ファクタリングは電話なしで申込・審査・契約ができる!?電話なしで資金調達できるサービスを紹介
ファクタリングサービスが登場した当初、申込や審査などの手続きには電話でのやり取りが含まれていました。
しかし、コロナ禍以降非接触型のオンラインサービスが各種業界で登場するようになったことをきっかけにファクタリング業界でもオンラインサービスが広まり、担当者との接触、電話でのやり取りをせずに申込・審査・契約ができるようになりました。
経営者の中には電話なしで申込・審査・契約ができるファクタリング事業者を探しているという方がいらっしゃいます。
そこで本記事では、電話なしで申込・審査・契約できるファクタリングサービスの利用方法、利用するメリット、利用する際の注意点などを紹介します。
目次
ファクタリングの申込・審査・契約に電話が使われる理由
ファクタリングサービスが登場した当初、利用者はファクタリング事業者の担当者と電話や面会という方法で話をしながら手続きを進めるのが一般的でした。
電話でのやり取りが必要とされる理由には次のものがあります。
利用者からの質問や相談に応じるため
申込内容について確認するため
審査結果の通知や契約内容の説明のため
利用者からの質問や相談に応じるため
ファクタリングで電話でのやり取りが必要な理由の1つは、利用者からの質問や相談に応じるためです。初めてファクタリングで資金調達するという経営者の中には、申込方法や必要書類、調達可能額や手数料などについて質問したいという方がいらっしゃいます。
ほとんどのファクタリング事業者が、利用者からの電話での質問や相談に対応しているので、必要であればこうしたサービスを利用できます。
申込内容について確認するため
利用者からの申込があればファクタリング事業者は電話で利用者に申込内容を確認することがあります。その際に審査に必要な書類の説明、審査結果が通知されるまでの時間などについて説明することもあります。
ファクタリング事業者から申込内容確認の電話があれば、利用者はその際に今後の手続きの流れなどについて確認することが可能です。
審査結果の通知や契約内容の説明のため
ファクタリング事業者は審査終了後に審査結果の通知、契約内容の説明のために電話連絡することがあります。
ファクタリングは主に資金調達を急いでいるケースで使われます。ファクタリング事業者は利用者のこうした事情について理解しているので、出来るだけ早く契約し入金できるよう電話で審査結果を通知することがあるわけです。
さらに、ファクタリング事業者は審査通過した利用者に対し契約内容の確認、契約の方法などを電話で説明することがあります。
こうした理由から、ファクタリング事業者の中には申込・審査・契約の手続きに際し電話でやり取りすることがあるわけです。
電話なしで手続きできるファクタリング事業者とは?
電話なしで直接担当者と面会してやり取りしたい、時間や手間の節約のために電話なしで申込・審査・契約がしたいという方には次のサービスをお選びください。
担当者と直接面会して手続きしたい:対面型サービスのファクタリング
電話なしで申込・審査・契約したい:オンラインサービスのファクタリング
対面型サービスのファクタリング
電話なしで直接ファクタリング事業者の担当者と面会して手続きしたいという方は、従来の対面型ファクタリングサービスをご利用ください。
対面型のファクタリングサービスにおける相談から入金までのフローは以下の通りです。
相談
申込
書類提出
審査
審査結果の通知
買取金額・手数料・売掛金回収方法といった契約内容の説明
契約
入金
電話なしでこれらの手続きすべてをおこなう場合、ファクタリング事業者の窓口やオフィスを訪問するための時間や手間、交通費が発生します。
ファクタリング事業者の担当者に自社のオフィスに来てもらうことも可能ですが、そうした場合、ファクタリング事業者によっては交通費や出張費を別途請求される場合があります。
電話なしの対面でのやり取りでファクタリングにまつわるすべての手続きを完結させることは可能ですが、そうしたケースでは時間と手間、コストがかかる点に注意してください。
オンラインサービスのファクタリング
時間と手間を節約したいので電話なしのファクタリングサービスを探しているという方には、オンラインサービスのファクタリングサービスがおすすめです。
