【横浜・神奈川】中小企業経営者必見!資金調達・経営支援・相談窓口まとめ

神奈川県・横浜市で経営を続ける中、資金繰りの厳しさに悩んでいる経営者の方は多いでしょう。一方で「どこに相談すれば良いのか分からない」「補助金や融資の情報はあっても、自分が使えるのか判断できない」といった声も多く聞かれます。
実は横浜市や神奈川県には、経営者を支える公的な融資制度や相談窓口が多数用意されています。公的な融資制度を活用すれば、資金繰りの不安を大きく軽減できるでしょう。
今回は、横浜市・神奈川県の主な融資制度や補助金・助成金、無料相談窓口の情報に加え、公的支援以外の資金調達法について解説します。
目次
横浜市・神奈川県の主な融資制度

横浜市と神奈川県が提供する主要な融資制度を紹介します。それぞれ融資条件が異なるため、事業状況に合わせて適したものを選びましょう。
横浜市中小企業融資制度
横浜市では、市内の中小企業の経営安定と成長を支援するため、さまざまな融資制度を設けています。
制度名 | 経営安定資金 | 創業おうえん資金 | 事業承継資金 |
---|---|---|---|
主な対象者 | 売上の停滞などにより経営に支障を生じている横浜市中央卸売市場の仲卸業者や、取引先の倒産により経営に影響を受けている事業者など | 2カ月以内に新たに会社を設立し創業する予定の事業者や会社を設立して5年未満の事業者など | 事業承継を予定している事業者やM&Aによる事業承継資金を必要とする事業者など |
融資限度額 | 2億8,000万円 (組合は4億8,000万円) | 3,500万円 | 2億8,000万円 |
金利(年) | 固定:2.1%以内 | 固定:2.3%以内 | 取扱金融機関の所定利率 |
返済期間 | 運転資金:10年以内 設備資金:10年以内 | 運転資金:10年以内 設備資金:10年以内 | 運転資金:10年以内 設備資金:15年以内 |
保証人・担保 | 必要に応じて担保を付ける | 原則不要 | 必要に応じて担保を付ける |
信用保証料 | 0.45~1.90% | 年0.3% (助成後は0.2%) | 0.45~1.90% (助成後は0.20~1.65%) |
必要書類 | 信用保証委託申込書 印鑑証明書 納税証明書 決算書 登記簿謄本 許認可証の写し 横浜市経営安定資金資格申告書など | 信用保証委託申込書 印鑑証明書 納税証明書 決算書 登記簿謄本 許認可証の写し 創業・再挑戦計画書など | 信用保証委託申込書 印鑑証明書 納税証明書 決算書 登記簿謄本 許認可証の写し 事業承継計画書など |
出典元:横浜市「経営安定資金」「創業おうえん資金」「事業承継資金」
上記の他にも、さまざまなニーズに対応する融資が用意されています。詳細は横浜市の「経済局中小企業振興部金融課」にご相談ください。
神奈川県中小企業制度融資
神奈川県でも、県内中小企業の経営基盤強化や新規事業への挑戦を後押しするため、多様な制度融資を提供しています。
制度名 | 創業支援融資 | 原油・原材料高騰等対策特別融資 | 借換支援融資 |
---|---|---|---|
主な対象者 | 創業予定または創業後5年未満の方など | 原油・原材料高騰などの影響で直近の売上高が減少した事業者 | 信用保証協会の保証付きの融資残高があり、借換を希望する事業者 |
融資限度額 | 3,500万円 | 8,000万円 | 8,000万円 |
金利 | 年2.0%以内 | 年1.3〜1.9% (借入期間によって異なる) | 年2.3%以内 |
返済期間 | 1年超10年以内 | 運転資金:10年以内 設備資金:15年以内 | 1年超10年以内 |
保証人・担保 | 原則不要 | 必要に応じて担保をつける | 必要に応じて担保をつける |
信用保証料 | 0.0〜0.4% | 0.225%から0.95% | 0.45%から1.52% |
必要書類 | 神奈川県中小企業制度融資申込書 事業開始を証明する書類 印鑑証明書など | 神奈川県中小企業制度融資申込書 財務書類 印鑑証明書など | 神奈川県中小企業制度融資申込書 財務書類 印鑑証明書 経営安定資金融資対象確認書など |
出典元:神奈川県「創業支援融資」「原油・原材料高騰等対策特別融資」「借換支援融資」
上記の他にも、さまざまなニーズに対応する融資が用意されています。詳細は神奈川県の「産業労働局中小企業部金融課」にご相談ください。
横浜商工会議所の融資制度
横浜商工会議所では、会員である中小企業者や小規模事業者向けに、融資のサポートを行なっています。
制度名 | マル経融資制度 | 創業支援融資 |
---|---|---|
主な対象者 | 横浜商工会議所の経営指導を一定期間継続して受けている、横浜市内で直近1年以上事業を営んでいる、などの条件を満たす事業者 | 2カ月以内に開業予定の事業者や創業5年未満の中小企業者など |
融資限度額 | 2,000万円 | 3,500万円 |
金利 | 年1.8% | 年1.6%以内 |
返済期間 | 運転資金:10年以内 設備資金:10年以内 | 1年超10年以内 |
保証人・担保 | 不要 | 原則不要 |
信用保証料 | 信用保証協会の保証は不要 | 0.00〜0.60% |
必要書類 | 決算書控 納税証明書類 直近の資産表 履歴事項全部証明書など | 事業計画書など |
詳細は横浜商工会議所「中小企業相談部」または各地域の担当課にご相談ください。
横浜市・神奈川県の企業が活用できる資金調達手段

