【図解】3社間ファクタリングとは? 仕組みや2社間との違い、手数料率の相場を徹底解説
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ファクタリングとは、保有している売掛債権を売却して資金を調達する方法の一つです。主に3社間ファクタリングと2社間ファクタリングに分けられ、それぞれ仕組みや特徴が異なります。
本記事では、3社間ファクタリングの仕組みやメリット・デメリットなどを詳しく解説します。2社間ファクタリングとの違いについても紹介しているため、ファクタリングの利用を検討している方はぜひ参考にしてください。
【この記事で分かること】
- 3社間ファクタリングは、利用者・ファクタリング会社・売掛先の3社によって取引を進める資金調達方法
- 3社間ファクタリングは手数料率の相場が1〜9%と比較的安い
- 3社間ファクタリングは2社間ファクタリングと比べて、手数料が安い、審査に通りやすいといったメリットがある
目次
【図解】3社間ファクタリングの仕組み

3社間ファクタリングとは、利用者・ファクタリング会社・売掛先の3社が関わる、ファクタリングの契約方式です。後述する2社間ファクタリングとは異なり、売掛先を含めて取引します。そのため売掛先にファクタリングの利用を把握される点が特徴です。
3社間ファクタリングにおける、契約や売掛金回収の流れは、以下の通りです。
- 売掛先に商品やサービスを提供し、売掛債権が発生する
- 依頼するファクタリング会社を選ぶ
- ファクタリング会社の審査を受ける
- 売掛先に対して債権譲渡通知(債権を譲渡することを知らせること)を行い、売掛債権の売却を承諾してもらう
- 基本的には、利用者とファクタリング会社で契約を結ぶ
- ファクタリング会社から、手数料を差し引いた金額が振り込まれる
- ファクタリング会社が売掛先から売掛金を回収する
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの違いとは? 手数料率の相場などを比較

2社間ファクタリングとは、利用者とファクタリング会社の2社によって取引を進める方式です。2社間ファクタリングでは、一般的に以下のような流れで売掛金の売却を進めます。
- 売掛先に商品やサービスを提供し、売掛債権が発生する
- 依頼するファクタリング会社を選ぶ
- ファクタリング会社の審査を受ける
- 利用者とファクタリング会社で契約を結ぶ
- ファクタリング会社から、手数料を差し引いた金額が振り込まれる
- 利用者が売掛先から売掛金を回収する
- 利用者からファクタリング会社へ、回収した売掛金を支払う
ここからは、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの主な違いについて解説します。
1. 売掛先への通知
3社間ファクタリングを利用する場合は、売掛先に対して債権譲渡通知を行い、売掛債権の売却について承諾を得る必要があります。債権譲渡通知とは、売掛先に対して、売掛債権の所有者が利用者からファクタリング会社へ変わった事実を伝える通知のことです。
この通知によって、売掛債権を売却しようとしている事実が売掛先に知られます。ファクタリングの利用は違法ではありませんが、売掛先との関係性によっては「売掛債権を売却するということは、資金繰りや経営状況が悪化しているのではないか?」などと懸念される可能性もあるため、3社間ファクタリングを利用するときは注意しましょう。
一方、2社間ファクタリングの場合は、売掛先への通知は原則として必要ありません。利用者とファクタリング会社のみの取引で完結するため、売掛先に不安を持たれたり、関係性が悪化したりするのを避けられます。
2. 手数料率の相場
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの手数料率の相場は、以下の通りです。
- 2社間ファクタリング:8〜20%
- 3社間ファクタリング:1〜9%
2社間ファクタリングでは、利用者とファクタリング会社だけで手続きを進めます。
売掛先が取引に関わらないため、ファクタリング会社は当該の売掛債権が本当に実在するのかを売掛先に直接確認できず、売掛金の未回収リスクを抱えることになります。ファクタリング会社側のリスクがどうしても大きくなるため、2社間ファクタリングは手数料率が高くなりやすいのです。
