青森でファクタリングは利用できる?ファクタリングの利用の流れや必要書類を解説
青森県は農林水産業が盛んであり、製造業や建設業など積極的にファクタリングを利用する事業者が少ないイメージがあります。青森県でも、ファクタリングを賢く活用できるのか気になるところです。ファクタリングを利用するには、青森のファクタリング事情を知っておく必要もあるでしょう。また、スムーズに利用するためには、流れを把握しておくことが大切です。本記事では、青森県のファクタリング事情や利用の流れについて解説します。
目次
ファクタリングの特徴
ファクタリングは、売掛債権を譲渡して現金化する資金調達方法です。一般的な資金調達として活用される銀行融資とは違い、次のような特徴があります。
●申し込みが簡単
●借入ではなく完全買取
●銀行融資よりも審査がゆるい
では、それぞれの特徴について詳しく見てみましょう。
申し込みが簡単
ファクタリングの特徴は、申し込みが簡単なことです。ファクタリングは対面や電話、オンラインなど複数の申し込み方法があります。ファクタリング業者の営業時間外であっても、オンラインで簡単に申し込めます。
借入ではなく完全買取
ファクタリングは、売掛債権を譲渡して現金化する方法で、借入ではありません。売掛債権を売却した代金という扱いなので、返済する必要はないのです。また、ファクタリング契約後に売掛先が倒産し、売掛金の回収が不能になった場合も、利用者に弁済義務は生じません。ただし、償還請求権付のファクタリング契約をしている場合、弁済義務が生じます。契約する際は、償還請求権無しであるか確認してください。
銀行融資よりも審査がゆるい
ファクタリングの特徴は、銀行融資よりも審査がゆるいことです。銀行融資は、利用者の経営状況とともに、信用情報の照会が行われるほか、保証人や担保も必要になります。返済能力が低いと判断されると、審査に通りません。ファクタリングは売掛債権の売買契約であるため、売掛債権の信用力さえ高ければ、利用者の経営状況が悪くても通る可能性が高いでしょう。
青森のファクタリング事情
青森は製造業や建設業よりも農林水産業が活発で、ファクタリングを利用する企業の多いイメージがありません。しかし、青森にもファクタリング業者は存在します。青森のファクタリング事情は、次の通りです。
●青森の人口と産業
●青森のファクタリング業者
●青森はオンラインファクタリングが向いている
では、それぞれのポイントについて詳しく解説します。
青森の人口と産業
青森県は、津軽と南部の2大都市に人口が多く、企業も集中している傾向があります。人口は津軽の方が多く66万人ほど、南部は52万人ほどです。どちらの都市も農林水産業をメインとしており、製造業などは盛んではありません。そのため、ファクタリングを利用する企業も必然的に少なくなり、他県の大都市と比較すると、ファクタリング業者が少ない傾向にあります。
青森のファクタリング業者
青森にもファクタリング業者があり、とくに青森市や弘前市、八戸市に集中しています。ただし、他県の大都市と比較して数が少なく、選択肢が少ないのが特徴です。業者同士の競争がないため、手数料なども高めに設定されています。ファクタリングは利息制限法が適用されないため、手数料は業者が自由に設定できます。そのため、業者同士の競争がない地域では、手数料が高い傾向にあるのです。
青森はオンラインファクタリングが向いている
青森県でファクタリングを利用する際は、オンラインファクタリングが向いています。オンラインファクタリングであれば、県外の業者にも簡単に申し込めるため、選択肢が広がります。青森県外の業者の中から、手数料が安くスピーディーに対応してくれる業者が選べるでしょう。対面契約で条件の良い業者を利用する場合、新幹線に乗って札幌や仙台まで行かねばなりません。オンラインファクタリングであれば、東京や大阪の業者から選ぶことも可能です。
青森でオンラインファクタリングを利用する流れ
オンラインで申し込みをするとなると、難しい知識が必要と思われるかもしれません。しかし、書類をデータ化する程度のPCスキルがあれば、簡単に利用できます。青森県でオンラインファクタリングを利用する流れは、次の通りです。
●ファクタリング業者にオンラインで申し込む
●WEB面談
●ファクタリング契約締結
●資金の入金
では、それぞれの流れについて詳しく見てみましょう。
ファクタリング業者にオンラインで申し込む
青森県でオンラインファクタリングを利用するには、ファクタリング業者のホームページのフォームから行います。申し込みの際には、必要事項をフォームに入力するとともに、必要書類をデータ化してアップロードします。
WEB面談
