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ファクタリングとビジネスローンの違いとは?使い分けの基準を解説

事業をおこなっていると資金調達の必要性に迫られるケースがあります。
銀行の融資は手数料をおさえられる点がメリットですが、審査が厳しく必ずしも資金調達ができるとは限りません。

そこで役に立つのがファクタリングとビジネスローンです。
どちらも銀行の審査よりは通りやすく、即金性の高い資金調達方法として知られていますが、どのような違いがあるのかを理解している方はあまりいません。

この記事ではファクタリングとビジネスローンの違いや、使い分けの基準について解説していきます。
自社に適した資金調達方法を使い分けたい方は参考にしてください。

ファクタリングとビジネスローンの違い9項目

ファクタリングとビジネスローンの違いを下記の9項目に分けて解説します。

1. 審査対象
2. 資金調達におけるスピード
3. 資金調達額
4. サービスの内容
5. 費用
6. 財務上の影響
7. 資金の使途
8. 分割返済の可否
9. 信用情報機関への登録の有無

1.審査対象

ファクタリングを利用する際の審査対象は売掛先です。
支払期日になると売掛先がファクタリング会社に支払いをおこなうため、支払能力があるかをチェックされます。
また定期的に取引があれば信頼できる売掛先と判断されるので、審査に通る可能性が高くなります。

ビジネスローンの審査対象は自社です。
事業の実績や経営状況などを多角的に見て判断されます。
また借入や返済能力の有無などもチェックされます。

2.資金調達におけるスピード

ファクタリングとビジネスローンはどちらも最短即日での資金調達が可能です。
ただファクタリングにおいて、即日での資金調達に対応しているのは2社間ファクタリングです。
3社間ファクタリングは資金調達のスピードが遅くなる傾向があります。

3社間ファクタリングはファクタリングの利用者とファクタリング会社、売掛先企業の3社の間で契約を結びます。
2社間ファクタリングと比べると手続きが多いので、即日での資金調達がむずかしいのです。
それでも早ければ3営業日程度で売掛債権の現金化ができます。

3.資金調達額

ファクタリングは売掛債権の額面の範囲内でしか資金調達ができません。
売掛債権を買い取ってもらうため、融資とは異なります。
また、ファクタリングを利用するときは手数料がかかるので、売掛金の総額をそのまま受け取れません。

ビジネスローンは融資をおこなうサービスのため、資金調達額は利用する会社によって大きく変動します。
支払能力のある会社には融資額を増やすことも考えられますが、大金を融資すると貸し倒れのリスクが高くなります。
融資する側も慎重になるので、いきなり大金の融資を希望することはむずかしいと考えておいてください。
ただ、何度も利用していれば支払い能力のある会社とみなされ、資金調達額が増える可能性が高くなります。

4.サービスの内容

ファクタリングは売掛債権の買取サービスです。
売掛金が入金されるまでの期間を短縮できます。
請求書や納品書、発注書があればファクタリングの利用が可能です。

ビジネスローンは事業資金に限定して資金を融資するサービスです。
金融機関の判断基準に委ねられます。

5.費用

ファクタリングは2社間ファクタリングと3社間ファクタリングで手数料が異なります。
2社間ファクタリングは10%から20%程度、3社間ファクタリングは2%から10%程度の手数料がかかります。
ただ、ファクタリングには手数料の上限規制がありません。
20%以上の手数料を提示される可能性があるので注意が必要です。

ビジネスローンは金利を負担します。
年利で1%から18%程度といわれていて、金利の幅が広いことが特徴です。
また利用する金融機関や商品によって差があり、ノンバンクよりもメガバンクや地方銀行のほうが金利を低めに設定しています。
ファクタリングよりも金利の上限は低めに設定されているケースが多いです。

6.財務上の影響

ファクタリングは財務上の影響がほぼありません。
ファクタリングは売掛債権を売買する内容なので、負債にはならないのです。
銀行の融資にも影響をおよぼさない点がメリットといえます。

ビジネスローンは借入金になるため、財務に悪影響です。
借入金は返済義務があり、自己資本比率の低下をまねきます。
今後の経営に影響するかもしれないと判断され、銀行の融資に不利になる可能性がある点を把握しておいてください。

7.資金の使途

ファクタリングを利用した際の資金使途は自由です。
設備の増産にあててもよいですし、滞納していた税金の支払いに用いても問題はありません。
先述したように、ファクタリングは売掛債権を買い取ってもらうサービスなので、資金使途については問われないのです。

一方のビジネスローンでは資金使途を問われる可能性があります。
ビジネスローンは事業資金として資金が必要な方に融資するサービスです。
そのため、増産する設備の見積書のような資料の提出を求められることがあります。
税金の支払いのように、事業とは直接関係のない資金使途では審査が通らないかもしれません。

8.分割返済の可否

ファクタリングは分割返済ができません。
資金繰りが苦しくても支払期日には確実に一括で支払う必要があります。

ビジネスローンは一括返済か分割返済かのどちらかを選択できます。
分割返済では返済金額を数か月から数年にわたって返していくので、月々の返済をおさえられる点がメリットです。

