即日入金可能な請求書買取サービスの選び方7選!メリットやデメリット、利用する流れを解説
請求書買取サービスは支払期日を待たずに現金を受け取れるため、資金繰りに苦しんでいる事業者の助けとなります。
さらに、即日入金に対応している請求書買取サービスを利用すれば、すぐに手元資金を増やせます。
ただ、即日入金可能な請求書買取サービスは多くあるので「どのように選べばよいのか分からない」と、悩んでしまうかもしれません。
そこでこの記事では、即日入金可能な請求書買取サービスの選び方について解説していきます。
また請求書買取サービスのメリットやデメリット、利用する流れも紹介するので、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。
目次
請求書買取サービスとは
請求書買取サービスは便利な資金調達方法です。
ただ、請求書買取サービスについて詳しく知らない事業者もいるでしょう。
ここからは、請求書買取サービスの基本的な知識を解説していきます。
1. 請求書買取サービスの仕組み
2. 請求書買取サービスの契約形態
3. 請求書買取サービスの手数料相場
1.請求書買取サービスの仕組み
請求書買取サービスは、事業者が保有している未払いの売掛債権を現金化するサービスのことです。
売掛金は支払期日にならなければ入金されません。
支払期日が長ければ長いほど、手元資金で資金繰りをする必要があります。
手元資金が多ければよいのですが、資金に余裕がない事業者としては死活問題です。
たとえ利益が出ていたとしても、黒字倒産となる可能性があります。
そこで請求書買取サービスを利用すれば、早急に現金を用意できます。
2.請求書買取サービスの契約形態
請求書買取サービスには、2社間取引と3社間取引があります。
2社間取引は、事業者と請求書買取サービス会社で取引をします。
売掛先が関与しない取引なので、スピーディな資金調達が可能です。
即日入金に対応しているのが、この2社間取引です。
3社間取引は事業者と請求書買取サービス会社、売掛先の3社間で取引をします。
売掛先が関与するため、今後の取引に影響を及ぼす可能性があります。
ただ、2社間取引よりも手数料がおさえられることがメリットです。
3.請求書買取サービスの手数料相場
請求書買取サービスの手数料は、契約形態によって異なります。
・2社間取引:10%~20%
・3社間取引:2%~10%
上記の手数料はあくまでも目安です。
即日入金可能な請求書買取サービスの選び方7選
即日入金可能な請求書買取サービスを選ぶ際は、下記の7つのポイントをチェックしましょう。
1. オンラインで手続きが可能か
2. 審査にどれくらいの時間がかかるか
3. 面談は必須か
4. 必要書類の数は多いか
5. 手数料は適切か
6. 償還請求権はあるか
7. 土日祝日は対応しているか
どのようなポイントを重点的に見ればよいのか、順番に解説していきます。
1.オンラインで手続きが可能か
請求書買取サービスによっては、オンラインで手続きができるケースがあります。
請求書買取サービス会社に訪問する必要がなく、必要書類の提出はアップロードで済みます。
移動時間や手続きを削減できるため、即日入金できる可能性が高まるのです。
ただし、一部の手続きはオンラインでできないケースもあります。
即日入金を希望している事業者は、完全オンラインで手続きができることを確認するとよいでしょう。
2.審査にどれくらいの時間がかかるか
請求書買取サービスを利用する際は、必ず所定の審査がおこなわれます。
審査時間が短ければ短いほど、短時間での入金が期待できるでしょう。
審査時間が短い請求書買取サービスでは、数10分程度で結果が分かります。
即日入金を成功させるためにも、審査時間は必ず調べておきましょう。
3.面談は必須か
請求書買取サービスの面談は必須ではありません。
ただ、利用する請求書買取サービスによっては、面談を必須としているケースもあります。
オンライン面談を実施している請求書買取サービスもありますが、どうしても時間がかかってしまいます。
面談が不要の請求書買取サービスを選ぶようにしましょう。
4.必要書類の数は多いか
必要書類は請求書買取サービスを利用するうえで、必ず提出しなければなりません。
必要書類の数が多いと、用意に時間がかかってしまいます。
請求書買取サービス利用時の最低限の必要書類は、こちらの2点です。
・通帳のコピー
・請求書
上記の2点を事前に用意しておけば、即日で資金調達ができる可能性が高まります。
5.手数料は適切か
請求書買取サービスの手数料は、契約形態によって異なると説明しました。
3社間取引よりも2社間取引の方が高くなる傾向がありますが、20%以内におさまるケースが一般的です。
即日入金できるのは2社間取引なので、手数料は高めとなることが予想されます。
手元資金を多くするためにも、提示される手数料が相場の範囲内であることを確認しましょう。
6.償還請求権はあるか
請求書買取サービスでは、原則として償還請求権がありません。
もし売掛先が売掛金を支払えなくなったとしても、請求書買取サービス会社は費用の請求ができません。
事業者にとっては大きなメリットだといえますが、償還請求権ありの契約を求められるケースもあります。
万が一のことを考えて、契約時は償還請求権がないことを確認しましょう。
7.土日祝日は対応しているか
即日入金を希望している事業者は、今すぐにでも資金が必要だと考えているでしょう。
数は多くないものの、土日祝日も対応している請求書買取サービス会社はあります。