公的な融資制度のみでは資金が足りない、あるいは審査に通らない場合、以下の資金調達手段も検討してみましょう。
- 日本政策金融公庫の融資
- 信用金庫の融資
- 補助金・助成金
- ファクタリング
それぞれのメリット・デメリットを解説します。
日本政策金融公庫の融資
日本政策金融公庫は、中小企業や小規模事業者の資金調達を支援する政府系の金融機関です。主なメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
・低金利で長期の融資が受けられる ・創業期の事業者や実績の少ない事業者でも利用しやすい | ・審査に時間がかかる場合がある |
民間金融機関の活動を補完することを目的としているため、中小企業もサポートを受けやすいでしょう。
信用金庫の融資
信用金庫は地域の中小企業や小規模事業者を会員とする協同組織の金融機関です。地域密着型で、事業者の実情に合わせた柔軟な対応が期待できます。
主なメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
・柔軟な審査に期待できる | ・メガバンクや地方銀行よりも金利は高め ・高額の借り入れは難しい場合がある |
補助金・助成金
補助金・助成金は、国や地方自治体が特定の政策目的に沿って事業者の取り組みを支援するために交付される資金です。主なメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
・返済が必要ない | ・審査に時間がかかる場合がある |
融資のように返済義務がないため、事業を立ち上げた段階の方ほど、積極的に活用することをおすすめします。
例えば「神奈川県小規模事業者デジタル化支援推進事業費補助金」に採択された場合、人手不足の解消や業務効率化に資するシステム導入などに関して、最大50万円(補助対象経費の3分の2以内)の補助を受けられます。
補助金・助成金に関する情報は「J-Net21」で詳しく調べられます。「支援情報ヘッドライン」から「補助金・助成金」のカテゴリーを選択し、地域や分野に合わせて検索できます。「横浜市」「中小企業」「デジタル化」など、具体的なキーワードでの絞り込みも可能です。
ファクタリング
融資や補助金・助成金の審査に通らない場合は、ファクタリングの活用も検討してみてください。ファクタリングは、売掛金をファクタリング会社に売却することで、支払期日よりも早く現金化できるサービスです。
ファクタリングのメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
・スピーディーに資金調達できる ・売掛先の信用力が重視されるため赤字企業でも利用可能 | ・売掛金の額が資金調達できる上限額になる |
いち早く資金調達が必要な方は、手続きがオンラインで完結する「Easy factor」へご相談ください。最短60分での資金調達が可能なことに加え、手数料は2〜8%と業界最安水準です。債権譲渡登記費用や事務手数料など、手数料以外の費用は一切かかりません。
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無料見積りはこちら【無料】横浜市・神奈川県の経営相談窓口一覧

