ファクタリングはWeb完結の時代!メリットやデメリットと会社の選び方を解説
近年のファクタリングは、Webで完結するものが増えています。
一昔前はファクタリング会社へ出向くことがありましたが、今ではそのような作業も減っているのです。
今回は、時代が変化してWeb完結になったファクタリングについて解説します。
目次
ファクタリングがWeb完結するとは
ファクタリングがWeb完結するというのは、オンライン上ですべての手続きが完了することを指します。
Webサイトからファクタリングを申し込み、必要書類のアップロードなどを済ませ、審査や入金まで進めてもらうのです。
今までのファクタリングでは、書類の郵送や対面での手続きがありました。
つまり、オンラインで完結させることは不可能で、どうしても時間を要してしまっていたのです。
しかし時代は変化して、紙の書類を提出する代わりにWebサイトから情報を提供できるようになりました。
また、書類を郵送しなくても、カメラで撮影した写真のアップロードが可能です。
技術が進化したことにより、オンライン上でやり取りできる内容が増え、結果としてファクタリングの契約はWeb完結するようになりました。
ファクタリングがWeb完結になったメリット
ファクタリングの契約がWeb完結になったことで、多くのメリットが生み出されました。
具体的なメリットを挙げると以下のとおりです。
最短で即日現金化が可能
ファクタリングの審査がWeb完結するようになったことで、最短即日で売掛債権を現金化できるようになりました。
オンライン化により、今まで以上に高速な審査を実現できるようになっています。
Web完結が当たり前になるまでは、書類を提出するために郵送などが利用されていました。
速達を利用しても郵便物はオンラインのように高速では送付されないため、どうしても時間を要したのです。
また、手続きの都合から、ファクタリング会社に出向いて対面で契約することもありました。
Web完結になったことで、このような作業は一切不要となっています。
そして書類の提出も面談もオンラインで完結するため、最短即日で現金化まで進められるのです。
基本的に2社間ファクタリング
Web完結のファクタリング会社は、基本的に2社間ファクタリングとなっています。
2社間ファクタリングとは、利用者とファクタリング会社の間で契約が完結するものです。
契約にあたって売掛先の協力が必要ないため、売掛先にファクタリングの事実が伝わりません。
知られてしまうことで、関係性に影響が出る場合には、非常に重要なポイントです。
もしも2社間ファクタリングではなく3社間ファクタリングになると、どうしても売掛先とのやりとりが生じます。
ファクタリング会社と売掛先で手続きを進める必要があり、オンラインでは完結できなくなるのです。
そのような都合から、基本的にWeb完結のファクタリング会社は、2社間ファクタリングを採用しています。
手数料が低め
一般的に、2社間ファクタリングは手数料が高くなってしまいます。
ファクタリング会社は事務手続きに加えてリスクも背負わないといけないため、万が一に備えて手数料を高く設定しているのです。
ただ、2社間ファクタリングでもWeb完結になると、事務手続きが最小限に抑えられます。
結果、今までの2社間ファクタリングと比較すると、手数料の低い会社が増えているというのが現状です。
ただ、ファクタリングの手数料は利用を継続することで変化するため、Web完結でも初回の手数料は高くなってしまう可能性があります。
ファクタリングの契約がWeb完結するデメリット
基本的には上記で解説したとおり、Web完結にはメリットがあります。
ただ、デメリットもあるため、そこも理解しておきましょう。
不明点を相談しづらい
Web完結のファクタリング会社は、問い合わせなどもWebでしか対応していないケースがあります。
このようなファクタリング会社では、不明点がある時に相談しにくいことがデメリットとなります。
クイックなレスポンスがあるとは限らないため、疑問が解決できないかもしれません。
Web完結ではなく対面のファクタリング会社ならば、担当者に直接質問することが可能です。
契約前に解決しない疑問があるならば、その場で解決することができるでしょう。
