ノンバンク法人融資のメリット・デメリットは?ローンの選び方や審査のポイントを解説

ノンバンク系ビジネスローンは、銀行よりも審査が柔軟でスピーディな傾向があり、最短即日での融資も可能です。担保や保証人が不要な商品も多く、中小企業や創業間もない法人にとって有力な資金調達の選択肢となりえます。
本記事では、目的に応じたビジネスローンの選び方やノンバンクから法人融資を受ける際のメリット・デメリットについて解説します。審査時にチェックされるポイントも紹介しているため、参考にしてください。
目次
【目的別】ノンバンク系の法人融資(ビジネスローン)を選ぶポイント

ノンバンク系ビジネスローンは、自社の資金ニーズに合わせて以下の観点で検討しましょう。
- 融資までのスピード
- 金利水準や総返済額
- 融資上限額
- 返済期間の長さ
それぞれの目的に合わせたローンの選び方と、代表的なサービス例を紹介します。
【即日融資】審査時間が短く、今すぐ資金調達したい
融資までのスピードを重視する場合は、以下の3点を確認しましょう。
- 審査時間の目安
- オンライン手続きへの対応
- 申込受付時間
今すぐ資金調達したい場合は即日融資に対応しているサービスを選びましょう。申し込みから契約までWeb上で完結するサービスを選べば、来店の手間なく、全国どこからでも手続きが可能です。
ただし、当日中に融資を受けるためには、審査対応時間内に契約を完了させる必要があります。夜間や土日祝日に申し込んだ場合は審査が翌営業日以降となり、入金までに時間がかかるケースもあるため、急ぎの場合は平日の午前中に手続きを済ませましょう。
【低金利】銀行融資に近い条件で借入コストを削減したい
借入コストを抑えたい場合は、以下の3点を確認しましょう。
- 実質年率
- 総返済額
- 繰上げ返済の可否・手数料
実質年率とは、利息に加えて手数料などの諸費用を含めた実際の負担割合(実質の金利)を年率で示したものです。ノンバンク系ビジネスローンの実質年率は、銀行融資より高く設定されている傾向があります。借入希望額と返済期間をもとに返済シミュレーションを行い、支払う利息の総額を把握しておきましょう。
【大口融資】事業拡大・運転資金としてまとまった額を借りたい
事業拡大のための設備投資資金や運転資金として、まとまった額を借りたい場合は以下の2点を確認する必要があります。
- 融資上限額
- 担保の要否と種類
ノンバンク系ビジネスローンの融資上限額は、一般的に銀行融資よりも低めに設定されています。1,000万円を超えるような大口融資を希望する場合は「不動産担保ローン」など、有担保のローンを検討しましょう。担保を条件に融資を受ける場合は、無担保ローンよりも有利な条件で高額の融資を受けられる可能性があります。
【長期返済】毎月の返済額を抑え、資金繰りを安定させたい
毎月の返済額を抑えたい場合は、最長返済期間が長いローンを選びましょう。返済期間を長く設定すれば、月々の返済負担は軽くなります。
ただし、返済期間が長くなるほど支払う利息の総額は増えます。無理のない返済計画を立てるうえで、資金繰りの安定と総返済額のバランスを考えることが重要です。
ノンバンクから法人融資を受ける3つのメリット

