夜間対応のファクタリング会社は存在する｜夜間でも資金を調達するコツを解説
夜間に資金調達が必要になった際、ファクタリング会社の「24時間対応」という表記に期待する方は多いでしょう。
しかし、実際には夜間は「受付のみ」で、審査や入金は翌営業日になるファクタリング業者が一般的です。即時入金まで対応しているファクタリング会社は少なく、入金タイミングは申込みの時間帯や利用する銀行口座によっても左右されます。
そのため、深夜に申し込んでそのまま即時入金を受けるのは現実的ではありません。ただし、営業時間内に審査が完了していれば、夜間に振込処理を行ってもらえるケースもあります。
本記事では、夜間申込みに対応しているファクタリング会社を紹介します。スムーズに資金調達を進めるためのポイントも解説しているため、緊急時に備えるための参考にしてください。
目次
24時間受付・夜間対応があるファクタリング会社は存在する
24時間受付や夜間対応を謳うファクタリング会社は存在するものの、対応範囲は業者によって異なります。「申込受付のみ」のケースもあれば、夜間のうちに審査や入金まで対応している業者もあります。
ただし、審査から入金までを夜間に完了できる業者はごく一部です。「24時間対応＝24時間入金可能」ではないため、誤解しないようにしましょう。
また、申込時間や銀行口座の対応状況によっても着金タイミングは変わります。スムーズに資金調達したい場合は、各社の対応時間を公式サイトや事前問い合わせで確認することが大切です。
24時間受付・夜間対応OKのファクタリング会社3選
24時間受付・夜間対応 OK のファクタリング会社を3社紹介します。
- labol（ラボル）
- JTC
- アクセルファクター
ただし「24時間対応」と表記されていても、実際にどこまで対応しているかは業者によって異なります。そのため、対応範囲は必ず公式サイトなどで確認しましょう。
labol（ラボル）
labol（ラボル）は、24時間365日いつでもWebから申し込めるファクタリングサービスです。スマートフォンのみで手続きが完結するため、忙しい方でも気軽に利用できます。
審査が完了していれば、夜間でも最短30分で振込された実績があるそうです。ただし、審査は24時間体制ではないため、申し込んだ時間帯によっては入金は翌営業日になる可能性があります。
申込みに必要な書類は請求書や本人確認書類、取引先とのメールなどの基本的な資料のみで、決算書や契約書を用意する必要はありません。
JTC
JTCは、急ぎの資金ニーズにも柔軟に対応できるファクタリング会社です。Web・LINE・メール・FAXであれば24時間いつでも申込みを受け付けており、書類が揃っていれば最短1日で契約から入金まで完了した実績もあります。電話での申込みにも対応しているものの、受付時間は8:30〜19:00と24時間体制ではありません。
二社間ファクタリングと三社間ファクタリングの両方に対応しており、取引形態や資金ニーズに合わせて選択できます。なお、個人事業主の場合は、取引先の承諾が必要な三社間ファクタリングのみ利用可能です。
さらに、100万円から上限なしの大口取引にも対応しています。全国対応・出張契約も可能なため、地方の中小企業でも利用しやすい点が強みです。
アクセルファクター
アクセルファクターは、24時間いつでもWebから申し込めるファクタリングサービスです。即日2時間での入金実績があり、実際に契約の半数以上が当日中に完了しているなど、スピード対応に定評があります。
必要書類の簡素化を徹底しており、請求書や通帳など最低限の書類で審査を進められるため、急ぎの申し込みにも対応できる体制が整えられています。また、申込者の状況に応じて、電話やオンラインで柔軟なやり取りが可能な点も魅力です。
取引額は30万円から対応しており、上限は設けられていません。中小企業はもちろん、個人事業主やNPO法人、社団法人なども利用可能です。
また、ノンリコース契約（売掛先が倒産しても返済義務なし）を採用しているため、リスクを抑えて利用できるのも大きなメリットです。
平日の日中に即時入金を希望するならEasy factorもおすすめ
平日での即時入金でも問題ないという方は「Easy factor」へご相談ください。受付時間は平日9:00〜19:00と受付体制は24時間ではないものの、オンライン完結型のサービスで、来店不要・遠方からでもスムーズに手続きできます。
必要書類（請求書・通帳コピー・決算書または確定申告書）が揃っていれば、申込みから最短60分での入金実績もあります。
請求書を送るだけで最短10分で見積もり結果が届くため、資金繰りに問題を抱えていたとしても迅速に解決できるでしょう。手数料は業界最低水準の2〜8％で、債権譲渡登記や事務手数料などの追加コストもかかりません。
平日中の入金で間に合う方にとっては、コスト面・対応スピードの両面でバランスの取れたサービスです。以下のリンクから無料で見積り依頼ができます。
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無料見積りはこちらファクタリングの夜間申込みで入金スピードを高めるコツ
ファクタリングの夜間申込みで入金スピードを高めるコツは、以下の4つです。
- オンライン完結型のファクタリングサービスを選ぶ
- 必要書類はデータで準備する
- 即時反映に対応したネット銀行口座を用意する
- AIファクタリングを活用する
入金までのスピードを早めたい方は、参考にしてください。
オンライン完結型のファクタリングサービスを選ぶ
夜間でもスムーズに審査を進めるためには、オンライン完結型のファクタリングサービスを選ぶことが重要です。
Web申込から契約・入金まで、すべての手続きをオンラインで完結するサービスであれば、メールやチャットを使ってスムーズにやり取りできます。そのため、夜間でも対応が比較的早い傾向にあります。
