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ファクタリングと銀行融資の違いとは?それぞれのメリット、デメリットや使い分けの基準を解説

資金調達といえば銀行などの金融機関を利用するケースが多くありました。
しかし、近年ではファクタリングで資金調達をする方が増えています。
ただ、ファクタリングはそこまで知名度が高くないため、銀行融資とどのような違いがあるのか分からない方もいるのではないでしょうか。

この記事ではファクタリングと銀行融資の違いを解説していきます。
ファクタリングと銀行融資のメリットやデメリット、使い分けの基準を合わせて紹介するので、資金調達を検討している方は参考にしてください。

目次

ファクタリングと銀行融資の概要

ファクタリングと銀行融資の違いを比較する前に、それぞれどのような資金調達方法なのかを把握してください。
ここからは、ファクタリングと銀行融資の概要について解説していきます。

ファクタリングとは

ファクタリングとは保有する売掛債権をファクタリング会社に買取依頼をして、支払期日前に現金化するサービスのことです。
支払期日を待たずに現金が手に入るため、短期的な資金繰りの改善に効果があります。

銀行融資のようにお金を借りるわけではないので、借入には該当しません。
契約する会社の数によって2社間ファクタリングと3社間ファクタリングに分けられます。
手数料や入金速度などが異なりますが、どちらにせよ早期の資金繰りを希望している方に適しているサービスといえます。

銀行融資とは

銀行融資とはその名の通り、銀行がお金を必要としている企業や事業者に資金を貸すサービスのことです。

多くの方が利用する銀行融資には手形割引や手形貸付など4種類があります。
また融資は国や自治体が主体の公的融資と、民間の金融機関が主体の民間融資に分けられます。

ファクタリングと銀行融資の違い9つ

ファクタリングと銀行融資は資金調達をおこなう意味では共通しています。
しかしファクタリングと銀行融資は資金調達額や審査の対象など、多くの面で違いがある点に注意してください。

ここからは、ファクタリングと銀行融資の違いを下記の9つの項目に分けて紹介していきます。

1. 資金調達額
2. 資金調達にかかる期間
3. 資金調達に必要な費用
4. 審査の対象
5. 取引先への通知
6. 返済方法
7. 返済期間
8. 審査の難易度
9. 会計上の分類

1.資金調達額

ファクタリングの資金調達額の上限は売掛債権の額面内です。
売掛債権以上の資金調達をおこないたくても不可能です。
さらにファクタリングを利用する際は手数料がかかります。
手数料が引かれた金額が振込される点に注意してください。

銀行融資の資金調達額は数百万円から数億円と幅が広いです。
企業の業績や支払能力などが審査されて資金調達額が決まります。

2.資金調達にかかる期間

ファクタリングは審査の時間が短い傾向にあります。
利用するファクタリングサービスや契約内容などに左右されますが、審査から振込まで最短で即日入金が可能です。
資金調達にかかる時間を優先したいのであれば、2社間ファクタリングを選択してください。

銀行融資では数週間から3か月ほどの時間がかかります。
銀行融資は支払能力や経営規模など、さまざまな項目が審査項目に盛り込まれています。
そのため、どうしても長い時間が必要なのです。

3.資金調達に必要な費用

ファクタリングの利用時は手数料がかかります。
ファクタリングの費用相場は2社間ファクタリングで10%から20%、3社間ファクタリングは2%から10%程度といわれており、契約内容によって異なります。

銀行融資を利用する際にかかる費用は金利です。
銀行融資の金利は1%から4%程度かかります。
金利は信用格付けによって決められます。
信用格付けとは業績や決算書の内容などを審査して、どれくらいの融資を実行するのかを決める基準のことです。
信用格付けの点数が高いと金利が低くなります。

4.審査の対象

ファクタリングの審査の対象は売掛先です。
売掛先の支払能力や取引実績などがチェックされます。

銀行融資の審査対象は自社です。
返済能力や経営状況などがチェックされます。

5.取引先への通知

ファクタリングは2社間ファクタリングで契約をすれば、取引先に通知はされません。
ただし、3社間ファクタリングでは取引先ともファクタリングの契約を結ぶため、通知が届きます。

銀行融資は取引先に融資を受ける事実の通知はされません。

6.返済方法

ファクタリングは一括返済のみ対応しています。
2社間ファクタリングはファクタリングの利用者とファクタリング会社の2社間で契約を結ぶため、売掛先から入金された売掛金をファクタリング会社に支払う必要があります。
3社間ファクタリングは売掛先がファクタリング会社に直接支払いをおこなうので、ファクタリング利用者は返済手続の必要はありません。

銀行融資は一括返済と分割返済のどちらかを選択できます。
毎月の支払金額の負担を減らせられる分割返済が選ばれる傾向にあります。

7.返済期間

先述したように、2社間ファクタリングは売掛先から入金された売掛金をファクタリング会社に支払います。
返済期間の目安は10日間から3か月程度です。
返済期間がタイトなケースがあるため、売掛金が入金されたら速やかに支払いをおこなってください。

