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介護報酬債権とは?介護報酬債権ファクタリングや利用の流れ、注意点について解説

日本のビジネスにおいての取引は、売掛債権を用いた掛け取引が基本です。それは、医療や介護業界も同様で、介護サービスの報酬の受け取りには介護報酬債権が用いられます。また、介護報酬債権を用いて資金調達をすることも可能で、資金繰りの改善に利用できます。しかし、介護報酬債権を利用して資金調達をするには、利用方法の流れや注意点について知っておく必要があるでしょう。本記事では、介護報酬債権とは何であるのかや、介護報酬債権を利用した資金調達方法や利用の流れなどについて詳しく解説します。

介護報酬債権とは?

介護報酬債権とは、国民健康団体連合会から支払われる介護報酬を受け取る権利です。介護報酬は、1割~3割が利用者負担として利用者へ請求し、残りの7割~9割を介護給付費として国民健康保険団体連合会へ請求します。利用者負担分は、利用者から直接支払われますが、国民健康団体連合会への請求分は、介護報酬債権が発行され後日支払われます。

介護報酬債権を利用した資金調達方法

介護報酬債権は、資金調達にも利用できます。介護報酬債権を利用した資金調達方法は、次の通りです。

●介護報酬ファクタリングとは
●介護報酬の債権を担保にした融資・ローン

では、それぞれの方法について詳しく解説します。

介護報酬ファクタリング

介護報酬ファクタリングとは、介護報酬債権を業者へ譲渡し、現金化する資金調達方法です。介護報酬債権を請求してから入金されるまで、2か月ほどかかります。しかし、突発的な支出が生じた場合、入金期日まで待てないこともあるでしょう。介護報酬ファクタリングは、突発的な資金ショートを改善できる資金調達方法として注目されています。

介護報酬の債権を担保にした融資・ローン

介護報酬債権を担保にした融資・ローンとは、不動産を担保とする代わりに、介護報酬債権を担保として金融機関から資金を借り入れる方法です。融資・ローンは借り入れた金額の返済と、利息を支払います。

介護報酬債権がファクタリングに向いている理由

介護報酬債権は、一般的な売掛債権よりもファクタリングに向いています。ファクタリングに向いている理由は、次の通りです。

●高確率で審査に通過できる
●素早い資金調達
●手数料が低い
●新設の事業者も利用しやすい

では、それぞれの理由について詳しく見てみましょう。

高確率で審査に通過できる

ファクタリングに向いている理由とは、高確率で審査に通過できることです。ファクタリングの審査では、利用者の経営状態よりも債権の代金の回収能力が重視されます。債権の未回収リスクが高いと判断されると、審査に通りません。介護報酬債権は、売掛先が国民健康団体連合会と公的機関であるため、回収不能の可能性は低いと判断されます。そのため、審査に通る確率が高くなるでしょう。

素早い資金調達

向いている理由とは、素早い資金調達ができることです。介護報酬債権は、売掛先が公的機関なので、信用力も高く審査に時間がかかりません。ファクタリングは融資よりも素早い資金調達が可能であるものの、介護報酬債権の信用力によって、一般的な売掛債権よりもスムーズな調達が期待できます。

手数料が低い

向いている理由とは、手数料が低いことです。ファクタリングの手数料は法的に制限されておらず、業者によって異なります。一般的な目安としては、2%~30%ほどです。手数料は契約方法によっても異なり、ファクタリング業者と利用者の2社間での契約よりも、売掛先も交えた3社間での契約の方が低く設定されています。

また、手数料は債権の回収リスクによっても左右され、未回収リスクが高いほど、手数料も高く設定されます。介護報酬債権は、売掛先が公的機関であるため、未回収リスクはゼロに近いといえるでしょう。そのため、介護報酬ファクタリングの手数料は、0.25%~1%ほどと低く設定されます。

新設の事業者も利用しやすい

向いている理由とは、新設の事業者も利用しやすいことです。ファクタリングの審査では、売掛先との取引実績も考慮されます。しかし、売掛先が公的機関である場合、初めての取引であっても債権の未回収リスクは低くなります。また、ファクタリングは利用者の経営状況などはそれほど重視されないため、新設の事業者も利用しやすいでしょう。

介護報酬ファクタリングの注意点

介護報酬ファクタリングは、資金繰りを改善するのに役立てられますが、注意すべきポイントもあります。介護報酬ファクタリングの注意点は、次の通りです。

●受け取る報酬額が少なくなる
●利用しすぎる可能性がある
●介護報酬債権額を超える資金調達はできない

では、それぞれの注意点について詳しく解説します。

受け取る報酬額が少なくなる

注意点とは、受け取る報酬額が少なくなることがあげられます。介護報酬ファクタリングで受け取る金額は、手数料を指しい引いた額です。手数料は低く設定されているものの、額面よりも低い金額を受け取ることになります。長期的に利用すると、少しずつ経営を圧迫していく可能性があります。継続して使い続けることは、おすすめしません。