一方、3社間ファクタリングであれば、ファクタリング会社が売掛先に直接、売掛債権の存在を確認できるため、未回収リスクを軽減できます。その分、手数料率も低めに設定されているケースが多いです。ただし、手数料率は以下のような要素によっても変動することを認識しておきましょう。
- 売掛先の信用力
- 売掛金の支払期日
例えば売掛先の信用力が低いと、売掛金の未回収リスクが高くなり、手数料率も上がりやすいです。また支払期日が長いとその分ファクタリング会社が売掛金を回収するまでの期間が延びるため、未回収リスクが高くなり手数料率も高くなる傾向にあります。
なおファクタリング会社によっても手数料率は異なるため、複数社で比較検討するのがおすすめです。
3. 売掛金の回収
2社間ファクタリングを利用する場合は、利用者が売掛先から売掛金を回収します。その後、ファクタリング会社が指定した口座へ、回収した売掛金を入金する必要があります。支払いを忘れたり、支払い期日に遅れたりしないよう注意が必要です。
一方で3社間ファクタリングにおいては、利用者ではなく、ファクタリング会社が売掛先から売掛金を回収します。売掛金を回収する手間や、ファクタリング会社へ入金する手間を減らしたい場合は、3社間ファクタリングが適しているでしょう。
4. 審査の難度
ファクタリングでは利用前に審査が行われますが、2社間ファクタリングと比較すると、3社間ファクタリングの審査は難易度が低い傾向にあります。
先述した通り、2社間ファクタリングの方が、ファクタリング会社が負う売掛金の未回収リスクが大きいため、審査の難易度も高くなりやすいのです。
3社間ファクタリングであれば、事前に売掛債権の存在を確認できるなど、売掛金の未回収リスクを抑えられるため、審査の難易度も比較的易しい傾向にあります。
5. 資金調達までの日数
資金調達までの日数にも大きな違いがあります。2社間ファクタリングの場合は、売掛先への債権譲渡通知や売却に関する承諾の必要がないため、最短即日での現金化が可能です。そのためスピーディーに資金が必要なときに適しています。
一方で3社間ファクタリングの場合は、売掛先への債権譲渡通知などが必要となり、その分工程が増えるため時間がかかりやすいです。売掛先の都合にも影響を受けるため、余裕のあるスケジュールで取引を進めましょう。
ただしファクタリング会社によっても、資金調達の日数は異なります。必要なタイミングに現金化できるかどうか、事前に確認を取りましょう。
3社間ファクタリングを利用するメリット

ここからは、3社間ファクタリングを利用するメリットをご紹介します。主なメリットは以下の通りです。
- 手数料が安い傾向にある
- 審査のハードルが低い傾向にある
- 個人事業主でも利用できる
手数料が安い傾向にある
3社間ファクタリングは、2社間ファクタリングと比較すると手数料を安く抑えられるため、より多くの資金を確保できます。
例えば、ファクタリングで200万円の売掛債権を売却する際に、手数料率が相場通りであるとすると、利用者が最終的に得られる資金は以下の通りです。
| 2社間ファクタリング | 3社間ファクタリング | |
|---|---|---|
| 手数料率の相場 | 8〜20% | 1〜9% |
| 得られる資金 | 160万〜184万円 | 182万〜198万円 |
3社間ファクタリングは手数料率が低い傾向にあるため、その分得られる資金も多いです。一方で2社間ファクタリングの手数料率は高くなりやすく、実際に受け取れる資金は少なくなります。
審査のハードルが低い傾向にある
審査におけるハードルの低さも、3社間ファクタリングのメリットの一つです。先述した通り、3社間ファクタリングでは、事前に売掛先の情報や売掛債権の存在を確認できるため、ファクタリング会社側は未回収リスクを減らせます。そのため審査の難易度も比較的低く、売掛先の経営状況に問題がなければ、サービスを利用できる可能性は高いでしょう。
個人事業主でも利用できる
3社間ファクタリングは、法人だけではなく、個人事業主も利用できます。基本的に3社間ファクタリングでは、債権を譲渡した事実を法的に証明する「債権譲渡登記」が必要ないためです。
一部の2社間ファクタリングでは債権譲渡登記を行い、利用者からファクタリング会社へ、債権を譲渡した事実を法的に示す必要があります。債権譲渡登記は法人のみが行えるため、登記が必要な場合、個人事業主は利用できないのです。