銀行融資の返済期間は1か月から10年程度です。
ファクタリングと比べると返済期間が長い傾向にあります。
ただ、返済期間は借入の目的や金額によって異なります。
審査結果によっては返済期間の希望が通らないことも考えられるため、返済がむずかしそうであれば相談してください。

8.審査の難易度

ファクタリングの審査は比較的通過しやすいです
ファクタリングサービスによっては公式サイトに審査通過率を記載しています。
中には審査通過率が90%以上をこえるファクタリングサービスもあるため、多くの方が資金調達に成功しています。

一方の銀行融資では審査の厳しさが知られており、審査落ちは珍しくありません。
借入の多さや税金の滞納、赤字決算などがあれば返済能力が低いと判断され、審査に落とされてしまいます。

9.会計上の分類

ファクタリングは売掛債権の売買をおこなうだけなので、負債として計上はされません。
信用情報に傷が付く心配も不要です。

銀行融資は借入金に該当するため、負債として計上されます。
信用情報に悪影響を及ぼす可能性がある点に注意が必要です。

ファクタリングのメリット3選

ファクタリングのメリットはこちらの3つです。

1. 急いで資金調達したいときも対応可能
2. 赤字決算や税金を滞納していても利用できる
3. 売掛金の未回収リスクを減らせられる

1.急いで資金調達したいときも対応可能

ファクタリングはスピーディな取引を得意としています。
申込から買取金額の振込まで最短で即日対応しているファクタリングサービスもあり、急いで資金調達をしたい方にとっては魅力的にうつるでしょう。

即日振込を希望する方は2社間ファクタリングがおすすめです。
3社間ファクタリングは2社間ファクタリングよりも手続きに時間がかかりますが、1週間から10日ほどで入金手続が完了します。

2.赤字決算や税金を滞納していても利用できる

ファクタリングの審査対象は売掛先なので、自社の信用度は審査に影響がありません。
たとえ赤字決算や税金の滞納があっても審査に通る可能性があります。

3.売掛金の未回収リスクを減らせられる

売掛金が入金されるまでに売掛先が倒産してしまうと資金繰りに悪影響をおよぼします。
ただ、売掛先の支払能力がどうなっているのかは分かりづらく、事前に回避することはむずかしいです。

ファクタリングはファクタリング会社に売掛債権の譲渡をおこなうため、責任を負う必要はありません。
ファクタリングは想定外の事態にも対応できる利便性の高い資金調達方法だといえます。

ファクタリングのデメリット3選

次にファクタリングのデメリットを解説します。
ファクタリングのデメリットはこちらの3点です。

1. 手数料が必要
2. 契約方法によっては売掛先に知られる
3. 根本的なキャッシュフローの改善にはならない

1.手数料が必要

ファクタリングの利用時は手数料が必要です。
手数料は高ければ20%ほどかかってしまうため、手元に残る資金が少なくなります。
3社間ファクタリングは2社間ファクタリングよりも手数料をおさえられますが、それでも高いケースだと10%ほどかかります。

売掛債権の額面のすべてが入金されるわけではない点に注意してください。

2.契約方法によっては売掛先に知られる

2社間ファクタリングで契約を結べば、売掛先にファクタリングを利用する事実は知らされません。
しかし3社間ファクタリングは売掛先ともファクタリング契約を結ぶので、資金調達をおこなうことが知らされてしまいます。

ファクタリングを利用する際は契約内容を把握したうえで契約に進んでください。

3.根本的なキャッシュフローの改善にはならない

ファクタリングは支払期日を待たずに売掛債権の現金化が可能です。
しかし、あくまでも支払期日前に現金化ができるだけであり、根本的にキャッシュフローが改善されるわけではありません。

ファクタリングは手数料がかかります。
支払期日まで待っていればかからなかった費用を負担するため、もったいないと感じてしまうかもしれません。
また何度もファクタリングを利用することで、手数料の負担が大きくなっていく可能性があります。
ファクタリングに頼らない健全な経営ができるよう、資金繰りの方法を見直すとよいでしょう。

銀行融資のメリット3選

資金調達方法として人気の高い銀行融資ですが、どのようなメリットやデメリットがあるのか詳しく知らない方もいるでしょう。
まずは銀行融資のメリットを解説していきます。
銀行融資のメリットは下記の3つです。