オンラインサービスのファクタリングは、「オンラインファクタリング」「クラウドファクタリング」と呼ばれています。オンラインファクタリングはコロナ禍以降ファクタリング業界で急速に広まっているサービスです。
オンラインファクタリングの特徴は、申込から入金までのファクタリングにまつわる手続きをWeb上で完結できることです。
一般的なオンラインファクタリングでは、以下の手続きが電話なしのオンラインのみで完結できます。
申込
書類提出
審査
審査結果の通知
契約
入金
オンラインファクタリングは申込・審査・契約をすべてオンラインで完結できるので、従来の対面式のサービスよりも手続きにかかる時間が短縮できます。したがって、対面式のファクタリングサービスよりオンラインファクタリングの方がより早く資金調達を達成することが可能です。
オンラインファクタリングが電話なしで利用できる理由
オンラインファクタリングは手続きすべてをオンラインで完結できるので、ファクタリング事業者からの電話なしで利用することが可能です。その点についてもう少し詳しく解説しましょう。
申込はファクタリング事業者の公式サイトやアプリにある専用申込フォームに必要事項を記入しておこないます。
必要書類の提出はパソコンやスマホに必要書類を取り込み、それをアップロードするという方法です。
オンラインファクタリングでは通常対面形式による審査はありません。事業者の中には審査にAIを採用しているところがあります。AI審査は判断にブレがなく、人による審査よりも審査結果の通知が早いのが特徴です。
オンラインファクタリングの事業者の中には初回利用者にのみ審査の際に電話でのヒアリングをおこなっているところがありますが、大半は電話でのやり取りはありません。
審査結果の通知は基本的に、登録したメールアドレス宛にメールで通知されます。審査結果についても一部の事業者は利用者に迅速かつ確実に審査結果を伝えるために、電話連絡をするところがあります。
オンラインファクタリングの契約は電子契約システムを使っておこなわれます。したがって、電話で契約の日時・場所を調整する、契約書の内容について説明を聞くという作業はありません。
電話なしでも安心して利用できる
電話なしで利用できるファクタリング事業者は、公式サイトでサービスの内容や申し込み手順、必要書類などについて詳しく説明しています。したがって、電話なしでも安心して利用可能です。
電話なしのファクタリング事業者を利用する際は公式サイトから必要な情報を事前に入手してください。
電話なしのオンラインファクタリングで資金調達するメリット7つ
電話なしで申込・審査・契約ができるオンラインファクタリングで資金調達するメリットは以下の通りです。
提出書類が少ない
24時間いつもでどこでも申込が可能
即日審査・即日入金が可能
手数料が安い
各種コストを節約できる
少額債権のファクタリングが可能
強引な勧誘を受ける心配がない
提出書類が少ない
電話なしのオンラインファクタリングは対面式と比較すると提出書類が少ない点がメリットです。書類の数を比較するとそれがわかります。一般的に対面式サービスで必要な提出書類は以下の通りです。
決算書
売掛先との取引基本契約書
見積書・発注書・請求書・納品確認書など
通帳のコピー
登記簿謄本(利用者が法人の場合)
開業届(利用者が個人事業主の場合)
本人確認書類
印鑑証明書
オンラインファクタリングで必要な提出書類は以下の通りです。
請求書
通帳のコピーや売掛先担当者とのメール
本人確認書類
通帳のコピーや売掛先とのメールは、売掛債権の存在、売掛債権の額や入金期日、これまでの取引履歴を証明するエビデンスとして提出します。
比較するとわかるように、提出書類はオンラインサービスの方が対面式サービスより圧倒的に少ないです。申込の準備に時間や手間をかけたくないという方には電話なしのオンラインファクタリングをおすすめします。
24時間いつでもどこでも申込が可能
電話なしのオンラインファクタリングの別のメリットはインターネット接続環境と端末さえあれば、24時間いつでもどこでも申込が可能という点です。
会社の事務所でファクタリング事業者からの電話連絡を待つ必要もありません。
電話なしのオンラインファクタリングは基本的にサービス対応エリアを日本全国としています。したがって、自社の近くに対面式で申込するファクタリング事業者がないという会社でも申込可能です。