資金繰り以外に経営全般の相談をしたい場合は、以下の無料相談窓口を活用してみましょう。
- 横浜企業経営支援財団
- 横浜商工会議所
- 神奈川産業振興センター
- 神奈川県金融相談窓口
- 神奈川県信用保証協会
- 神奈川県よろず支援拠点
専門家が悩みに寄り添い、具体的な解決策を一緒に考えてくれます。
横浜企業経営支援財団
横浜企業経営支援財団は、横浜市内の中小企業の経営力強化を総合的に支援する財団です。
「ワンストップ経営相談」では、横浜市内で創業予定もしくは事業を営んでいる人を対象に、創業に関する相談、税務、法律などに対して、専門家から無料でアドバイスを受けられます。
より専門的な課題解決が必要な場合は「エキスパート面談」を活用することで、専門的かつ具体的なアドバイスも受けられます。1社あたり年度内4回まで無料で、5回目以降は有料です。
横浜商工会議所
横浜商工会議所は、地域経済の発展を目的として活動している団体です。
「創業・経営革新に関わる専門相談」では、事業計画の策定から資金調達、販路開拓まで、創業に関するあらゆる疑問や悩みを相談できます。
その他にも弁護士や税理士、中小企業診断士などの専門家に、経営上の悩みを無料で相談できる窓口もあります。商工会議所の窓口のみではなく、各企業への訪問も対応可能です。
神奈川産業振興センター
神奈川産業振興センターは、神奈川県内の中小企業の経営力強化および創業支援などを行う公的機関です。
「よろず・ワンストップ相談窓口」では、中小企業診断士やDX支援アドバイザーなどの専門家に多岐にわたる経営課題について無料で相談できます。
- 経営戦略
- 販路戦略
- DX・デジタル化など
「下請かけこみ寺」のように、下請け企業の取引上のトラブル(代金の未払いや買いたたきなど)に関する相談窓口もあります。
神奈川県金融相談窓口
神奈川県金融相談窓口は、神奈川県が設置している中小企業の資金繰りに関する悩みに特化した相談窓口です。
電話や面談で融資制度の紹介や資金計画のアドバイスなど、無料で金融に関する幅広い相談ができます。
神奈川県信用保証協会
神奈川県信用保証協会は、中小企業が金融機関から事業資金の融資を受ける際に、信用保証を行う公的機関です。
税理士や中小企業診断士などの専門家から、無料で経営課題の解決に関するアドバイスを受けられる「専門家派遣」や、神奈川県信用保証協会を介して取引先の金融機関と意見交換を行う「経営サポート会議」などのメニューがあります。
神奈川県よろず支援拠点
神奈川県よろず支援拠点は、国が全国に設置している中小企業・小規模事業者向けの無料経営相談所です。
相談内容に応じてチームによるサポートを受けられるほか、豊富なネットワークを活かして適切な支援機関の紹介を受けられます。
まとめ

資金繰りや人手不足といった経営課題に直面している横浜市・神奈川県の中小企業経営者にとって、事業継続・発展させるために以下の施策は必要不可欠です。
- 融資制度
- 資金調達手段
- 経営相談窓口
まずは自社の現状を把握したうえで利用可能な制度や適切な相談窓口を活用すれば、事業の発展につなげられる可能性があります。
「スピーディーに資金調達したい」「融資を断られた」など、資金調達の面でお悩みの方は、ファクタリングが選択肢に挙がります。Easy Factorでは手数料は業界最低水準の2〜8%、最短60分のスピード対応など、初めての方でも利用しやすいサービスを提供しています。資金繰りにお悩みの方はご検討ください。
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