ただし2社間ファクタリングの中には、債権譲渡登記が必要ないサービスもあります。例えばファクタリングサービスのEasy factor(イージーファクター)の場合、2社間ファクタリングでありながら、債権譲渡登記をする必要がなく、企業はもちろん個人事業主も利用可能です。
3社間ファクタリングを利用するデメリット
さまざまなメリットがある一方で、3社間ファクタリングには以下のようなデメリットもあります。
- 資金を得るまでに時間がかかる
- 売掛先への通知が必要となる
- 売掛先が入金先を変更する必要がある
1. 資金を得るまでに時間がかかる
資金を得るまでに時間がかかる点は、3社間ファクタリングのデメリットの一つです。2社間ファクタリングであれば最短即日で資金を確保できるケースがありますが、3社間ファクタリングの場合は、売掛先への債権譲渡通知などが必要となり、資金を得るまでに時間がかかりやすいです。
特に、書類の郵送が必要な場合や、売掛先での承諾や捺印、法務確認のプロセスに時間を要する場合は、資金調達までに1〜2週間かかる可能性もあります。支払期日が迫っているときなどは、資金調達が間に合わないケースもあるため注意しましょう。
2. 売掛先への通知が必要となる
3社間ファクタリングでは売掛先への債権譲渡通知が必要となり、透明性を確保できる一方で、売掛先にネガティブな印象を与える可能性もあります。
ファクタリングの利用は違法ではないものの、取引先によっては、取引の中止や縮小などにつながるリスクもゼロではありません。3社間ファクタリングを利用する場合は、単に債権譲渡通知を行うだけではなく、その理由や経緯などを丁寧に説明し、ファクタリングの利用について理解してもらいましょう。
3. 売掛先が入金先を変更する必要がある
3社間ファクタリングでは、利用者ではなく、ファクタリング会社が売掛先から売掛金を回収します。そのため売掛先は、利用者の口座ではなく、ファクタリング会社が指定する口座へ振り込みを行う必要があります。
会計システムなどの設定を変更したり、いつもと違う手続きが発生したりするため、面倒だと感じる売掛先もあるかもしれません。より丁寧に取引を進めたい場合は、売掛先に対して丁寧に説明しておくとよいでしょう。
3社間ファクタリングの利用が適しているケース
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングのどちらを利用した方がよいのかは、利用者の状況やニーズによっても異なります。3社間ファクタリングの利用が適しているケースは以下の通りです。
- 初めてファクタリングを利用する場合
- 資金調達までの時間的な余裕がある場合
- 手数料を抑えたい場合
- 売掛先との関係が良好な場合
詳細について見ていきましょう。
初めてファクタリングを利用する場合
初めてファクタリングを利用する場合は、3社間ファクタリングの利用を検討するのもよいでしょう。
3社間ファクタリングは、利用者とファクタリング会社、売掛先の3社が関わり、それぞれが契約内容を確認する仕組みです。契約前に不明点があれば売掛先を交えて確認することもできるため、トラブルを防止しやすいでしょう。
資金調達までの時間的な余裕がある場合
繰り返しになりますが、3社間ファクタリングにおいては債権譲渡通知などが必要であり、資金調達までに時間がかかるため、スケジュールに余裕がある場合に適しています。
逆に、資金を素早く確保して支払いを済ませたい場合などは、2社間ファクタリングがおすすめです。目的や状況に応じて、うまく使い分けましょう。
手数料を抑えたい場合
手数料を抑えたい場合も、3社間ファクタリングを利用するのが適しています。先述した通り、3社間ファクタリングにおける手数料率の相場は1〜9%であるため、利用時の負担が2社間ファクタリングよりも軽減できる可能性があります。
ただしファクタリングの手数料率は売掛先の信用力や売掛金の支払期日、利用するファクタリング会社によっても異なります。どの程度の手数料がかかるのか、事前に確認しましょう。
ファクタリングサービスのイージーファクターの場合、2社間ファクタリングであっても手数料率は2〜8%です。イージーファクターではオンラインシステムの導入によって業務の効率化を図り、徹底的にコストを削減しているため、2社間ファクタリングでも手数料率を抑えられています。スピード見積もりも行っているので、ファクタリングを検討している方はぜひご相談ください。
売掛先との関係が良好な場合