さらに、24時間いつでも申込できるオンラインファクタリングは、本業と経営の両方の仕事に携わる中小企業の経営者や個人事業主にとって時間と手間が節約できる便利なサービスといえます。
即日審査・即日入金が可能
電話なしのオンラインファクタリングは申込をしたその日に審査をしてもらい、すぐに入金してもらうことが可能です。
「取引先の決済日が数日先に迫っているが支払いに必要なお金が足りない」といったケースでは即日審査・即日入金に対応している電話なしのオンラインファクタリングをご利用ください。
手数料率の設定が低い
電話なしのオンラインファクタリングは手数料の設定が対面式よりも低い点がメリットです。
ファクタリングの手数料はおおまかに説明すると、(買取金額)×(手数料率)=(手数料の金額)で計算できます。したがって、手数料率が低ければ手数料コストのカットにつながるわけです。
オンラインファクタリングの契約は2社間ファクタリングが主流なので、オンラインファクタリングの手数料率と対面式サービスにおける2社間ファクタリングの手数料率を比較しました。
オンラインファクタリング:2%~12%
対面式の2社間ファクタリング:10%~20%
オンラインファクタリングで手数料率を下げることができるのは、オフィスや拠点を複数構えなくてもサービスが提供できるからです。
したがって、オンラインファクタリングではオフィスや拠点での営業に必要な賃料や光熱費、人件費や維持費などのコストカットができます。
オンラインファクタリングでは、コストカットにより浮いたお金で手数料率を低く設定するという形で利用者へ還元することで顧客獲得を目指しています。
各種コストを節約できる
電話なしのオンラインファクタリングは収入印紙代・切手代・交通費をカットできる点がメリットです。
電話なしのオンラインファクタリングは電子契約システムで契約します。したがって収入印紙を貼る必要がありません。これにより収入印紙代がカットできます。
紙の契約書を郵送でやり取りする場合は切手代がかかることがありますが、オンラインファクタリングなら電子契約なので切手代はかかりません。
オンラインファクタリングなら担当者と直接面会して契約することはないので、担当者に自社のオフィスに来訪してもらうことで発生する交通費、もしくは利用者がファクタリング事業者のオフィスを訪問することで発生する交通費がカットできます。
少額債権のファクタリングが可能
電話なしのオンラインファクタリングの別のメリットは少額債権のファクタリングができる点です。オンラインファクタリングでは、中小企業や個人事業主向けに少額債権の買取を積極的におこなっている事業者があります。
売掛債権の額が数万円、数十万円では、大手のファクタリング事業者は仕事の割に儲けが少ないので買取に応じてくれません。
少額債権を資金化したいというニーズがあれば、電話なしのオンラインファクタリングの利用をおすすめします。
強引な勧誘を受ける心配がない
電話なしのオンラインファクタリングを使う別のメリットは強引な勧誘を受ける心配がない点です。
ファクタリング事業者に電話する、もしくはファクタリング事業者からの電話を受ける機会があれば、その際に「別の売掛債権があればそちらもぜひ買取させてください」と勧誘される可能性があります。
電話なしのオンラインファクタリングならそういった心配は不要です。
電話なしのオンラインファクタリングを利用する際の注意点
電話なしのオンラインファクタリングで資金調達する際には次の点に注意してください。
基礎的なITリテラシーが必要
担当者と直接顔を合わせることがない
審査での臨機応変な対応は期待できない
売掛金回収業務がある
すべての手続きがオンラインで完結できない場合がある
基礎的なITリテラシーが必要
電話なしで利用できるオンラインファクタリングを使うには基礎的なITリテラシーが必要です。
オンラインファクタリングはパソコンやスマホを使って書類提出や契約をします。したがって、パソコンやスマホに書類を取り込む、アップロードするという作業に不慣れな方は、オンラインファクタリングの申込は難しいと感じるでしょう。
さらに契約についても電子契約システムの利用経験がなければ難しいと感じる方がいらっしゃいます。たとえば、電子契約では複数のウィンドウやタブで電子契約システムを同時に起動させ操作をするとエラーが発生することがあります。さらに、電子契約に必要なメール認証のためにメールアドレスの正確な登録が必要です。