一方で、電話確認が必要な業者は夜間は「受付のみ」で処理が止まることが多く、即時入金につながりにくい点には注意が必要です。
また、電子契約に対応しているかどうかも重要なポイントです。紙の契約書を郵送したり、対面でのやり取りが発生したりする場合は、夜間の即時対応は現実的ではありません。
スピードを重視するなら、オンライン対応の柔軟さを持つサービスかどうかを事前に確認しておきましょう。
必要書類はデータで準備する
夜間申込みでスムーズに審査を進めるには、必要書類を事前にデータ化しておくことが重要です。
本人確認書類・請求書・通帳の写しなどは、スキャンもしくはスマートフォンで撮影し、PDFやJPEG形式などで保存しておきましょう。書類がすぐに提出できれば、審査を早く開始できるため、スムーズな入金処理につながります。
一方で、書類の不備や不足があると、確認や審査の対応が翌営業日に持ち越される恐れがあります。
即時反映に対応したネット銀行口座を用意する
夜間や休日の入金を少しでも早めたい場合は、即時反映に対応した銀行口座を利用することが重要です。
たとえば、楽天銀行では深夜や土日でも振込が即時反映される場合があります。一方で、利用する銀行が即時反映に対応していないと、ファクタリング会社が夜間に振込を行っても、着金は翌営業日扱いになります。
事前に即時反映に対応した銀行を確認し、必要に応じて口座を開設しておくことで、資金を受け取れるタイミングを早められるでしょう。振込スピードを重視する方は、各銀行の反映時間を事前にチェックしておきましょう。
AIファクタリングを活用する
審査スピードを重視する場合は、AIによる自動審査を導入しているファクタリングサービスを選ぶのがおすすめです。
AIを審査で活用すれば、人力で対応する必要がなくなるため、申込み時間に関係なく審査をスムーズに進めてくれるでしょう。ただし、取引金額が大きい場合や提出書類に不備がある場合は、自動審査の後に担当者の判断が入ることもあります。
AI対応の有無は公式サイトに記載されていることもあるため、気になる方はサービス紹介ページを確認しましょう。
夜間対応ファクタリングに関するよくある質問
夜間対応のファクタリングに関して寄せられることが多い質問に3つ回答します。
- 夜間に申し込んでも即日入金されますか？
- 個人事業主でもファクタリングを利用できますか？
- 土日・祝日も入金対応してくれる業者はありますか？
順番に確認していきましょう。
夜間に申し込んでも即日入金されますか？
夜間に申し込んだ場合、即日入金に対応しているファクタリング会社はごくわずかです。多くのサービスでは「24時間受付」と表記されていても、実際の審査や振込は翌営業日にずれ込むのが一般的です。
加えて、夜間に審査が行われたとしても入金処理は金融機関の営業時間に左右されるため、着金は翌朝以降になるケースも少なくありません。
そのため、夜間の申し込みで即日入金を期待するのは現実的とは言えません。急ぎの場合は早めに必要書類を揃え、可能な限り営業日のうちに申請しましょう。
個人事業主でもファクタリングを利用できますか？
個人事業主でも利用できるファクタリング会社は多く存在します。事業規模が小さい場合でも、売掛金が発生していれば資金調達の手段として活用可能です。
申込みには、請求書や通帳のコピーに加え、本人確認書類（運転免許証など）や確定申告書の提出を求められることが一般的です。これらの書類が揃っていれば、法人と同様の流れで審査・契約を進められます。
ただし、審査では売掛先の信用力が重視されるため、取引実績が少ない場合や売掛先の支払い状況によっては、利用条件が変わることもあります。より確実に資金調達を進めたい場合は、複数社から見積りを取り、条件を比較検討しましょう。
土日・祝日も入金対応してくれる業者はありますか？
土日・祝日でも、入金まで対応してくれるファクタリング業者は一部存在します。とくに、Web完結型の二社間ファクタリングであれば、審査完了後にそのまま休日中の入金処理まで進められる場合があります。
ただし「土日・祝日対応」と記載されていても、実際は申込受付のみで、審査や入金処理は翌営業日に持ち越されるケースも少なくありません。
確実に土日・祝日中の入金を希望する場合は、公式サイトで「休日中の審査・入金対応」が明記されているか、事前に問い合わせて確認しておきましょう。具体的な業者については、以下の記事を参考にしてください。
夜間対応のファクタリング会社は存在する｜夜間でも資金を調達するコツを解説
まとめ
夜間対応を謳っているファクタリングサービスは多いものの、対応範囲は業者ごとに異なります。実際の対応は「受付のみ」「審査まで」「即時入金まで」と段階が分かれており、夜間に即時入金まで完了できる業者は多くありません。
また、申込時間や利用する銀行口座によっても着金タイミングは変わります。そのため、どうしてもその日のうちに資金が必要な場合は、問い合わせて確認しておきましょう。
なお、平日中の即時対応で問題ないという方であれば、最短60分での入金実績がある「Easy factor」をご検討ください。手数料は業界最低水準の2〜8％で、債権譲渡登記・事務手数料は不要です。
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東京大学法学部卒業後、三菱銀行（現三菱UFJ銀行）に入行。ニューヨーク支店での非日系企業向けコーポレートファイナンス担当を経て独立。企業の成長を資金面から支えるファイナンスの専門家として、30年以上にわたり中小企業の財務戦略・資金調達を支援。
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