3社間ファクタリングは、売掛先との関係が良好な場合に適しています。売掛債権の売却について売掛先へ知らせ、承諾してもらう必要があるためです。売掛先との関係が悪いと、売掛金の売却を承諾してもらえない可能性がゼロではありません
もちろん、売掛債権を売却する権利は利用者にあるとはいえ、無理に取引を進めると、売掛先との関係が悪化するかもしれません。「売掛先に対して相談しにくい」「売掛先に知られずにファクタリングを利用したい」という場合は、2社間ファクタリングを検討しましょう。
3社間ファクタリングでおすすめのファクタリング会社は? 選び方や押さえておくべきポイント

3社間ファクタリングを提供しているファクタリング会社は複数存在します。そのためどの会社に依頼するべきか悩んでしまう方もいるでしょう。
ファクタリング会社の選び方や押さえておくべきポイントは、以下の通りです。
- 実績がある
- 手数料率が分かりやすく示されている
- 偽装ファクタリングに注意する
- 使い勝手が良い
1. 実績がある
3社間ファクタリングを利用するなら、実績のあるファクタリング会社に依頼しましょう。3社間ファクタリングでは売掛先も取引に参加するため、実態をあまり把握できないファクタリング会社を選ぶと、売掛先に不審に思われてしまう可能性もあります。
一方で実績が豊富なファクタリング会社であれば、売掛先も取引に応じてくれる可能性が高まります。公式のWebサイトで資本金や運営歴などをチェックしたり、インターネットで口コミ・評判をチェックしたりするのもおすすめです。
2. 手数料率が分かりやすく示されている
3社間ファクタリングを利用するときは、Webサイトなどに手数料率や料金体系が明示されているファクタリング会社を選びましょう。中には手数料率を明示せずに、後から高額な料金を追加請求する悪徳業者も存在します。
依頼する前には相場を超える手数料率ではないか、追加費用はかからないかといったことを確認し、不明点がある場合は納得がいくまで確認をするようにしましょう。
3. 偽装ファクタリングに注意する
ファクタリングの利用時には、偽装ファクタリングに注意してください。偽装ファクタリングとは、ファクタリングを装った違法な貸付行為のことです。偽装ファクタリングを利用してしまうと、売掛金の回収ができなかった場合に返済義務を負わされたり、法外な手数料を請求されたりする可能性があります。悪質な取り立てを受けるケースもあるでしょう。
金融庁も偽装ファクタリングについて注意喚起を行っています(※)。利用前には契約内容をしっかりと読み、ノンリコース(売掛金の回収ができなかった場合でも、利用者に返済義務は生じないこと)の規定があるかどうかを確認してください。
※ 参考:金融庁.「ファクタリングの利用に関する注意喚起」.https://www.fsa.go.jp/user/factoring.html ,(参照 2026-04-05).
4. 使い勝手が良い
3社間ファクタリングを利用するなら、使い勝手が良いファクタリング会社がおすすめです。例えば、手続きがオンラインで完結する、サポートが充実しているといったサービスであれば、手軽に利用しやすいでしょう。また最短即日で入金されるサービスの場合、緊急で資金が必要になった際にも柔軟に利用できます。
まとめ:メリットやデメリットを把握した上で3社間ファクタリングを利用しましょう
3社間ファクタリングは、利用者・ファクタリング会社・売掛先の3社がかかわる資金調達の方法で、手数料が安い、審査に通りやすい、個人事業主でも利用できるなど、さまざまなメリットがあります。
一方で、資金を得るまでに時間がかかる、売掛先への通知が必要となるなどのデメリットもあるため、ファクタリングを利用する際は2社間ファクタリングと3社間ファクタリングのどちらが適しているのかをしっかり検討することが大切です。売掛先に知られずに素早く資金を調達したい場合は、2社間ファクタリングの利用を検討しましょう。
2社間ファクタリングを利用するなら、イージーファクターにお任せください。手数料率は2〜8%で、最短即日で現金化可能です。全てオンラインで完結する他、必要書類は直近の決算書(個人事業主の場合は確定申告書)・請求書・通帳のコピーの3つで急いでいるときも利用しやすいでしょう。
資金繰りにお悩みの場合や、緊急で現金が必要な場合は、お気軽にイージーファクターにご相談ください。
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