イージーファクターファクタリングサービス

ファクタリングの契約は、ファクタリンク業者へ赴き対面で契約するのが従来の方式でした。しかし、近隣にファクタリング業者がない場合、遠くまで赴かねばならないなどのデメリットもありました。近年はオンライン契約が可能なファクタリング業者も増えており、効率的に資金調達ができると人気が高まっています。

ではファクタリングのオンライン契約は、どのような流れで行うのでしょう。本記事では、オンライン契約の流れや注意点、ファクタリングのメリット、契約の際の注意点などをご紹介します。

オンライン契約するメリット

ファクタリングは、オンライン契約するのが主流になりつつあります。オンライン契約のメリットは、次の通りです。

●契約完了までの時間短縮
●手数料が安い
●コスト削減
●24時間申し込みが可能

契約完了までの時間短縮

オンライン契約するメリットは、契約完了までの時間を短縮できることです。オンライン契約は物理的な書類のやり取りが不要で、すべての手続きをウェブ上で完結させられます。そのため、契約手続きが迅速化され、資金調達のスピードが向上します。

手数料が安い

オンライン契約するメリットは、手数料が安いことです。ファクタリング業者を利用すると、手数料が発生します。手数料は法により規定されておらず、ファクタリング業者によって異なります。対面型の契約では、2者間では手数料の相場が10％ほどですが、オンライン契約では手数料の相場が10％以下です。

コスト削減

オンライン契約するメリットは、コストを削減できることです。オンライン契約なら必要書類の郵送費や、業者のオフィスへ赴く交通費、印紙税などの物理的なコストが削減されます。また、書類の紛失リスクも軽減され、管理が容易になります。書面で契約するよりも、7割～8割コストを削減できるでしょう。

24時間申し込み可能

オンライン契約のメリットは、24時間申し込み可能であることです。インターネットにアクセスできれば24時間利用可能で、ビジネスの営業時間に縛られずに手続きを進められます。

ファクタリングのオンライン契約の流れ

ファクタリングのオンライン契約は、書面で契約するのとは異なり、すべてをオンライン上で行います。オンライン契約の流れは、次の通りです。

●申し込み
●審査・見積もり
●契約・入金

申し込み

ファクタリングのオンライン契約では、まずファクタリング業者の公式ページの専用フォームから申し込みを行います。中には、Webフォーム経由ではなく、LINEで申し込みができる業者もあります。

審査・見積もり

審査に必要な書類は、すべてデジタル化してオンラインでアップロードします。必要書類は、ファクタリング業者によって異なるため、事前に確認しておきましょう。オンライン契約においては、AIによる審査が行われることも多く、短期間で審査が完了するのが一般的です。

契約・入金

ファクタリング業者から見積もりが送られてきたら、内容を確認しましょう。問題がなければ、契約を行います。オンラインファクタリングでは、クラウドサインなどを利用した電子契約が主流であり、契約締結までの時間短縮や安全性の向上、即日入金対応といったメリットがあります。

しかし、すべての電子契約が安全とは限らないため、契約書に「電子署名」と「タイムスタンプ」の処理がされていることを事前に確認することが重要です。

契約書に同意した時点で契約が成立し、ファクタリング業者が確認後に現金が振り込まれます。契約書はオンラインデータとして保存され、保管スペースは不要ですが、電子帳簿保存法に従った管理とバックアップを行う必要があります。

オンライン契約に必要な書類

オンライン契約に必要な書類は業者によって異なりますが、一般的には次の書類が必要になります。

●本人確認書類
●売掛企業への請求書
●振込先の通帳コピー
●決算書もしくは確定申告書

本人確認書類は、運転免許証やパスポート、マイナンバーカードです。売掛企業への請求書は、売掛金を証明する書類で、請求金額・入金日の確定しているものに限ります。入金日が過ぎた請求書は、使用できません。

振込先の通帳コピーは、保有する全銀行口座の入出金明細で、直近3〜7か月分と指定されるのが一般的です。また、決算書・確定申告書は2～3期分必要になります。

ファクタリングのオンライン契約をする際の注意点

ファクタリングのオンライン契約は、効率的な資金調達方法ではあるものの、注意すべき点があります。注意点は、次の通りです。

●電子契約サービスの安全性
●契約内容を確認
●手数料のほかにかかる費用
●ファクタリング業者の信頼性

電子契約サービスの安全性

オンライン契約をする際は、電子契約サービスの安全性を確認することが重要です。大手の電子契約サービスを採用しているか確認しましょう。情報が少ない電子契約サービスの場合は、注意が必要です。

