地方対応のファクタリングサービス5選|メリット・デメリットや選び方も解説

資金繰り改善のための資金調達手段にはさまざまなものがあります。しかし、地方に拠点を構える会社だと、地方銀行からの融資や自治体・国の補助金など、調達方法が限られるケースが多いでしょう。
資金調達の方法のひとつに「ファクタリング」があるものの、なかには「都心部の企業しか利用できない」と考えている経営者もいるでしょう。しかし、ファクタリングは地方の事業者であっても問題なく利用できます。
この記事では、地方対応のファクタリングサービスやファクタリングのメリット・デメリット、選び方を解説します。地方に会社を構える経営者は、参考にしてください。
目次
ファクタリングは地方でも対応している?

ファクタリングとは、企業が持つ売掛債権をファクタリング会社に売却し、早期に資金を調達する方法です。
地方の事業者は、資金を調達する際の選択肢が融資や補助金などに限られ、狭まりがちな傾向にあります。もし地方でもファクタリングが使えれば、資金調達の柔軟性が高まるでしょう。
まずは、地方の事業者がファクタリングサービスを利用できるのか、詳しく解説します。
地方でも利用できるが数は限られる
地方でも、対面で契約できるファクタリングサービスは存在します。いくつか例を見てみましょう。
- 名古屋市:JTC・グローバルサービス
- 広島市:株式会社ARC
- 福岡市:リンクジャパン株式会社
- 札幌市:クローバーファクタリング
- 香川県:百十四銀行
など
ただし、店舗の多くは基本的に都市圏に集中しており、地方で利用できるサービスの数は限られるのが現状です。また、福岡県の西日本ファクターのように、地域に拠点を構えていても、申込自体はオンラインで行う企業もあります。
対面契約には、担当者と直接会話しながら契約を進められる安心感があるのが魅力です。しかし、地方に拠点を構えていないファクタリング会社もあるため、選択肢は狭まるでしょう。
場所を選ばず利用できるオンラインファクタリングも選択肢のひとつ
地方でファクタリングサービスを展開しているサービスは少ないことから、オンラインファクタリングが選択肢に上がります。オンラインファクタリングは、契約から入金までのすべてがWeb上で完結するサービスです。
地方にいながら全国どこでもサービスを利用できるため、資金調達の有力な選択肢となりえます。
オンラインファクタリングには、対面での相談ができない点や、中には悪徳業者が存在するリスクもあります。しかし、適切な方法で契約先を選べば、スムーズな資金調達が可能です。
来店の手間もかからないため、対面型ファクタリングに比べて労力も少なく済むでしょう。
【オンライン対応】地方の事業者におすすめのファクタリング会社5選

ここでは、地方の事業者でも利用しやすい、おすすめのオンラインファクタリング会社を5つ紹介します。
- Easy Factor
- ビートレーディング
- 日本中小企業金融サポート機構
- QuQuMo
- PMG
さまざまな項目を比較して、自社に合ったサービスを選んでみてください。
1. Easy Factor

| 項目 | 詳細 |
| 手数料 | 2~8% |
| 入金スピード | 最短60分 |
| 対応金額 | 30万円〜 |
| 必要書類 | 直近の決算書・請求書・通帳のコピー |
Easy Factorは手続きにはZoomやクラウドサインなどのサービスを用いるため、売掛先に知られることなくすべての手続きを完了できます。北海道に拠点を構える企業の利用実績もあるため、地方の企業でも問題なく利用可能です。
手数料が2〜8%と低めの設定ながら、最短60分で入金されるスピード感が特徴です。
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| 項目 | 詳細 |
| 手数料 | ・二社間ファクタリング:4~12%程度 ・三社間ファクタリング:2~9%程度 |
| 入金スピード | 最短2時間 |
| 対応金額 | 無制限(過去実績:1万~7億円) |
| 必要書類 | 売掛債権に関する資料(請求書・契約書など)・入出金明細 |
ビートレーディングは、最短2時間での現金化を実現でき、買取率も最大98%と高い水準になっています。これまでの取引実績は7万件を超え、月間契約数は1,000件にのぼるなど、多くの企業に利用されているのが強みです。
手数料も2%〜と低く、コストを抑えながら資金調達ができます。申込時の必要書類が「売掛債権に関する書類」と「口座の入出金明細」の2つのみで済むのも、メリットといえるでしょう。
3. 日本中小企業金融サポート機構

| 項目 | 詳細 |
| 手数料 | 1.5%〜 |
| 入金スピード | 最短3時間 |
| 対応金額 | 無制限(過去実績:1万〜2億円) |
| 必要書類 | 口座の入出金履歴(直近3カ月分)・売掛金に関する資料(請求書・契約書など) |
日本中小企業金融サポート機構のファクタリングは、売掛先も含めた三社間ファクタリングの形式をとっており、手数料を最低1.5%まで抑えられることが特徴です。申込時の必要書類は「口座の入出金履歴(直近3カ月分)」と「売掛金に関する資料(請求書・契約書など)」の2つで済みます。
書類提出はオンラインのほか、メール、FAX、LINEといった複数のツールに対応しています。
さらに、AIファクタリングサービス「FACTOR⁺U(ファクトル)」を使えば、最短40分での現金化が実現します。急いでいるときや一時的なつなぎ資金を用意したいときなど、さまざまなシーンで活用できるでしょう。
4. QuQuMo

| 項目 | 詳細 |
| 手数料 | 1%〜 |
| 入金スピード | 最短2時間 |
| 対応金額 | 売掛金額の範囲 |
| 必要書類 | 請求書・通帳・本人確認書類(申込時のみ) |
QuQuMoは買取金額に上限がないため、売掛金の額次第では多額の資金を調達できる可能性があります。現金化までの時間も最短2時間と短く、請求書と通帳、本人確認書類の3点さえあれば、申込手続きが完了する手軽さが特徴です。
福岡県での利用実績もあることから、地方でも使いやすいサービスと言えるでしょう。
5. PMG