オンラインで申し込んだ後は、WEB面談が行われます。面談は、行う業者と行わない業者があります。オンラインビジネスツールを使って行うため、担当者と時間を合わせて都合の良い時間に行えるので安心です。また、面談といっても融資のように厳しいものではなく、利用者の人柄を確認する程度のものです。ファクタリングにおいて重要なのは売掛先の信用力なので、利用者はそれほど重視されません。
ただし、売掛先の信用力が低い場合は、面談でしっかりアピールする必要があります。必要書類だけでは証明できない売掛先の良い情報を、面談の時に伝えると良いでしょう。売掛先の信用力が低い場合は、WEB面談のある業者を選ぶのがおすすめです。
ファクタリング契約締結
ファクタリングの審査に通ったら、契約を締結します。契約書や同意書に電子署名をすると、契約が結ばれます。契約をする際は、契約内容をしっかり確認することが大事です。とくに、償還請求権無しの契約であるか、忘れずにチェックしてください。また、業者の中にはファクタリングを装った借入契約の偽ファクタリング契約を結ぶ悪徳業者もあるため、契約書は読み飛ばさず、読み込んでから署名しましょう。
資金の入金
契約締結後に、指定した口座へ資金が入金されます。入金スピードは業者によって異なりますが、オンラインファクタリングは即日入金に対応しているケースがほとんどです。また、2社間ファクタリングを利用した場合は、資金を受取って終わりではありません。支払期日に売掛先から売掛金が入金されたら、ファクタリング業者へ送金するという作業が残っています。売掛先から振り込まれた売掛金を業者へ送金しないと、横領になるため注意が必要です。
青森でオンラインファクタリングの申し込みに必要な書類
青森でオンラインファクタリングの申し込みに必要な書類は、次の通りです。
●本人確認書類
●売掛金の請求書
●銀行の通帳
●確定申告書・決算書
●商業登記簿謄本
これらの書類は、スキャナーやカメラなどでデータ化してください。業者によって必要書類が異なるため、ほかにも書類が求められることもあります。
本人確認書類
本人確認書類は、顔写真の付いたものが必要です。運転免許証やマイナンバーカード、パスポートなどがあげられます。これらが用意できない場合、健康保険証や住民票、公共料金の領収書などで代用できるケースがあるものの、2種類以上提出する必要があります。本人確認が必要な理由は、反社チェックのほか、なりすましなどを見抜くためです。
売掛金の請求書
売掛金の請求書は、売掛金が実際に存在することを証明するための書類です。ファクタリングは売掛金回収の権利を売却し、資金を調達する方法であるため、ファクタリング審査で最も重要な書類です。売掛請求書には、取引内容や売掛金の額、支払期日が記載されています。売掛金の請求書だけでなく、発注書や納品書などが求められることもあります。
銀行の通帳
対面型のファクタリングでは、銀行の通帳は表紙と通常ページをコピーして提出します。しかし、オンラインでは入金画面を出力するほか、スクリーンショットでも許可される場合があります。文字や数字が鮮明に読み取れるよう、レイアウトを考えてスクショしてください。売掛先との取引を証明するための書類であるため、3か月~6か月分を提出するのが理想です。取引の継続期間が長いほど、売掛先の信用力が上がり審査に有利になります。
確定申告書・決算書
利用者が個人の場合は確定申告書、法人の場合は決算書が必要です。確定申告書や決算書は、利用者の事業規模と売掛債権の金額が適正であるか評価するために用いられます。事業規模が小さいのに、高額な売掛債権を利用する場合は、架空債権を疑われる可能性があるでしょう。また、資金繰りが悪すぎると、売掛先から支払われた売掛金を、後日業者へ送金しないのではと疑われてしまいます。ただし、融資ほど厳しい審査ではないため、ハードルは低めです。
商業登記簿謄本
法人の場合、商業登記簿謄本が必要になります。会社が実在することを証明する書類で、法務局で取得可能です。いくつか種類があるものの、通常は履歴事項全部証明書を用意します。法務局の窓口で直接申し込むほか、郵送やオンラインでも申請できます。商業登記簿謄本をすでに取得している会社であっても、ファクタリングの申請をする前に有効期間を確認してください。3か月以内に取得したものを求められるため、期間を過ぎている場合は再度取得する必要があります。
青森のファクタリグについてのまとめ
青森にファクタリング業者はそれほど多くないため、大都市のファクタリング業者と比較すると、手数料も高めに設定されています。青森県で賢くファクタリングを利用するには、選択肢を広げるために他県の業者も含め選ぶのが良いでしょう。オンラインファクタリングであれば、他県の業者でも気軽に申し込めるため、地域格差のないファクタリングサービスを利用できます。