契約前にファクタリング業者の手続き情報を調べ、使いやすいサービスかどうか確認しておくと、安心してスムーズに契約できます。

契約内容を確認

オンライン契約であっても、書面契約と同様に契約内容はしっかり読み込み、納得したうえで承諾する必要があります。オンライン契約は対面手続きより内容を理解せずに進めるリスクが高いため、契約書を読み飛ばすと後でトラブルになる可能性があります。

事前に聞いていた条件と異なる場合でも、承諾後の対処は難しくなるので、オンライン契約ではとくに慎重に内容を確認し、疑問があれば問い合わせることが大切です。

手数料のほかにかかる費用

ファクタリング業者によっては、手数料以外に費用のかかる場合があります。着手金や審査料、事務手数料など、不明瞭な費用が発生する場合もあるため注意が必要です。

通常、オンライン契約でのファクタリングは、手数料以外の費用は発生しません。見積もりにこれらの費用が含まれている場合は、他のファクタリング業者を検討するのが良いでしょう。

ファクタリング業者の信頼性

オンライン契約では、業者の信頼性にも注意が必要です。オンライン契約は対面型とは違い、スタッフの対応やオフィスの雰囲気を見て業者の信頼性を確認できません。偽装ファクタリング業者は、高額な手数料や高金利を請求する場合があります。

また、売上金回収の責任を利用者に負わせる提示がある場合は、契約しない方が良いでしょう。通常、契約書にはノンリコースの記載があるので、事前に必ず確認してください。

ファクタリング業者の選び方

オンライン契約するファクタリング業者を選ぶ際は、留意すべきポイントがいくつかあります。主要なポイントは、次のようになります。

●個人事業主も利用できる
●入金スピード
●買取金額の上限・下限

個人事業主も利用できる

オンライン契約できる業者の中には、法人に特化したタイプの業者もあります。個人事業者を対象としていないファクタリング業者の場合、創業したての会社や事業規模が小さい会社は利用できない場合があるのです。個人事業主が利用する場合は、事前に確認しておきましょう。

入金スピード

ファクタリング業者を選ぶ時は、入金スピードも確認する必要があります。オンライン契約で利用するメリットは、入金スピードが早いことです。しかし、入金スピードは業者によって異なります。とくに、急ぎで資金調達を行いたい場合は、即日入金が可能なファクタリング業者を選びましょう。

買取金額の上限・下限

ファクタリング業者は、売掛金をすべて買取ってくれるわけではありません。買取金額の上限・下限の設定をされている場合がほとんどです。そのため、ファクタリング業者を選ぶ際は、買取金額の上限・下限を確認することが必要になります。

ファクタリング業者には、上限や下限を設定しているところ、下限のみを設定しているところ、設定はなく柔軟に対応しているところなどさまざまです。ニーズに合う買取が可能なファクタリング業者を選びましょう。

オンライン契約が向いているケース

ファクタリングのオンライン契約は、効率的な方法ではあるものの、向いている業者・向いていない業者があります。オンライン契約が向いているケースは、次のようになります。

●できるだけ早く資金調達したい
●時間が取れない
●コストを抑えたい
●ファクタリング業者が近くにない

できるだけ早く資金調達したい

オンライン契約が向いているのは、できるだけ早く資金調達したい事業者です。必要な書類さえ揃えておけば、即日入金が可能なファクタリング業者もあります。

時間が取れない

オンライン契約が向いているケースは、紙面での契約を行う時間が取れない事業者です。とくに中小企業は人手が足りず、経営者自身も現場で作業をしていることもあります。

営業時間中は、忙しくて資金調達に時間をさけないケースも数多く見られます。オンライン契約であれば、24時間いつでも申し込みができるため、忙しい事業者でもファクタリングが利用できるでしょう。

コストを抑えたい

オンライン契約が向いているケースは、コストを抑えたい事業者です。オンライン専門のファクタリングは、店舗を構える必要がなく、運営費が抑えられることから手数料が低い傾向にあります。対面型のファクタリングを利用するより、コストを抑えられるでしょう。ただし、手数料は売掛債権の信用力などで上下します。

ファクタリング業者が近くにない

オンライン契約が向いているのは、業者が近隣にない事業者です。地方はファクタリング業者の数も少なく、近くで見つけられないこともあります。

遠方にしかファクタリング業者が見つからず、窓口に出向くのが難しい場合は、オンライン契約が良いでしょう。インターネットにさえ接続できれば、どこからでも申し込めます。

ファクタリングのオンライン契約の流れについてのまとめ

ファクタリングのオンライン契約は、24時間いつでも申し込みが可能なうえに、手数料も安いというメリットがあります。契約の流れも、対面型よりも簡潔であるため、書類さえ用意しておけばスピーディーに完了できます。

忙しい事業者やできるだけ早く資金調達を行いたい事業者に、向いている方法です。ただし、偽装業者もあるため、ファクタリング業者の信頼性に着いてしっかり確認することが大切です。