金融機関です。

資金調達が難しい中小企業や小規模事業者、気候変動などの影響を受けやすい農林漁業者に対して、融資や信用保険などの支援をおこなっています。

日本政策金融公庫から融資を受けるメリット

日本政策金融公庫から融資を受けるメリットは以下の通りです。

 審査に通りやすい
 担保・保証人なしで申込できる融資制度がある
 金利が低い
 返済期間を長く設定できる
 民間の金融機関より早く融資を受けられる

審査に通りやすい

日本政策金融公庫は中小企業や小規模事業者の事業を支援するために融資をおこなっています。したがって民間の金融機関より積極的に融資をしてくれるので、審査に通りやすいというのがメリットです。

日本政策金融公庫が重点的に取り組んでいる支援には、創業支援、新事業育成支援、事業再生支援などがあります。融資を依頼する目的がこうした取り組みに沿ったものなら、日本政策金融公庫に相談することができるでしょう。

担保・保証人なしで申込できる融資制度がある

日本政策金融公庫には担保・保証人なしで申込できる融資制度がある点がメリットです。

中小企業や個人事業主の中には価値のある不動産などを担保として用意できないので、民間の金融機関に融資を申込むのが難しいというケースがあります。

日本政策金融公庫が提供する「一般融資」はほとんどすべての業種の事業者が利用できる融資制度です。一般貸付は担保不要の「無担保融資」と担保を用意する必要がある「有担保融資」に分けられます。

一般貸付全体のおよそ9割が担保不要の「無担保融資」であり、こちらを選べば担保・保証人なしでも融資が受けられるかもしれません。

金利が低い

日本政策金融公庫は民間の金融機関と比較すると金利が低いのがメリットです。

銀行の金利は1%~18%ですが、日本政策金融公庫の中小企業事業における基準金利は1.50%~2.30%です。
※日本政策金融公庫(令和6年9月2日時点)

日本政策金融公庫の金利が低い傾向にある理由としては、次の2点が挙げられます。

 日本政策金融公庫の原資は国庫金なので大きな利益は不要
 一定の条件を満たすことでより低金利の「特別利率」が適用される

日本政策金融公庫の基準金利そのものが民間の金融機関の金利よりも低いわけですが、特定の条件を満たせば、そこから金利がさらに下がる特別利率が適用されます。

特別利率が適用される条件は利用する融資制度により異なるので、日本政策金融公庫から融資を受ける際には特別利率が適用される条件についても確認してください。

返済期間を長く設定できる

日本政策金融公庫は返済期間を長く設定できる点がメリットです。創業融資における運転資金なら7年、設備施設のための資金なら20年まで設定することができます。

民間の金融機関より長く返済期間を設定できるので、経営を安定させながら返済をすることが可能です。ただし、返済期間が長くなると利息の支払いが増えるので返済総額が増える点に注意してください。

民間の金融機関より早く融資を受けられる

日本政策金融公庫は民間の金融機関より早く融資を受けられる点がメリットです。

銀行の融資審査は1ヶ月から2ヶ月程度かかります。日本政策金融公庫の審査は3週間から1ヶ月程度です。

日本政策金融公庫からの融資に影響するもの

日本政策金融公庫からの融資に影響するものとしては次の6つがあります。

 自己資金
 金融事故の記録
 他社からの借入
 公共料金や税金の支払い
 事業計画書の完成度
 面談での説明

これら5つの点が日本政策金融公庫からの融資にどのように影響するのかを説明します。

自己資金

日本政策金融公庫からの融資に影響を及ぼすものとして自己資金があります。

たとえば日本政策金融公庫の創業融資では創業資金総額の10分の1の自己資金を確認できることが申込要件の1つです。したがって、融資希望額の10分の1の自己資金がなければ申込ができません。

このように、日本政策金融公庫の融資には自己資金の額が影響を及ぼします。自己資金が少なければ審査に落ちることがあるでしょう。

金融事故の記録

銀行やノンバンクが利用登録している信用情報機関に金融事故の記録が登録されているかどうかも日本政策金融公庫の融資に影響を及ぼします。

金融事故の代表的な例は以下の通りです。

 返済の長期延滞
 任意整理・個人再生・自己破産による債務整理
 返済不能にともなう保証会社や保証人による代位弁済
 信用が著しく低下したことによる強制解約

こうした金融事故の記録は審査に大きな影響を及ぼすので審査通過は難しいでしょう。

他社からの借入

他社からの借入は日本政策金融公庫からの融資に影響を及ぼす要素の1つです。すでに他社からの借入があり、さらに日本政策金融公庫から融資を受けることで、毎月の返済が経営を圧迫するような状況になるなら融資を受けるのは難しいでしょう。

目安となる基準は以下の通りです。

 月ごとの税引き後利益+減価償却費>月ごとの返済額
※引用:日本政策金融公庫

他社からの借入があり、日本政策金融公庫からさらに融資を受けることで返済が困難になることが予想されるなら、まずは他社からの借入を減らしていくことを検討できるでしょう。

公共料金や税金の支払い

日本政策金融公庫の審査に影響する次の要素は、公共料金や税金の支払いです。公共料金の支払いがいつも遅れているなら、生活費の支払いが難しいので、融資金額の返済も難しいと判断されるからです。