利用しすぎる可能性がある

注意点とは、利用しすぎる可能性のあることです。介護報酬ファクタリングを利用すると、介護報酬債権を期日より早く現金化できます。手元の現金を増やせるため便利ですが、それゆえに利用しすぎることがあります。便利ではあるものの、手数料を差し引いた金額を受け取るため、本来受け取る金額よりも少ないのです。

また、一度ファクタリングを利用すると、利用をやめたときに次の入金期日までの期間が長く空いてしまいます。そうなると、その間の資金繰りが苦しくなり、ファクタリングを利用するという悪循環に陥ることもあるのです。計画的に利用する必要があります。

介護報酬債権額を超える資金調達はできない

注意点とは、介護報酬債権額を超える資金調達はできないことがあげられます。ファクタリングは売掛債権を売却し、現金化するシステムです。そのため、売掛債権の額面が上限となります。債権の額面が低い場合、希望する金額に満たない場合もあるでしょう。多くの資金が必要なら、額面の多い介護報酬債権を利用する必要があります。

介護報酬ファクタリングの利用の流れ

介護報酬ファクタリングの利用の流れは、次の通りです。

●申し込み
●審査を受ける
●契約手続きを行う
●介護報酬債権を売却する

では、それぞれの工程について詳しく見てみましょう。

申し込み

利用する際は、まず申し込みを行います。介護報酬ファクタリングは、すべての業者が対応しているわけではないため、取り扱いのある業者を探しましょう。適切な業者を見つけたら、業者のHPから申し込みを行います。オンライン上で手続きができる場合は、必要書類をアップロードして送信します。オンラインに対応していない場合は、必要書類を郵送してください。

審査を受ける

必要書類を送ったら、審査の段階へ進みます。売掛先が国であるため、審査に落ちる心配はほとんどないでしょう。利用者の資産が差し押さえられるなど、大きな金融事故などがない限り、通る確率は高くなります。ただし、信用力が高い介護報酬債権を使っても、書類に不備があれば落ちるケースもあります。必要書類はすべてそろえ、フォームに入力する内容も間違えないように注意してください。

契約手続きを行う

審査に通過したら、契約手続きへ進みます。3社間での契約をする場合、契約前に国民健康保険団体連合会の承諾を得る必要があります。国民健康保険団体連合会から承諾を得るのは、とくに難しいわけではありません。また、契約の際は債権ごとに契約するのではなく、契約期間を設定するケースもあります。契約する際は、契約内容をしっかり確認する必要があります。

介護報酬債権を売却する

国民健康保険団体連合会から承諾を得て、ファクタリング業者と契約を締結したら、介護報酬債権を売却します。申し込み方法や書類提出のスピードによって変わってきますが、通常は1週間以内に資金調達ができるでしょう。ただし、介護報酬ファクタリングの振り込みは、2段階で行われることが多いので注意が必要です。

介護報酬債権の売却時に前払い金として8割ほど支払われ、残りは国民健康保険団体連合会から債権代金が入金された後に支払われます。介護報酬債権売却時に全額支払われないのは、国民健康保険団体連合会の審査で、払戻や保留になることがあるからです。そのため、最終的な入金金額を確認した後に全額支払われる形になります。

介護報酬債権を利用したファクタリング業者の選び方

介護報酬債権を利用したファクタリング業者の選び方のポイントは、次の通りです。

●手数料
●融資と疑われるような契約内容
●企業情報が正しく記載されている

では、それぞれのポイントについて解説しましょう。

手数料

業者の選び方のポイントとは、手数料です。介護報酬ファクタリングの手数料は、一般的なファクタリングよりも低く設定されています。しかし、その中でも手数料が低い業者を選ぶほど、受け取る金額は多くなります。ただし、手数料は同じであっても、別途で手数料がかかる業者もあるため、トータルでどれだけの金額が受け取れるのかを比較して選びましょう。

融資と疑われるような契約内容

業者の選び方のポイントとは、融資と疑われるような契約内容でないかどうかです。介護報酬ファクタリングと謳いながら、融資契約を行う業者もあります。しかし、融資契約は貸金業の登録をしている業者しか行えません。

また、融資契約をしていると、決算書には借入として計上するため、銀行融資を受ける際の審査に影響を与える可能性があります。融資と疑われる偽ファクタリングは、契約しないようにしてください。

企業情報が正しく記載されている

業者の選び方のポイントとは、企業情報が正しく記載されていることです。業者のHPを確認して、そこに記載されている情報が正しいか確認してください。記載されている住所に本当にオフィスが存在するのか、電話番号はつながるのかなど、業者が実際に存在するか確かめましょう。

介護報酬債権とはについてのまとめ

介護報酬債権とは、介護報酬を受け取る権利です。介護報酬債権の期日になると支払われますが、支払期日が2か月後と遅くなります。介護報酬債権を使ってファクタリングを利用すると、期日より前に報酬を受け取れ、早期の資金調達が適います。一般的なファクタリングよりも手数料が低いため、上手に利用して資金繰りを改善しましょう。