ただ、振込先の金融機関が土日祝日に対応していなければ、現金を受け取れない可能性があります。
土日祝日に対応している請求書買取サービス会社に申込をしたとしても、現金を引き出せないリスクがある点を覚えておきましょう。
即日入金可能な請求書買取サービスを利用するメリット3選
即日入金可能な請求書買取サービスを利用するメリットは、下記の3つです。
1. 迅速な資金調達が可能
2. 売掛先に知られずに利用できる
3. 自社の信用力は審査にほとんど影響しない
即日入金可能な請求書買取サービスのメリットを最大限に活かすためにも、これから解説する内容について把握しておきましょう。
1.迅速な資金調達が可能
即日入金可能な請求書買取サービスは、何よりも資金調達のスピードが早いです。
即日とあるように、早い時間帯に申込をしておけば、即日入金も十分可能です。
資金調達のスピードを重視したい事業者は、即日入金に対応している請求書買取サービスの利用を検討してみるとよいでしょう。
2.売掛先に知られずに利用できる
現金化のスピードが早い請求書買取サービスでは、2社間取引が一般的です。
2社間取引は売掛先が契約に関与しません。
そのため、売掛先に知られずに資金調達ができるメリットがあります。
売掛先との取引歴が浅い、信頼関係が築けていないなどの事業者は、即日入金が成功する可能性が高い2社間取引を選択しましょう。
3.自社の信用力は審査にほとんど影響しない
請求書買取サービスでは、売掛先の信用力が重視されます。
自社の信用力がまったく関係ないとはいえませんが、ほとんど影響しません。
開業直後で信用力がない状態でも、請求書買取サービスなら資金調達が可能です。
即日入金可能な請求書買取サービスを利用する2つのデメリット
即日入金可能な請求書買取サービスには、魅力的なメリットがあります。
ただし、デメリットも存在するので必ず確認しておきましょう。
即日入金可能な請求書買取サービスのデメリットは、こちらの2つです。
1. 割高な手数料が発生する
2. 入金された売掛金を請求書買取サービス会社に振り込む作業がある
ひとつずつ見ていきましょう。
1.割高な手数料が発生する
請求書買取サービスでは、手数料の支払いが発生します。
利用条件によっては低い手数料が適用されるものの、銀行の融資と比べると割高です。
手数料が高いという認識を持ち、コストを意識して請求書買取サービスを利用することをおすすめします。
2.入金された売掛金を請求書買取サービス会社に振り込む作業がある
即日入金可能な2社間取引では、売掛先から振り込まれた売掛金を請求書買取サービス会社に振り込む作業があります。
一方で、3社間取引では売掛先が請求書買取サービス会社に振り込むため、事業者の手間はかかりません。
振込作業を忘れてしまうと、信用問題につながります。
手間はかかりますが、売掛金の入金を確認したら、速やかに振込をしましょう。
即日入金可能な請求書買取サービスを利用する流れ
即日入金可能な請求書買取サービスを利用する流れはこちらです。
1. 請求書買取を申し込む
2. 必要書類を提出する
3. 審査の実施
4. 条件の提示
5. 契約の締結
6. 代金の受け取り
7. 売掛金を回収したのち請求書買取サービス会社に振り込む
それぞれの手順について、順番に解説していきます。
1.請求書買取を申し込む
まずは、請求書買取サービス会社に請求書買取を申し込みます。
申込方法は下記の3種類が一般的です。
・電話
・公式サイトの申込フォーム
・郵送
即日入金を希望している事業者は、電話か公式サイトの申込フォームをおすすめします。
2.必要書類を提出する
続いて、審査に関する必要書類を提出します。
必要書類の一例はこちらです。
・通帳のコピー
・成因資料
・決算報告書
・基本契約書
・身分証明書
・試算表
・税金や社会保険関係の書類(個人事業主)
・確定申告書(個人事業主)
3.審査の実施
必要書類の内容をもとに、審査がおこなわれます。
なお、簡単なヒアリングもあります。
ヒアリングの内容は審査に影響するので、正直に答えましょう。
4.条件の提示
審査終了後、契約条件を提示されます。
疑問点や不明点があれば、契約前に確認しておくとよいでしょう。
5.契約の締結
提示された条件に同意できる場合は、契約にうつります。
契約時は下記の書類が必要です。
・商業登記簿謄本
・印鑑証明書
・開業届(個人事業主)
契約書の控えを必ず受け取りましょう。
6.代金の受け取り
売掛債権を買い取ってもらったあと、代金を受け取ります。
7.売掛金を回収したのち請求書買取サービス会社に振り込む
売掛先から売掛金を回収したあとは、速やかに請求書買取サービス会社に振り込みましょう。
請求書買取サービス会社が入金を確認すれば、取引は終了となります。
即日入金可能な請求書買取サービスに関するまとめ
即日入金可能な請求書買取サービスを選ぶ際は、オンラインで手続きが可能か、審査にどれくらいの時間がかかるかなどをチェックしましょう。
即日入金可能な請求書買取サービスを利用するメリットは、迅速な資金調達が可能な点や、売掛先に知られずに利用できる点などがあげられます。
ただし、割高な手数料が発生する点や、入金された売掛金を請求書買取サービス会社に振り込む作業がある点がデメリットです。
請求書買取サービスは資金調達にかかる時間が短いです。
しかし、利用する請求書買取サービス会社や契約形態によって左右されます。
即日入金を求めている事業者は、この記事の内容を参考にしてみてはいかがでしょうか。