税金の滞納も審査に影響します。公共料金の支払い遅れと同じように、税金を滞納しているなら返済能力が乏しいとみなされるでしょう。さらに、国税徴収法では税金の支払いの方が返済よりも優先順位が高いです。こうした点も税金の滞納が審査に影響するといえます。

公共料金や税金の未払いがあるならそれらを解消してから、日本政策金融公庫に融資を依頼してください。

事業計画書の完成度

事業計画書の完成度も日本政策金融公庫の融資に影響を及ぼします。融資担当者は事業計画書から申込者の事業展望を確認し融資するかどうかを判断するからです。

たとえば、資金の使い道、利益をどのように上げるのか、実現性の高い返済計画が練られているか、予測している売上に説得力があるかどうかといった点を確認します。

事業計画書の完成度が低ければ担当者を納得させることはできません。したがって、完成度の高い事業計画書を作成することは融資を受けられるかどうかに大きく影響します。

面談での説明

日本政策金融公庫の融資では担当者との面談での説明が大きな影響を及ぼす要素になります。提出した資料の内容について十分に説明できないなら審査落ちする可能性が高いです。

面談では融資を希望する理由、申込者のこれまでの経験や実績、申込者の立ち振る舞いや態度、熱意などが確認されます。

さらに、事業計画書に記載している数字やデータについても明確に説明しなければなりません。

面談での説明は審査通過に影響を及ぼす要素なので、面談前にしっかり準備をすることをおすすめします。

日本政策金融公庫から融資を受けるためにファクタリングを活用する

日本政策金融公庫からの融資に影響する要素として、自己資金の額や他社から借入がありました。もし現時点で会社に負債があり、それが日本政策金融公庫からの融資に影響を及ぼしているなら、その負債を減らすことができます。

そして、会社の負債を減らすために使えるソリューションがファクタリングです。

ファクタリングで負債が減らせるといえる理由

ファクタリングで会社の負債を減らせるといえるのは、ファクタリングで調達した資金の資金使途には制限がないからです。

融資では申込の際に資金使途を明確に説明する必要があります。さらに設定した資金使途の変更はできません。たとえば、設備投資で融資してもらったお金を運転資金に使えば資金使途違反になり、融資を受けた金融機関からの追加融資が困難になります。

一方ファクタリングでは、申込の際に資金使途を明確にする必要はありません。調達した資金は会社の需要に合わせて自由に使うことが可能です。調達した資金を返済に充て会社の負債を減らすことももちろんできます。

こうした理由から、ファクタリングで会社の負債を減らすことができるといえるわけです。現在抱えている負債が日本政策金融公庫からの融資に影響を及ぼしているなら、ファクタリングで負債を減らすという方法を検討してください。

負債が減れば将来の融資に良い影響を与える

ファクタリングで調達した資金で負債を減らせば賃借対照表(バランスシート)のスリム化が図れます。

賃借対照表のスリム化は、不動産や有価証券、売掛債権などの資産を売却し、その売却代金を金融機関からの借入金返済に充てることでおこなえます。

借入金などの負債が少ない、売掛金や商品・原材料在庫も少ない、余分な不動産などの資産を持たない企業は、財務が健全でスリムな経営をおこなっているとみなされます。

スリムな経営をしていると第三者からみなされれば、金融機関に融資を申込んだ際に有利な条件で融資を受けることが期待できます。

日本政策金融公庫とファクタリングを使い分ける方法

中小企業や個人事業主は会社の状況に応じて日本政策金融公庫からの融資とファクタリングを使い分けることができます。

使い分けをする際のポイントは以下の通りです。

 売掛債権があるかどうか
 調達希望額
 資金調達を急いでいるかどうか

売掛債権があるかどうか

日本政策金融公庫とファクタリングを使い分けるためのポイントは、売掛債権の有無です。ファクタリングは売掛債権の譲渡による資金調達なので、会社が売掛債権を保有していないなら使うことはできません。

売掛債権がなければ、日本政策金融公庫からの融資もしくは銀行からの融資といった他の資金調達手段を探すことになります。

調達希望額

日本政策金融公庫とファクタリングを使い分けるための別のポイントは調達希望額です。

ファクタリングでは売掛債権の額面より少ない金額しか資金調達できません。

したがって、売掛債権の額面以上の金額を調達したいのであれば、日本政策金融公庫からの融資もしくはその他の資金調達手段を利用してください。

資金調達を急いでいるかどうか

日本政策金融公庫とファクタリングを使い分けるための別のポイントは資金調達を急いでいるかどうかという点です。

日本政策金融公庫の審査にかかる期間は3週間から1ヶ月でした。民間の金融機関より審査にかかる時間は短いですが、これでは急ぎの資金調達としては使えません。

今日明日中に資金が必要というケースでは、即日審査・即日入金に対応しているファクタリングが使えます。

日本政策金融公庫の融資に影響する要素についてのまとめ

この記事では日本政策金融公庫の融資に影響する要素を紹介しました。自己資金の不足や他社からの借入などの要素が日本政策金融公庫の融資に影響します。

会社の負債を減らしてから融資を申込むためにファクタリングを使うことができます。ファクタリングは資金使途が自由なので調達した資金を負債の返済に充てることができるからです。

日本政策金融公庫の融資とファクタリングを会社のニーズに合わせて使い分けることができます。資金調達手段を複数持てば、会社の資金需要に合わせて最適な資金調達手段を選択できるでしょう。