1. 金利が低い
2. 資金調達額の幅が広い
3. 長期間借りられる

1.金利が低い

銀行融資は金利が低く設定されており、費用面の負担を減らせられる点がメリットです。
銀行融資の金利では1%から4%程度といわれています。

ただし、金利は利用する金融機関によって差があります。
消費者金融では18%近くかかることもあるので、必ずしも低いわけではありません。

2.資金調達額の幅が広い

銀行融資の資金調達額は数百万円から数億円と幅を広くもたせています。
多額の資金調達も融資ならば可能です。

注意点としては、希望の資金調達額が通らない可能性があります。

3.長期間借りられる

銀行融資は返済期間を長く設定できます。
銀行融資の返済期間は1か月から10年程度といわれており、比較的余裕のある返済計画を立てられます。

銀行融資のデメリット3選

続いて銀行融資のデメリットを紹介していきます。
銀行融資のデメリットは下記の3つです。

1. 融資が実行されるまでに時間がかかる
2. 審査が厳しく落とされることがある
3. 長期的な返済計画を立てる必要がある

1.融資が実行されるまでに時間がかかる

銀行融資は自社の経営状況や返済能力など、さまざまな項目をチェックします。
また、融資を申し込む際は事業計画表や決算書などの書類提出が必要なので、準備に時間がかかります。

無事に審査を通過しても融資が実行されるまでにかかる期間は数週間から3か月といわれており、すぐには資金調達ができません。

2.審査が厳しく落とされることがある

銀行融資の審査は自社の信用度が重視されます。
たとえば業績が悪ければ返済能力に疑問をもたれるので、融資を断る理由になります。
さらに税金の滞納も審査に落とされる理由の一つです。

メリットの多い銀行融資ですが、申し込みをしたからといって審査に通過できるとは思わないほうがよいでしょう。

3.長期的な返済計画を立てる必要がある

銀行融資は多額の資金を確保できて返済期間が長い点がメリットです。
しかし、融資は負債にあたるのできちんと返済する必要があります。

どのように返済していくのかを計画できなければ、返済が滞ってしまう可能性があります。
返済額はいくらまでなら負担が少ないか、返済期間はどれくらいなら無理がないかなどをしっかりと考えてください。

銀行融資よりファクタリングが適しているケース3選

銀行融資よりもファクタリングの利用が適しているケースはこちらの3つです。

1. すぐに資金調達が必要になった
2. 融資の審査に落ちてしまった
3. 負債に計上したくない

1.すぐに資金調達が必要になった

事業をおこなっていると、すぐに資金調達が必要なケースに出くわすことがあります。
銀行融資では数週間から3か月ほどの時間がかかるため、スピーディな資金調達はできません。

ファクタリングは即日での振込に対応しているサービスがあることから、早急な資金調達に適しています。
またファクタリングサービスによっては緊急性の高い相談にのってくれるので、問い合わせをしてみるとよいでしょう。

2.融資の審査に落ちてしまった

融資の審査は厳しくおこなわれる傾向があります。
信用度が高くない企業が審査に通過するのは厳しいといわれており、落ちてしまうことは珍しくありません。

ファクタリングの審査は比較的通過しやすく、多くの方が利用できます。
審査通過率の高さを強みにしているファクタリングサービスもあり、融資の審査に落ちた方も利用できる可能性があります。

3.負債に計上したくない

ファクタリングは他社から資金を借り入れるわけではないので、負債にはなりません。

銀行融資を受ける際は貸借対照表を確認します。
負債が大きければ審査に通過しにくくなるでしょう。

将来的に銀行融資を選択肢に入れたいときはファクタリングが適しています。

ファクタリングより銀行融資が適しているケース3選

ファクタリングよりも銀行融資の利用が適しているケースはこちらの3つです。

1. 手持ちの資金を多く残したい
2. 多額の資金が必要になった
3. 資金調達のスピードを重視していない

1.手持ちの資金を多く残したい

銀行融資はファクタリングよりも手数料が低いです。
ファクタリングでは高いと20%近く、低くても2%程度かかります。
銀行融資の金利は1%から4%ほどで利用できるため、コストをおさえた資金調達が可能です。

費用を低くおさえて手持ちの資金を多く残したいときは銀行融資が適しています。

2.多額の資金が必要になった

ファクタリングは売掛債権の額面以上の資金調達はできません。
そのため、多額の資金が必要なときは向いていないサービスといえます。

銀行融資は必ずしも希望金額が通るとは限りませんが、まとまった金額を一度に工面できる可能性があります。
しっかりと練られた事業計画書を用意して申し込みをしてください。

3.資金調達のスピードを重視していない

融資が実行されるまでに必要な期間は数週間から3か月程度です。
資金は必要だけどそこまで急いでいない方は銀行融資が適しています。

ファクタリングと銀行融資の違いのまとめ

ファクタリングと銀行融資は資金調達に必要な費用や審査の対象など、多くの点が異なります。
ファクタリングはスピーディに資金を用意したいときや、負債に計上したくないときに適しています。
銀行融資は費用をおさえつつ、返済期間に余裕をもたせたいときに選ぶとよいでしょう。

ファクタリングと銀行融資の違いを把握し、それぞれのメリットを活かして利用してください。