最終的にファクタリングを契約するかどうか、スムーズに決定できるはずです。
個別の事情を踏まえてもらうことが難しい
何かしら特別な事情がある場合に、それを踏まえてもらうことが難しいと考えられます。
対面のファクタリング会社では、相談してみる余地があるため、比較するとWeb完結のデメリットとなります。
それに対して、Web完結のファクタリング会社は、申し込みから審査、買取まである程度の流れが決まっていると予想されます。
部分的には自動化されていることも考えられ、これを変化させることは難しいはずです。
そのため、何かしら特別な事情があっても、それを考慮した審査などは難しいと考えられます。
もちろん、オンラインで問い合わせしてみることで、何かしら対応してもらえるかもしれません。
ただ、この点はデメリットだと割り切って、特別な事情がある場合は対面のファクタリング会社をおすすめします。
Web完結のファクタリング会社を選ぶポイント
現在はWeb完結のファクタリング会社が増えています。
そのため「Web完結かどうか」という観点だけではファクタリング会社を選べない状況です。
以下では、どのようなポイントで選べば良いかを解説します。
ファクタリング手数料
最初に確認してもらいたいポイントは、ファクタリング手数料です。
Web完結のファクタリング会社でも、発生する手数料は大きく異なります。
比較してみると違いを感じられることがあるため、必ず複数の会社を確認するようにしましょう。
ただ、ファクタリングの手数料は徐々に下がるケースが多く、初回の利用では高くなりがちです。
そのため「初回の手数料はいくらか」「継続的に利用する場合はどうなるか」の両面から評価しましょう。
中長期的に利用する可能性があるならば、最終的に手数料が安くなるファクタリング会社がおすすめです。
入金までの時間
Web完結のファクタリング会社は、最短即日で入金してくれます。
ただ、これもすべてのファクタリング会社ではなく、一部の会社だけです。
急ぎで現金を確保したいと考えているならば、入金までの時間も重要なポイントになるでしょう。
最短即日のファクタリング会社は増えていますが、翌営業日に入金されるファクタリング会社もあります。
また、午前中の申し込みで即日入金のファクタリング会社もあれば、15時までの申し込みで即日入金の会社もあるのです。
ファクタリング会社ごとに差が出る部分でもあるため、重要なポイントとして認識しましょう。
申込時の必要書類
ファクタリングの申し込みにあたっては、いくつもの種類を用意しなければなりません。
これらの書類の中でも、何が必要となるかが重要なポイントです。
もし、必要とされる書類の種類が多いと、審査をしてもらうまでに時間がかかります。
Web完結のファクタリング会社は、最短即日で売掛債権を現金化できるサービスを提供しています。
しかし、準備に時間がかかってしまうと、このメリットを活かせないかもしれません。
ファクタリング会社を比較してみると、必要な書類の種類は大きく異なります。
できるだけ必要書類の少ない会社を選択することで、Web完結の恩恵を受けやすくなるのです。
買取上限金額
売掛債権をいくらまで買い取ってくれるのかが重要なポイントです。
Web完結のファクタリング会社は、小規模な買取から大規模な買取までさまざまあります。
具体的には、上限金額が30万円程度の会社から1,000万円を超える会社まであるのです。
買取上限金額が、売却したい売掛債権の金額以上でなければ、全額を現金化できません。
例えば、売掛債権が300万円で買取上限が100万円では、100万円しか現金にならないのです。
買取上限金額が不足していると、思うように現金が調達できません。
ファクタリングの意味合いを左右する部分であるため、希望を満たしてくれるファクタリング会社であるのか確認が重要です。
ファクタリングはWeb完結の時代であることのまとめ
ファクタリングの申し込みから入金まで、Web完結の時代に入ったことを解説しました。
以前は郵送や対面での手続きが必要でしたが、これらは必要なくなっています。
また、オンラインですべての手続きが完結することから、最短即日で売掛債権の現金化が可能です。
今まで以上にスムーズな現金化が可能となり、キャッシュフローの改善に役立つようになりました。