ノンバンクから法人融資を受けるメリットは、以下のとおりです。
- 銀行よりも柔軟な審査が行われる傾向がある
- 急ぎの資金ニーズにも対応できる
- 無担保・無保証人で利用できる
ノンバンク系ビジネスローンは、銀行融資が難しい中小企業や創業期の法人にとって、貴重な資金調達手段となります。
銀行よりも柔軟な審査が行われる傾向がある
ノンバンクで法人融資を受けるメリットは、銀行よりも柔軟な審査が期待できる点です。
銀行が融資審査の際、過去の決算書や財務状況を厳しく評価する傾向があります。一方のノンバンクは、過去の実績のみならず、事業の将来性や返済能力を重視して審査を行います。
そのため、赤字決算や税金の未納、創業して間もないといった理由で銀行融資を断られた企業でも、審査対象となるケースが少なくありません。実際に、決算書が不要で、事業計画書や資金繰り表などをもとに審査を受けられるサービスもあります。
急ぎの資金ニーズにも対応できる
急ぎの資金ニーズにも対応できるスピード感も、ノンバンクならではの特徴のひとつです。
銀行融資では、申し込みから融資実行まで数週間以上かかることもあります。一方のノンバンク系ビジネスローンは、基本的に即日~数日での融資が可能です。
申し込みから契約までをオンラインで完結できるサービスも多く、店舗へ出向く必要がないため、全国どこからでもスピーディに手続きを進められます。急な仕入れや外注費の支払い、つなぎ資金が必要になったときも頼りになるでしょう。
無担保・無保証人で利用できる
多くのノンバンク系ビジネスローンは、無担保・無保証人で利用できます。
銀行から融資を受ける際は一般的に、不動産などの担保や信用保証協会の保証を求められます。融資を受けるまでのハードルが高いため、申し込む前に断念する事業主も少なくありません。
ノンバンク系ビジネスローンであれば、担保として提供できる不動産を持たない企業や、担保設定にかかる登記費用や時間を省きたい企業も利用しやすいでしょう。
なお、無担保・無保証人で利用できるものの、代表者の連帯保証は必要であることが多いです。
ノンバンクから法人融資を受けるデメリット・注意点

ノンバンクから法人融資を受ける際は、以下の点に注意が必要です。
- 銀行よりも金利が高めに設定されている
- ノンバンク利用歴が銀行審査に影響する可能性がある
- 信頼できる業者を選ぶ必要がある
デメリットも把握したうえで、自社に適した資金調達方法を選びましょう。
銀行よりも金利が高めに設定されている
ノンバンク系ビジネスローンは、銀行融資よりも金利が高めに設定されています。審査が柔軟な分、貸し倒れのリスクが高くなることが理由です。
ノンバンクのビジネスローンは上限金利が年15.0%前後と、利息制限法で定められている利率に近い金利が適用されることが多いです。銀行融資が年1.0~3.0%程度の金利が適用されるケースもあることと比較すると、大きな差となります。同じ金額を借りたとしても、総返済額に大きな差が出るため、返済シミュレーションで総額を必ず確認しましょう。
ノンバンク利用歴が銀行審査に影響する可能性がある
ノンバンクからの借入履歴が、将来の銀行融資に影響を及ぼす場合がある点も見逃せません。
銀行は融資審査の際、信用情報機関を通じて申込者の他社借入状況を確認します。その時にノンバンクからの借入があると、資金繰りに懸念があると見なされ、銀行の審査で不利に働く可能性があります。
将来的に銀行融資を検討している場合は、短期のつなぎ資金としての活用にとどめ、早期の完済を目指しましょう。
信頼できる業者を選ぶ必要がある
ノンバンクを利用する際は、財務局または都道府県の登録を受けた正規の貸金業者から選ぶようにしてください。
「審査なし」「必ず借りられる」「ブラックOK」と謳う業者は、違法なヤミ金業者の可能性が高いです。法外な金利の請求や悪質な取り立てなど、深刻なトラブルに巻き込まれる場合があるため、絶対に利用しないでください。
依頼する前に金融庁の「登録貸金業者情報検索サービス」を利用し、正規の業者であるかを確認しておきましょう。
ノンバンクから法人融資を受けるまでの流れ

ノンバンク系ビジネスローンの申し込みから融資実行までの一般的な流れは、以下のとおりです。
- Webまたは電話で申し込み
公式サイトの申し込みフォームから必要事項を入力するか、電話で相談する - 必要書類の提出
代表者の本人確認書類(運転免許証など)、決算書または確定申告書、商業登記簿謄本、印鑑証明書などを提出する。サービスによって必要書類は異なる - 審査
提出書類と申告内容をもとに審査が行われる - 審査結果の通知・契約
審査通過後、融資条件(貸付金額・金利・返済期間など)が提示される。内容に同意すれば契約手続きに進む - 融資実行
契約完了後、指定口座に融資金が振り込まる
融資金が振り込まれたら、滞りなく返済に努めましょう。
ノンバンクから法人融資を受ける際にチェックされるポイント