このように、オンラインファクタリングの利用には基礎的なITリテラシーが必要とされます。利用者がパソコンでの作業に不慣れならITの知識がある方にサポートを依頼してください。
担当者と直接顔を合わせることがない
電話なしで利用できるオンラインファクタリングは担当者と顔を合わせて直接やり取りできない点に注意してください。
担当者と直接顔を合わせて質問したい、申込方法や必要書類の提出についてサポートして欲しいという方は電話なしのオンラインファクタリングよりも、対面型のファクタリング事業者を選ぶことをおすすめします。
審査での臨機応変な対応は期待できない
電話なしで利用できるオンラインファクタリングの審査は非対面式です。
対面式の審査であれば担当者に自社の資金繰りの悩みなどを訴えて、担当者に人情的な判断や臨機応変な対応をしてもらうことが期待できます。
オンラインファクタリングでは基本的に審査の際に担当者との面談や電話でのヒアリングがありません。したがって、融通を利かせた判断、条件面での譲歩などは期待できません。
売掛金回収業務がある
電話なしのオンラインファクタリングで主流となっている契約は2社間ファクタリングです。したがって、資金調達完了後に売掛金回収業務とそれをファクタリング事業者に渡す責任がある点に注意してください。
ファクタリングは売掛債権譲渡契約に該当するので、契約後に売掛金を回収する権利は利用者からファクタリング事業者に移転します。したがって、ファクタリング事業者が直接売掛先から売掛金を回収することが可能です。
しかし、2社間ファクタリングは売掛先に債権譲渡通知をしないので、ファクタリング事業者は債権譲渡契約の際に、利用者と売掛金回収業務を委託する契約を結び、売掛金回収業務を利用者に委託します。
したがって、電話なしのオンラインファクタリングでは通常、売掛債権が現金化できればそれで終わりというわけではなく、利用者は資金調達完了後に売掛金を回収しそれをファクタリング事業者に引き渡す責任を果たします。
すべての手続きがオンラインで完結できない場合がある
オンラインファクタリングであってもすべての手続きがオンラインで完結できないケースがある点に注意してください。
たとえば、初回利用の場合担当者との面談が必要というケースがあります。さらには、審査に必要な調査のため電話でヒアリングをする、申込はオンラインでおこなえるが契約は書面で交わすといったケースです。
電話なしのオンラインファクタリングを利用する際には、どこまでオンラインで手続きできるのかを確認してください。
電話なしで申込できるオンラインファクタリングをおすすめするケース
以下のケースでは電話なしで申込できるオンラインファクタリングをおすすめします。
資金調達を急いでいる
通常業務が忙しい
乗り換え先を探している
電話なしで申込できるオンラインファクタリングは、即日入金に対応している事業者がいくつもあるので、通常の対面式のファクタリングより申込から資金調達完了までのスピードが速いです。
したがって、資金調達を急いでいるケースでは対面式よりもオンラインの方を選んでください。
さらに、時間を問わず申込ができるオンラインファクタリングは、ファクタリング事業者との面談や電話対応に割く時間を取るのが難しいという経営者の方にもぴったりのサービスです。
電話なしのオンラインファクタリングは申込が簡単で、日本全国をサービス対応エリアにしています。したがって、現在利用しているファクタリング事業者からの乗り換えを検討している場合に、オンラインサービスを提供している事業者の中からいくつかの事業者をピックアップし、乗り換え先候補にすることが可能です。
電話なしのファクタリングについてのまとめ
電話よりも直接担当者と顔を合わせてやり取りしたいという方には、対面式のファクタリング事業者がおすすめです。
一方で、電話でのやり取りが苦手という方、時間や手間を省いて手続きしたいという方には、電話なしで申込・審査・契約ができるオンラインファクタリングをおすすめします。
電話なしで申込できるオンラインファクタリングは提出書類が少ない、即日入金に対応している、いつでもどこでも申込可能と言った点が特徴でした。
一方で、オンラインファクタリングの利用には基礎的なITリテラシーが必要、2社間ファクタリングなら売掛金回収の責任があるといった点に注意してください。
資金調達を急いでいるなら電話なしで申込できるオンラインファクタリングをご利用ください。