| 項目 | 詳細 |
| 手数料 | 1〜12.8% |
| 入金スピード | 最短即日 |
| 対応金額 | 50万円〜2億円 |
| 必要書類 | 通帳(3カ月分)・決算書(可能であれば2期分)・請求書 |
PMGは、土日の無料相談受付やWebサイトでできる30秒の簡単査定など、サポート体制が充実しています。とくに土日はオペレーターを増員しており、急な資金需要にも問題なく対応できる体制を整えているのが特徴です。
年間取扱件数は1万件にものぼり、実績も豊富にあります。主要都市には営業所を構え、全国各地の地域担当が相談に乗ってくれるため、対面での相談ができるのも他社にはない強みと言えます。
地方の事業者がオンラインファクタリングを使うメリット

地方の事業者がオンラインファクタリングを利用するメリットは、主に以下の3つです。
- 来店不要で時間をかけずに利用できる
- 資金調達の選択肢が広がる
- 財務に影響を与えない
それぞれ詳しく解説します。
来店不要で時間をかけずに利用できる
オンラインファクタリングは来店が不要なため、時間をかけずに利用できます。スマートフォンやパソコンがあれば職場にいながら申込手続きができ、最短即日で現金化も可能です。
また、店舗に出向くための交通費なども必要ないため、自社のコスト削減にもつながります。すぐに資金を調達したい場合や周辺にファクタリングの店舗がない事業者にとって、オンラインファクタリングは適した方法と言えるでしょう。
資金調達の選択肢が広がる
資金調達の主な種類には、融資、補助金、株式発行、M&Aなどがあります。オンラインファクタリングをこれらの選択肢に加えておくことで、その時々の状況に応じた資金調達が可能です。
ファクタリングは売掛金さえあれば申し込めるため、気軽に利用できます。融資や補助金のように調達までに時間がかかることもなく、スムーズに資金繰りの改善を実現できるでしょう。
急に資金が必要になった場合や一時的な大きな支払いに備えたいときなど、資金調達の選択肢のひとつとして持っておくと、いざというときに役立ちます。
財務に影響を与えない
ファクタリングは融資ではなく、売掛債権という会社の資産を売却する取引です。借金をするわけではないため、貸借対照表上の負債が増えることはなく、財務指標が悪化する心配もありません。よって、銀行融資などと比較すると利用しやすいサービスと言えます。
また、契約審査では申込企業よりも売掛先の信用力が重視されるため、自社が赤字を抱えていても利用できる可能性があります。
ファクタリングサービスを選ぶ際のポイント

ファクタリングサービスを選ぶ際は、以下の3点が重要です。
- 手数料が安く体系が明確か
- サポート体制は充実しているか
- 実績豊富で信頼できる会社か
それぞれの観点を総合的に比較し、自社に合ったサービスを選びましょう。
手数料が安く体系が明確か
ファクタリングサービスを利用する際は、必ず手数料がかかります。手数料をいかに安く済ませられるかによって、資金調達のコストと手元に残る資金が決まります。
サービスによっては20%近くで設定されているため、目安として10%未満のところを選ぶと良いでしょう。
また、手数料体系が明確かどうかもチェックしてみてください。相場よりはるかに安い場合や手数料がかからないと謳っている場合は、悪徳業者の可能性も考えられます。
こうした業者を利用すると、資金繰りがさらに悪化し倒産する恐れもあるため、業者の見極めは慎重に行いましょう。
サポート体制は充実しているか
サポート体制が充実していれば、申込や契約にあたっての不安や疑問を解消しやすくなります。地方の事業者は対面で相談できる店舗がないケースも多いため、相談ツールが充実しているかが重要なポイントです。
電話のつながりやすさやサポートチャットの有無など、いざというときにコミュニケーションをとりやすい体制が備わっているかチェックしておきましょう。
実績豊富で信頼できる会社か
オンラインファクタリングは、地元の銀行など見知った企業のサービスを使うわけではありません。そのため、実績が豊富で信頼できるかどうかをチェックすることも重要です。
会社の信頼度を示す指標として、取引実績数や運営歴などが挙げられます。ファクタリングを初めて利用する方で、安全性に不安を抱えている場合は、取引実績数や運営歴を中心に見ておくと良いでしょう。
多くのファクタリング会社では、自社のホームページにこれまでの実績などを記載しているため、契約前に確かめてみてください。
まとめ

オンラインファクタリングサービスなら、申込みから入金まですべてオンラインで完結します。そのため、地方に会社を構えていても問題なく利用できます。
ファクタリング会社を選ぶ際は、手数料率とサポート体制の充実度を元に比較しましょう。いち早く資金が必要な場合は、提出書類の点数が少ない会社を選ぶのがおすすめです。
Easy Factorは地方に拠点を置く会社でも利用しやすいように、オンラインファクタリングに対応しています。手数料率は2〜8%と低く設定されており、見積もりは最短10分、入金は最短60分とスピーディーです。そのため、低コストながら迅速な資金調達を実現できます。
加えて、電話やメールでの相談も受け付けており、サポート体制も万全です。資金繰りに悩んでおり、ファクタリングの利用を考えている場合は、一度申込を検討してみてはいかがでしょうか。
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東京大学法学部卒業後、三菱銀行(現三菱UFJ銀行)に入行。ニューヨーク支店での非日系企業向けコーポレートファイナンス担当を経て独立。企業の成長を資金面から支えるファイナンスの専門家として、30年以上にわたり中小企業の財務戦略・資金調達を支援。
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