ノンバンクの融資審査では、主に以下の項目がチェックされます。
- 開業からの年数
- 事業の将来性
- 決算内容・財務状況
- 経営者個人の信用情報
各項目の詳細を理解し、審査に向けた準備を進めましょう。
開業からの年数
開業からの年数は、ノンバンクから法人融資を受ける際の審査項目の一つです。開業して間もない企業は経営実績が乏しく、返済能力の判断が難しいため、金融機関は融資に対して慎重になることがあります。また、そもそも決算書などの必要書類を用意できない場合もあるでしょう。
ただし、銀行融資では「業歴数年以上」を申込の条件としていることが多い一方、ノンバンクの中には業歴1年未満でも申し込みを受け付けているサービスもあります。まずは各社の申込条件を確認し、自社の状況に合ったローンを探してみましょう。
事業の将来性
ノンバンクは「過去の実績」よりも「将来の返済能力」を重視して審査する傾向があります。事業計画書には、売上見込み・利益計画・資金使途を具体的に記載しましょう。
融資を受けた資金をどのように活用し、どのようなリターンが見込めるのかを明確に示すことで、審査担当者の理解を得やすくなります。
決算内容・財務状況
ノンバンクの審査では、決算書を通じて売上高や営業利益、純資産、借入残高などがチェックされます。資産よりも負債が多い「債務超過」の状態や、複数期連続で大幅な赤字を計上している場合は返済能力が低いと判断され、審査通過は難しくなるでしょう。
ただし、一時的な赤字(事業拡大のための先行投資など)であれば、審査に通過できる可能性はあります。売上回復の見込みや具体的な経費削減策などを事業計画書に盛り込み、返済能力があることを示しましょう。
経営者個人の信用情報
ノンバンクから法人融資を受ける場合、基本的に代表者が連帯保証人になるため、代表者個人の信用情報も審査対象になります。そのため、過去に延滞や債務整理、自己破産などの金融事故があると、審査に不利に働く可能性が考えられます。
信用情報に登録された事故情報は、5~7年程度で抹消されるため、過去に経験した方はそれまで待ちましょう。抹消されているかわからない場合は、事前にCICやJICCなどの信用情報機関に情報開示請求をおこなうことで、現時点での登録状況を確認できます。
売掛金があるならファクタリングの活用も選択肢のひとつ

ノンバンクからの融資が難しい場合や、借入以外の方法で資金を調達したい場合は「ファクタリング」の活用も検討してみましょう。
ファクタリングとは、保有する売掛債権(請求書)をファクタリング会社に売却することで、支払期日よりも早く資金化するサービスです。
ビジネスローンの審査では自社の財務状況や信用力が評価されるのに対し、ファクタリングでは主に売掛先の信用力が審査されます。そのため、ビジネスローンの審査に落ちてしまった場合でも、ファクタリングなら利用できるケースがあります。
ファクタリングは融資ではないため、バランスシート上で負債が増えることはなく、信用情報にも影響しません。金融機関からの融資を受ける際に審査への影響を最小限に抑えられるため、中長期的に見ても資金調達のチャンスを逃さずに済む可能性があります。
「Easy Factor」は手数料率2~8%と業界最低水準、最短60分での入金に対応しています。確定申告書・請求書・通帳のコピーといった最低限の書類で申し込み可能です。売掛金の入金待ちで手元の資金が不足した際の選択肢として、ご検討ください。
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東京大学法学部卒業後、三菱銀行(現三菱UFJ銀行)に入行。ニューヨーク支店での非日系企業向けコーポレートファイナンス担当を経て独立。企業の成長を資金面から支えるファイナンスの専門家として、30年以上にわたり中小企業の財務戦略・資金調達を支援。
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