9.信用情報機関への登録の有無

ファクタリングは借入ではないため、信用情報機関への登録はおこなわれません。
よって銀行の融資にも影響がないので、信用情報を意識している方にとってはうれしいポイントです。

ビジネスローンは借入になるので、信用情報機関に契約内容や返済情報などが登録されます。
複数の会社からの借入があったり、返済に遅れがあったりすると信用力に問題があるとみなされ、資金調達額に影響をおよぼす可能性があります。
また、銀行の融資を受ける際にも不利になる点に注意してください。

ファクタリングとビジネスローンを使い分ける基準

ファクタリングとビジネスローンはさまざまな違いがあることが分かりました。
そこでそれぞれの違いを活かすため、状況に応じて使い分けることをおすすめします。

では、使い分けの基準はどのように判断すればよいのでしょうか。
ここからはファクタリングとビジネスローンを使い分ける基準を解説していきます。

ファクタリングを選ぶ基準3つのポイント

ファクタリングを選ぶ基準はこちらの3点です。

1. 信用情報に傷を付けたくない
2. 資金調達のスピードを重視したい
3. 自社の信用に不安がある

1.信用情報に傷を付けたくない

信用情報に傷が付いてしまうと信用度が低下してしまいます。
銀行の融資がむずかしくなることも考えられ、将来の資金調達がむずかしくなる可能性があります。

ファクタリングは売掛債権の売買をおこなうサービスなので、信用情報に影響はありません。
信用情報を気にしている方はファクタリングが適しています。

2.資金調達のスピードを重視したい

ファクタリングは資金調達のスピードに優れています。
最短即日での入金に対応しているファクタリング会社がいくつもあり、希望に応えてくれるでしょう。
最近ではオンラインに対応しているファクタリングサービスが増えており、手続きの簡略化が進んでいます。
すぐに資金を用意したいときはファクタリングを検討してください。

なお、資金調達のスピードを重視する際は2社間ファクタリングを選択してください。
3社間ファクタリングは2社間ファクタリングよりも手続きに時間がかかるため、スピード面では劣ります。

3.自社の信用に不安がある

ビジネスローンは自社の信用力が重要です。
過去の業績が悪かったり税金の滞納があったりすれば、支払能力がないとみなされ審査に落ちる可能性が高くなります。

ファクタリングでは売掛先の信用力が重要です。
これまでの取引が継続しておこなわれているか、支払能力に問題はないかなどをチェックされます。
自社の信用力は問われないので、審査への影響はほとんどありません。
信用に不安がある場合はファクタリングがおすすめです。

ビジネスローンを選ぶ基準3つのポイント

続いてビジネスローンを選ぶ際の基準はこちらの3つです。

1. コストをかけずに資金調達したい
2. 分割返済をしたい
3. 売上以上のお金を借りたい

1.コストをかけずに資金調達したい

ファクタリングに必要なコストは手数料です。
手数料は利用するファクタリングサービスや契約の種類によって異なりますが、高いときでは20%近くかかります。
この手数料は支払期日までにかかるコストなので、年利で考えると100%をこえる計算になり、高額に感じる方もいるでしょう。

もう一方のビジネスローンも金利がかかります。
ビジネスローンの金利は1%から18%程度かかるので、一見するとファクタリングとそこまで変わらないと感じるかもしれません。
しかし金利は年ベースで計算します。
年利として考えると、ファクタリングよりもはるかに低いコストで利用できるのです。

コストについては考え方次第ですが、ビジネスローンのほうが低い費用で利用できると判断できます。

2.分割返済をしたい

ファクタリングでは分割返済に対応していません。
返済期日までに資金を用意しておく必要があります。
ただ、売掛債権の金額が大きい場合は返済額もそれなりの額になるので、負担に感じるかもしれません。

ビジネスローンは一括返済と分割返済のどちらかを選択できます。
分割返済にすれば月々の返済額をおさえられるので、無理のない経営が可能です。
分割返済も選択肢に入れたい方はビジネスローンがおすすめです。

3.売上以上のお金を借りたい

ファクタリングは融資ではないため、売掛債権の額面をこえた資金調達はできません。
さらに手数料がかかるので、実際に手元に残るお金はさらに少なくなります。

ビジネスローンは融資なので、売上以上の金額を調達できるケースがあります。
ただ、融資をおこなう会社は貸し倒れのリスクを考慮するため、必ずしも希望金額の融資を受けられるわけではありません。
信用状況に問題がなければ、月の売上の1か月から6か月程度が融資を受けられる範囲だと考えておいてください。

ファクタリングとビジネスローンの違いに関するまとめ

ファクタリングとビジネスローンは資金調達方法として重宝されています。
しかし、審査対象や資金調達のスピードなどに違いがあります。

それぞれの特徴や違いを把握しておけば、適切な場面で使い分けができるでしょう。
この記事で紹介した内容を参考にして、自社に合った資金調達方法を選択してください。